ボクシング名勝負ブログ

読むだけでボクシングに詳しくなる!名勝負を分析。検証。さらには未来の名勝負を予想します。

ムアンチャイVS張正九。さらば韓国の鷹

www.youtube.com

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前回ユーリVSムアンチャイの

2連戦をブログに書いたことで、

ムアンチャイの試合が

また見たくなってしまった。

 

ということで。今回は、

チャンピオンの

ムアンチャイキティカセム

挑戦者。韓国の鷹。

張正九が挑んだ一戦です。

張正九は一つ下の階級の

ライトフライのタイトルを

15度も防衛した名王者でした。

2階級制覇を狙って

ウンベルトゴンザレスや

ソットチタラダに挑むも判定で敗れ、

これが3回目の2階級制覇への

挑戦でした。そして、

この試合が張正九にとって

ラストファイトとなりました。

張正九は大橋秀行とも

2回戦っていたり、

たくさんの日本人挑戦者を

退けてもらったり笑

日本でも人気がありました。

なので、この試合は

日本のファンも

残念だったと思います。

1R目から張は鬼気迫る接近で、

2階級獲りへの執念が伺えます。

ムアンチャイが打たれもろい

ということもありますが、

5Rに2度、11Rに1度、

計三回のダウンを奪う大健闘でした。

 

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ただ、ダウンを奪ったラウンドや

序盤は互角に戦っていたものの、

中盤以降は前に出る張に

ムアンチャイの上下に打ち分ける

コンビネーションが

無情に炸裂し、

徐々にダメージを蓄積させられ、

張は削られていきます。

終盤の張はダメージと疲労

満身創痍という感じでした。

ムアンチャイはパンチがあるので、

 

見ている私もなぜか

効いてきました(*゚∀゚*)

 

私がパンチドランカーに

なってしまいそうです。

 

ムアンチャイのダウンもあって、

ポイントでは接っていたみたいですが、

どこか余裕のあるムアンチャイと、

限界よろしくの張の体力差が

最終回の悲劇へと

繋がっていった気がします。

 

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最後の張正九のレフェリー

もたれかかりは涙無くして

語れません。

 

張の勝ちたい気持ちが

痛いほど伝わってくる

試合だっただけに、

いい試合だったね、

なんて迂闊に言えない

試合ですね。。。

拳闘に健闘はいらない。

ジョーさんみたいなダジャレですが、

やっぱりボクサーは

勝たなきゃ意味ないんでしょうかね。

記憶に残る誇り高い敗者

みたいなのって本人は

不本意なのでしょうかね。

それでも、あえて言いたい。

張正九ナイスファイトでした

・゜・(ノД`)・゜・

 

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地味な名勝負

すぎて

画像が全然無い

ハムニダ!!!

Muangchai Kittikasem - Jung Koo Chang

 

ユーリVSムアンチャイ②ユーリの見事すぎる敵地防衛。灼熱のリマッチ。

 

www.youtube.com

 

 

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ユーリ海老原とムアンチャイキティカセムの

因縁の再戦です。

今回は立場を逆転して、

ユーリにムアンチャイが

挑む形になりました。

しかもタイで(((゜Д゜;)))

 

当時のインタビューで、

記者がユーリに、

「今回は敵地のタイに乗り込んでの

防衛戦となりますが、

不安はありませんか?」

という質問に対して

ユーリは一言、

ノープロブレム

(問題ない)

とかっこよく言っていたので、

私もノープロブレムを

日常でよく使ってました(笑)

私の場合は問題だらけ

でしたけど( ´ ▽ ` )

 

結果的にほんとに

問題ないところが

ユーリの凄さですが、

改めてこの試合を見直してみると、

第一戦とは

やはり違う展開だったんだなと。

同じようなラウンドでの

KO決着だったことや、

KOシーンの印象が強すぎたことで、

他のラウンドの記憶も

薄くなってたと思います。

こんなに序盤は神経戦だったのか、

とか。

ムアンチャイは距離を取る戦術で、

ユーリが出てこれないように

工夫してるとか、

ムアンチャイの研究と頑張りで

いい内容のリマッチに

なったんだと思います。

両者同じような

アップライトの

ボクサーファイタータイプで

ほんとによく噛み合うなぁ

という感じですね(*´ω`*)

左の差し合いだけ見ても

レベルが高いなぁと

感嘆しちゃいます。

 

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ユーリは特別なことを

してるわけではなくて、

ボクシングが非常にシンプルです。

左ジャブ左ジャブ

ワンツーストレート。

ほとんどがこのパンチで、

たまに左フックの

返しなどありますが、

元々才能あるボクサーが

徹底的に基本を磨くと

誰も届かない領域に

いくのだなと思いますし、

それと同時に

ディフェンスの巧さっていうか、

ユーリは

パンチもらわねぇー

(*゚∀゚*)

 

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ムアンチャイとの差は

オフェンス力ではなく、

守りの差。

ディフェンス力の差が

出てしまった感じです。

同じタイプのボクサーだけに、

精度の差がわかりやすく

色濃くなりますね。

敵地タイでのKO防衛。

さすがはユーリ。

今見てもめっちゃ強いっす

( ´ ▽ ` )ノ

 

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引退後のムアンチャイさん

ユーリ・アルバチャコフVSムアンチャイ・キティカセム第2戦

 

ユーリVSムアンチャイ①失神KOで歴史的奪取!伝家の宝刀右クロス炸裂。

www.youtube.com

 

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ボクシング史上

ロシア人で初めての

世界チャンピオンが

ユーリだったんです。

(((゜Д゜;)))

今ではロマチェンコ、

ゴロフキン、

コバレフ、クリチコなどなど、

少し記憶を探るだけで

あの顔やこの顔の

名王者が浮かびますが、

この時はまだロシア人が

プロボクシングに

あまり進出していない時代で、

協栄ジムがマネジメントをして、

ユーリとナザロフ、

ヤノフスキーと

 

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当時はグッシーナザロフ

 

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ヤノフスキー

 

アマチュアの世界チャンピオンを

日本のリングで育てる的な

2019年現在から見ても、

かなり画期的な

取り組みだったと思います。

後にナザロフも

世界チャンピオンになりますが、

先に世界を獲ったユーリは

ロシアのボクシング界の

野茂英雄と言っても

過言ではありません(笑)

 

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のちにリングネームは

勇利アルバチャコフになりますが、

この時はユーリ海老原

同じ協栄ジムのかつての世界王者

海老原 博幸の海老原の苗字を

もらってのリングネームでした。

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故、海老原氏。

 

ユーリ本人は

すごく嫌がっていたと

何かに書いてありましたね

( ̄▽ ̄;)

海老原さんも草葉の陰から

残念な顔をしてそうですが。。。

 

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エビちゃんもつけちゃいますけど

 

クールで淡々としている

イメージのユーリですが、

改めてこの試合をみると、

かなりアグレッシブに攻めて、

世界タイトルへの執念というか

想いといいますか。

もっとわかりやすく言うと、

なんか一生懸命な

ユーリです(笑)

 

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かなりハングリーな環境での

ボクサー生活だったこともあり、

そりゃ必死にもなるよな。

頑張れユーリ!

って感じになります。

 

チャンピオンのムアンチャイも

好きな選手だったので、

この試合はリアルタイムで観ていて

非常に興奮したことを記憶してます。

年間最高試合でしたね。たしか。

しかもこの日、

ミッキーロークがメインで。

ユーリVSムアンチャンが

まさかのセミファイナル

っていうねwww

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猫パンチのニュースの方が話題になってしまって、

 

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なんともいえない

感情になったことも

思い出してきましたよ(笑)

 

今みたいに、

YouTubeでもある時代なら、

井上尚弥選手みたいに

ユーリはもっともっと

全世界で評価されるような

選手だったのになと思います。

 

もったいない!:;(∩´﹏`∩);:

しかしユーリの神のような

右クロスは何度みても

気持ちいいですね( ´ ▽ ` )ノ

磨き上げられた

日本刀のような切れ味っす(*´ω`*)

ユーリ・アルバチャコフVSムアンチャイ・キティカセム第1戦

 

レナードVSラロンデ。圧巻の逆転KO

www.youtube.com

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子供の頃に

テレビで見た記憶がある試合で、

幼心にも興奮した試合だったと

印象があり。

気になって、観直してみたら

案の定

激アツな試合

でした(笑)

なんでレナードが

人気があったのかがわかる試合

でもありますね^^

先日の

コバレフVSウォード戦などは、

固唾を飲んで見守るような

名勝負でしたが、

同じライトヘビーの

タイトルマッチでも、

レナード、ラロンデ戦は

お祭り騒ぎの激しい打撃戦と

なりました。

こんなにムキになって

打ち合うレナードも珍しいですが、

ダウンも取られて

攻めるしかなかったのでしょうか。

レナードにしては少々雑かな?

なんて思考はこの際

いらないです(笑)

 

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勝負どころではきっちり打ち合う。

レナードはお客さんがほんとに喜ぶ

試合をしますね^^

ラッシュに雰囲気のある選手で、

パッと思い浮かぶのは

日本人では大場政夫と

辰吉が浮かびました。

大場がアモレスや

チャチャイチオノイを

逆転KOしたラッシュ、

 

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辰吉がグレグリチャードソンを

TKOに追い込んだラッシュ。

 

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あの高揚感みたいなものって

天性のスター性といいますか、

他の選手にはない、

オーラのあるラッシュ(笑)

とでも言いましょうか。

なんともいえない興奮を

覚えるじゃないですか(*´ω`*)

ボクシング好きなら

共感してもらえると思うんですが。

 

それと同じ高揚感を

感じさせてくれるのが、

シュガーレイレナードの

ラッシュだと思います。

 

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レナードの戦歴の中では、

ラロンデ戦はあまりフューチャー

されることが少ないですが

もっと高評価されてもいいかな?

なんて思います(●´ω`●)

少し引っかかるとすれば、

ラロンデはライトヘビー級の

チャンピオンだったので

本来、レナードはライトヘビー級の

タイトルを手中に収めた。

で、丸くおさまる話なのですが、

当時、新設された

スーパーミドル級のベルトも

一緒についてくる!(*゚∀゚*)

という、ジャパネットタカタも

真っ青の初回特典。笑

この謎のパッケージ問題は

後にも先にもこの試合だけなので

今でも物議が出るほどの

裁定となっています。

 

この試合で2つの階級を

獲ったことになるレナードは

5階級制覇が認められたわけです。

って、

みんな納得できてますか?

正直モヤモヤするよね(*゚∀゚*)

という話です。

しかし、

そのような政治的背景、

まつりごとを抜きにして、

誰もが楽しめる

ド派手な打ち合いの逆転KOで

ボクシングの魅力満載ですので、

まだ見たことないよ。

という方はぜひ

見てみてくださいね( ´ ▽ ` )ノ

Sugar Ray Leonard vs Donny LaLonde

ノニトドネアVSニコラスウォータース。ドネア初のKO負け【動画あり】

www.youtube.com

 

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ドネアァァァ

・・(ノД`)・゜

と思わず叫んでしまいそうな

結末でした。

やっぱ体重差もあったのか、、、

体力負けしてしまった感が

ありましたね。

2Rはドネアのいい攻撃があって、

ウォータースがグラつく、

みたいなシーンもあったのですが、

次のラウンドのウォータースは

ケロッっと

してました

(*゚∀゚*)

今までなら倒れていたはずの

パンチで倒れないし

むしろ元気となると(笑)

ドネアも驚きますよね。

 

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ドネアはフライ級から

上がってフェザー級ですから

軽いクラスならドネアの

パワーも活きてきますが、

フェザーともなると

難しいのかもしれません。

実際、この試合の後

ドネアはスーパーバンタムに

戻しているので、

ドネア自身もフェザーは

自分のクラスではないと

思ったのかもですね。

ニコラスウォータースの

ボクシングは正攻法でスキがなく

ジャブ、ワンツー、アッパーと

どれもキレがあって

崩すのが難しい。

ほんとにいいボクサーです。

昔、フリオセサールチャベスに

初黒星をつけた

フランキーランドールも

正攻法でスマートなボクシングで、

エキサイトマッチの中で

ジョーさんが、

「日本人選手も、

ランドールのスタイルは

参考にすべき」と

おっしゃられてましたが、

 

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このウォータースのスタイルも

すごく参考になりそうな気がします。

1つのクラスでの体重差は

2-3キロくらいが平均と

思うのですが、

こういう試合をみるとその

2-3キロの差が重く

のしかかってくるんだなと、

素人の私も実感してしまいます。

超レベルの高い打撃戦、

衝撃のクライマックス

ドネア、まじお疲れ!

試合でした。( ´ ▽ ` )ノ

 

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Nonito Donaire vs. Nicholas Walters

 動画あり

三浦隆司VSバルガス。三浦ラスベガスに沈む。

www.youtube.com

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現代のボクシングの主流は

相手をいかに痛めつけるか。

よりも

いかにポイントを取るか。

をテーマにした試合が多いです。

が、しかし。

この三浦隆司とバルガスの試合は、

今時珍しい激しい打撃戦。

いわゆるドツキ合い

死闘となりました。

 

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先日の山中VSモレノ2も

激しいダウンの応酬の試合でしたが、

山中モレノはやっぱ今時の

スタイリッシュ(笑)な

打撃戦だったのに対して、

三浦バルガスはどこか

昭和のボクシングを思い出すような、

なんとなく懐かしい匂いがします。

(*´ω`*)

エキサイトマッチでの

ジョーさんの解説でも、

試合後にポツリと

「なんか感動的な試合でしたね。」

とおっしゃられてました。

古き良き時代系の試合だったので、

ジョーさんもなにか感じるものも

あったのかもしれません。

 

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あと一歩、どころか

あとワンパンチ。

クリーンヒットしてたら、

三浦選手が勝っていたような

試合だったので、

結果は残念ではありますが、

いいもの観させてもらったなと

満足感が溢れる試合です。

 

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しかし、ラスベガスで

試合を生で観戦したいですよね

(>_<)

昔は旅行代理店が企画して

試合のチケット込みで

ラスベガスへ行くツアーとか

ありましたけど、

最近もあるんですかね?

ドラゴンボールがあったら

お願いしちゃいそうなくらい

行きたいですよね。

と、素人の私も憧れる

ラスベガスのリングは、

ボクサーにとっては

特別の中の特別な聖地と思います。

もっともっと

ラスベガスのリングで

日本人ボクサーが活躍することが

多くなったら

マジで嬉しいですね( ´ ▽ ` )ノ

近い将来、

そんな時代が来るでしょうね^^

Takashi Miura vs Francisco Vargas

ハグラーVSハーンズ 黄金の3ラウンズ。ラストの失神KOシーンは必見。

 

www.youtube.com

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かっこよすぎ。

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ボクシング好きでこの試合を

見たことない人はいないであろう、

クラシックの中のクラシック。

完璧な名勝負、

チャンピオンの

”マーベラス”マービンハグラーに

トーマス”ヒットマン”ハーンズが

挑戦した試合です。

試合のキャッチコピーは

大げさだったけど、

内容は普通だった。。。

みたいな試合も多い

ボクシング界ですが、

ハグラーとハーンズの

”ザ・ファイト”

キャッチフレーズそのまんまの

試合となりました。

 

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(映画のワンシーンみたいです。)

 

試合前から期待され、

ここまで激しく熱狂できる試合は

珍しいと思います。

特に1Rは圧巻です(((o(*゚▽゚*)o)))

ハーンズの右でハグラーの

額が切れるっていう(笑)

レフェリーのリチャードスティールも

後日、

「パンチで顔面が裂けるのを

初めて見た」

と証言していました。

そんなリチャードスティールの

髪型は完全にライオネルリッチーですが

(*゚∀゚*)

髪型に目がいって、

試合に集中できません。

さらにハーンズまでも

ライオネルリッチー状態なので、

リングに二人のライオネルですよ。

 

♫セイユー

セイミー♫(゚∀゚)

 

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www.youtube.com

 

やっぱ80年代のアメリカは

この髪型が流行ってたんですかね^^

 

話が脱線しましたが。

ハーンズのセコンドとしては、

もっと距離を取って

前半は打ち合わないように作戦を

立てたかったんでしょうけど、

ハーンズの闘争心が

それをさせなかったんでしょうか。

ハーンズはめちゃめちゃ好戦的な

性格だったみたいですから、

熱くなっちまったんでしょうね

(*°∀°)=3

そんなハーンズが私は

大好きなんですが(笑)

ハグラーはバリバリの

ファイターで、生粋のミドル。

ということもあって、

元々打たれ脆いハーンズとは

パンチに対する耐久力にも

差があった感じです。

ハグラーは

ハーンズのパンチがモロに入っても

あまり効いてる素振りがありません。

やせ我慢だったかもですが、

ハーンズとしては

今までなら相手が倒れたパンチなのに

全然ひるまない姿に

ビックリだったはずです(((゜Д゜;)))

「マジかよ!!

これで倒れないの!!?」

(ハーンズ心の声)

昔、アーロンプライヤーと戦った

アレクシスアルゲリヨも

同じような感想を

プライヤーとの試合の中で

感じたと言ってましたね。

KOシーンは歴史に残る

名シーンとなりました。

 

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まさにマーベラスな試合で

ハグラーにとっては

ベストバウトだったと思います。

前に何かの雑誌で読んだのですが、

ハグラーはちゃんと

マーベラスを付けて呼ばないと

怒られるって話がありましたが

もし本当なら、

芥川龍之介みたいな男ですね。

芥川氏も龍の字が間違えている手紙は

読まずに捨てたという逸話があります。

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って

どうでもええがな(;゚Д゚)

という声が聞こえますので

このへんで(●´ω`●)

何度見ても熱くなれる試合なので、

ぜひ見てみてください( ´ ▽ ` )ノ

Marvin Hagler vs Thomas Hearns

ロイジョーンズVSジェームストニー。この速さは反則レベル。パウンドフォーパウンド最強決定戦。

www.youtube.com

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www.xn--pckcu0mrev87t1zbp37q.com

 

 

やはり、

ボクシングはスピードが

一番大事なんじゃ?

と感じてしまう試合でした。

 

最近のエキサイトマッチでも

ジョーさんが、

 

「最近のボクサーはとにかく

ハンドスピードを

つける練習してる」

 

と言ってましたが、

このロイジョーンズや

フロイドメイウェザーが

先駆けとなって、

現在のボクシングの

トレンドを形成したように思います。

10ポイントマストという

採点基準を考えても、

手数が少なくて、

重たいパンチを振るよりも、

一発大きいのを当てて

ダメージを与えることより、

軽くでもいいから、

相手にジャブや手打ち気味でも

素早いコンビネーションを

打ち込んだほうがポイントを

稼げる=勝ちやすくなる。

ということで、

スピード重視のボクシングが

流行るのも無理はないかな?

と思います(●´ω`●)

 

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もちろんロイジョーンズは

速いだけでなく

パンチ力もあったので、

KOする試合も多かったですし、

全盛期は手がつけられない強さを

誇ってました。

ジェームストニーも

この頃の評価が一番高く、

この試合は当時の

パウンドフォーパウンド最強決定戦

くらいの勢いがありました。

 

蓋を開けてみたら

ここまで一方的な試合

となってしまいましたが(^_^;)

戦術や戦略などが

入る余地もないくらい

両者のスピードの差が

歴然としてました。

新幹線と各駅停車の

ようなスピードの差です。

 

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これでは

もう全然

追いつけない

笑)

 

ほとんど誰にも触れさせない頃の

ロイジョーンズに、

単発ではあるものの、

数回クリーンヒットさせた

トニーの当て勘は

逆にすごいですけど。

もう少しロイが

打ち合ってくれたらなぁー

な感じですけど、

こればっかりは勝負の世界なので

仕方ありません。

 

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ここからロイジョーンズは

最強伝説を作り、

押しも押されもせぬ存在になりました。

トニーは一時的に

低迷はしましたが、

ヘビーまであげて

あのホリフィールドを撃破したり、

4階級獲りをしてみたりと

さすがのキャリアを歩みました。

歴史が動いた名勝負なので

まだ未見の方は

ぜひぜひ見てみてください

( ´ ▽ ` )ノ

Roy Jones Jr. vs. James "Lights Out" Toney

マニーパッキャオVSマルコアントニオバレラ①歴史を変える戦い!THIS IS大番狂わせ

www.youtube.com

 

 

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今さらですが、

この試合は番狂わせだったんです。

今のマニーパッキャオを知っていると

「え?そう?」

くらいですが、

当時のマルコアントニオバレラは、

めっちゃ強く、そして評価も

めちゃ高い選手でした。

勢いはあるとはいえ、

当時のパッキャオはアメリカでは

まだ無名の選手でしたし、

この試合でパッキャオは

一躍スターダムにのし上がった

と言っても、

過言ではありません。

初回から激しい打ち合いで、

それがKOラウンドまで続く

激闘でしたが、

パッキャオのパンチが的確で、

バレラのパンチは

ほとんどクリーンヒットしません。

 

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ここまで打ち込まれた

バレラを見たのも初めてでした。

(((゜Д゜;)))

パッキャオを

研究してなかったのかな?とか、

サウスポーは苦手なのか?

などの疑問も持ち上がるとこですが、

バレラは最後まで

パッキャオのパンチの軌道を

読めてなかったように見えます。

中盤でパッキャオの

バッティングがあり、

バレラの左目の上が切れて、

ドクターチェックが入った時に、

心なしかバレラは

もう止めて欲しい

オーラがありました。

そうなるのも無理がないくらい

パッキャオの波状攻撃が

きつかったんだと思います。

 

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この頃のパッキャオの

スピードと踏み込み力は、

もう、うっとりしますね。

(*´∀`*)

こりゃ人気もでるわ!

と納得の試合でした。

バレラファンだった私は

かなりショックでしたけど(^_^;)

パッキャオ伝説は

ここから始まった的な

記念すべき一戦です。

 

余談ですが、

8R終了のインターバル中に

デラホーヤが映像で抜かれてましたが、

数年後にデラホーヤがパッキャオと

対戦することになろうとは

誰も想像できなかったですね^^

Manny Pacquiao v Marco Antonio Barrera 1

ジュリアンジャクソンVSジェラルドマクラレン②再戦はより残酷に。初回KOで完全決着

 

www.youtube.com

 

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リマッチは勢いの差も出て。

あっけない幕切れとなりました。

マクラレンは初回KOが

めちゃめちゃ多いとはいえ、

あのジュリアンジャクソンを

ここまで一方的にKOするとは、

正直言って予想外でした

(((゜Д゜;)))

 

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この試合を見終わったあと、

マクラレンの時代が到来したと

誰もが思ったと思います。

それこそパウンドフォーパウンド

最強レベルの話です。

それが、あの悪夢の

ナイジェルベン戦で

マクラレンは廃人に

なってしまうのです。

ベンに悪気はなかったとはいえ、

後頭部へのラビットパンチを

繰り返したこと。

それを注意しなかった

レフェリーの裁定。

私はあの試合が大嫌いです(`・ω・´)

ナイジェルベン戦がもしなかったら、

マクラレンは

歴史に残る名ボクサーとして

もっともっと語り継がれるような

ボクサーだったに違いありません。

名トレーナーの

エマニュエルスチュワートも

「マクラレンは今まで見てきた

ボクサーの中で一番才能がある」

と言ってましたし。

またあしたのジョー

ネタで恐縮ですが、

カーロスリベラが

ホセメンドーサにKOされて

廃人になってしまった

あの姿を思い出してしまいます。

 

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特に矢吹VSハリマオ戦の

試合後の控え室での矢吹と

カーロスのやり取りには

涙を禁じえません(´;ω;`)

 

www.youtube.com

(速攻で泣ける)

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強かった日のマクラレンをみると

いつも切なくなってしまいます。

一ファンとしては悲しい事故が

起こらないことを願うばかりです。

とは言え、ストップが早すぎると

まっ先にブーブー言うんですが(;´∀`)。

そんな自分を反省したくなる

マクラレンへの想い。

(やかましいわ!)

Gerald McClellan vs Julian Jackson II

 

倒し屋VS倒し屋。ジュリアンジャクソンVSジェラルドマクラレン①壮絶なKO決着。

 

www.youtube.com

 

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ジャクソンかわいい(*´`)

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マクラレンさまぁ~(*´`)

 

この日メインはタイソンでしたっけ?

この好カードで客席が

ガラガラはほんとありえない(笑)

 

WBCミドル級チャンピオンの

ジュリアンジャクソンに、

ジェラルドマクラレンが

挑戦した試合です。

ジャクソンもマクラレンも

共に倒し屋の異名を

欲しいままにしていた

二人だったので、

試合前からジャッジは

いらないんじゃ?

という声も聞こえてきそうな

試合でした。

ジャクソンは対戦相手を

いつも失神させてますし(笑)

マクラレンはほとんどが

初回KOっていう

タイソンみたいな選手で。

改めて試合を

見直したわけなんですが、、、

エロ動画でもみながら、

試合も見てみようと

「ながら」観戦を

決め込もうと思ったんですが、

初回から緊張感と緊迫感のある

パンチの交換で、

速攻で、エロ動画を

見てる場合じゃなくなりました

(((゜Д゜;)))

 

矢吹丈が金龍飛戦の

インターバル中の青コーナーで、

白木葉子の

「もうやめなさい」という助言に対して

「女はすっこんでろ!」

と水を上から浴びせるという

大好きな場面を思い出し、

 

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このずっしりと身が詰まった

ミカンを握りつぶしながら、

バンタムへのこだわりを

語る矢吹はまさに神。

私も矢吹に影響を受けて、

やらなくてもいい減量を

したことがありました。

「ほんとバカなんだから」

と母に言われましたね( ̄▽ ̄)

 

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好きなのよ矢吹くんあなたが!

(これはホセ戦直前)

 

ということを踏まえまして、

 

動画内の女に言ってやりましたよ。

「女はすっこんでろ!」

とね。

 

 

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ジャクソンもマクラレンも

パンチャーですが、

少し質が違う感じです。

ジャクソンはドスンドスンと

重たそうなパンチに対して、

マクラレンのパンチは

カミソリのようにソリッドで

キレのあるパンチといった印象です。

お互いの凶器が中間距離で

ビュンビュン飛び交う

銃撃戦のような打撃戦ですね!

興奮します。

(そっちの意味ではなくて)

 

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互いのパンチが届く距離が

ほぼ同じということもあって、

二人とも効いてる場面が

たびたびありました。

KOにつながった5Rの

ローブローで休憩空けからの

マクラレンの右は、

まさに稲妻のような鋭さでした。

当時リアルタイムで

観ていたのですが、

あまりにも速すぎて。

気づいたらジャクソンが

大の字になっていたことに

衝撃を覚えました。

倒し屋のマクラレンが

チャンスを逃すわけもなく、

ローブローで股間が痛かった

怒りも乗せたのか、

どーなのか(笑)

容赦ない詰めで

ジャクソンをKOしました。

センセーショナルな王座交代劇。

両者共に持ち味を発揮する、

噛み合う、噛み合いすぎる試合で

大満足間違いなしです。

 

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満足したところでエロ動画に

戻ろうと思います(しつこいですね(笑)

名勝負とはこのことだ。

といった内容ですので、

見たことない方は

ぜひぜひ見てみてくださいね

( ´ ▽ ` )ノ

 

Julian Jackson vs Gerald McClellan 1

薬師寺保栄VS辺丁一②。因縁の再戦はKOで完全決着。

www.youtube.com

リマッチです。

この日の薬師寺さん

強かったっすね(*゚▽゚*)

前回、あれだけ大苦戦した

辺に完勝です。

改めて見直すと

色々な発見があります。

もちろんこのブログの記事を

書くために集中して見ちゃう(゚∀゚)

みたいな部分は多分に

影響しておりますが。(笑)

 

今回は薬師寺

チャンピオンとしての自信。

風格みたいなものが滲み出てます。

薬師寺にとって

2度目の防衛戦だったわけですが、

一回目の対戦からそんなに

時間が経ったわけでもないのに、

薬師寺さん急成長してます

(((゜Д゜;)))

辺も面食らったでしょうね。

 

マジかよ!?

ハムニダ!!

ですよ。

 

前回の試合では薬師寺

直線的な動きが、

辺にとっては読みやすかったのか、

中盤以降は辺が主導権を

握りっぱなしだったのに対して、

今回は1R、

薬師寺が辺からダウンを奪い

(事実上ここで決着だったと思います。)

そのまま最後まで

主導権を渡しませんでした。

薬師寺はサイドステップや、

前回よりスピードが増していた。

というよりも、

踏み込みの鋭さ。

積極性が前回と比べ物にな

らなかったです。

辺は前回の薬師寺

想定していたでしょうから、

同じ戦法というか、

前回と同じように距離感で

ごまかすボクシングを

したかったんだと思います。

この距離感の作り方の

巧さこそが辺の生命線、

辺が世界チャンピオンになった

所以のような部分であります

(*´∀`*)

思いのほか踏み込んでくる

薬師寺に戸惑い、

1Rにいいパンチをもらってしまい、

そのダメージを引きずったまま

試合を進めなくては

ならなくなった感じです。

 

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薬師寺の3Rの狙いすましたストレートは

ずっと練習してた

パンチっぽいですね^^

辺は基本的に待ちのボクサーなので

ゆっくり雰囲気を作りながら、

じわじわといやらしいボクシングで

いつのまにか自分のペースになっている。

試合巧者な強みをもっていると思います。

しかし、今回は序盤に立て続けに

ダウンを食ってしまったこともあり、

中盤からはファイタータイプで

自分から攻めなければならない状況となり、

5R6Rあたりでは薬師寺

パンチをクリーンヒットして

見せ場は作れたものの、

本来の辺の持ち味である、

強か(したたか)で

ずるいボクシングからは

かけ離れていきました。

こういう部分に勝負の「あや」が

あるのでしょうか、、

攻め込まれて、

薬師寺はポイントは

失ったかもしれないけれど、

主導権、リングジェネラルシップは

決して渡すことはなかったように見えます。

もちろん薬師寺も苦しい場面は

ありましたが文句なしの

完勝だったと思います。

これだけいい勝ち方をしたけれど、

この次の試合、

あの辰吉丈一郎との伝説の統一戦では、

ほぼ全員、辰吉が勝つと思っていました

(笑)

やっくんもやってらんないですよ

・゜・(ノД`)・゜・

そんな伝説前夜の名勝負でした( ´ ▽ ` )ノ

そして今回も地味すぎる昔の試合の

しかも再戦ということで(*゚∀゚*)

当然画像検索しても、

薬師寺さんのキメ顔しか

出てこないので、

 

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オリンピックの辺さまをどうぞ。

Byun Jung-il vs Yakushiji Yasuei II (邊丁一 vs 薬師寺保栄)

薬師寺VS辺丁一①疑惑の判定?再検証

www.youtube.com

「新チャンピオン薬師寺!」

のコールに、

正直に言うと「え?マジで?」

というのが率直な感想でした

(((゜Д゜;)))

もちろん日本人選手が

勝ったのは嬉しいんですけど、、

自分の採点では、

辺丁一が取ったラウンドが、

②③⑤⑥⑧⑨⑩⑪

薬師寺が取ったラウンドが

①④⑦⑫

116-112で辺丁一の

勝ちと思いました。

1R目から激しい主導権争いがあり、

序盤のペースは

どちらのものでもない感じでしたが

中盤に入ると辺丁一が

リングジェネラルシップを

握りはじめます。

薬師寺の方が長身でリーチもあり、

体格差もスピードも

優っているように見えるのに、

なかなかリードジャブが

当たらなかったり、

辺の巧みなボディーワークと

クリンチで

空転させられてる印象でした。

アウトボクサーに対して

ファイターが空転するのは

よく見ますが、

ボクサータイプの選手が

なかなかパンチ当たらないという

珍しい光景でした。

それだけ辺は技巧派だった

ということで間違いありません。

韓国の選手は

ブルファイターが多かったですが、

辺は独特の

ボクサーファイタータイプで、

しかもサウスポーという(笑)

いかにもやりにくそうです(ーー;)

薬師寺の戸惑いも

仕方なかったと思います。

この試合以降、

薬師寺は強いチャンピオンに

なっていきますが、

この時はまだボクシングが

直線的すぎて辺にうまく

ごまかされてしまった。

という感じでしょうか、

薬師寺は最後まで距離感を

掴めないでもどかしそうです。

それでも薬師寺は堅実な

ボクシングに終始して、

最後まで闘志が衰えることなく

果敢に攻めて勝利をもぎ取りました。

微妙な判定とはいえ

勝ちは勝ちですからね。

ボクシングは乱暴な言い方をすると、

どこか

 

勝ちゃあ

いいんだよ、

勝ちゃあ。

 

みたいな要素があることは

否定できません。

苦しい試合で勝利をする

薬師寺の勝負強さみたいなものが

やっぱりチャンピオンになる

人間のいわゆる持っているもの

なのでしょう。

運を味方につけることも

必須条件なわけですから。

どの世界でも。

もちろんそんな理屈を

辺からすればふざけんな!

でしょうけどね。(笑)

辺丁一はオリンピックの

判定が納得いかなくて

座り込みをしたとかありましたね。

なんか、

ツイてないですね( ̄▽ ̄;)

判定の結果はともかくとして

両者の駆け引きや手数の多さ、

12回まで全然飽きずに

見れる好試合でしたね( ´ ▽ ` )ノ

でも地味な対決だし、

昔の試合すぎて

画像検索したら

写真が全然ない!!

(笑)

しょうがないから、

そのオリンピックの辺丁一の

座り込みの画像三連発。

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この薬師寺戦でも

やってほしかったですね

(*゚▽゚*)

これがの的なやつを。

Byun Jung-il vs Yakushiji Yasuei I (邊丁一 vs 薬師寺保栄)

トーマスハーンズVSピピノクエバス。殺し屋戴冠!絶対王者リングに沈む

www.youtube.com

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トーマスハーンズが

大好きでした

(*´ω`*)

 

と、

唐突な告白ε-(´∀`; )

ハーンズは

やっぱファイトスタイルが

かっこいいですよね(●´ω`●)

長身でジャブが強くて

チョッピングライトが強烈で、

アウトボクシングに

徹すこともできたはずなのに、

好戦的でハートが強く。

アゴの脆さなど

気にもせずに(笑)

勝ちにいく姿勢

というのでしょうか。

素直にかっこいいなと

思わせてくれる、

そんなハーンズさんが、

初めて世界チャンピオンに

なった試合であります。

チャンピオンはピピノクエバス、

当時めちゃめちゃ強くて

11度防衛中の絶対王者でした。

 

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きっちり横分けのクエバスさん。

 

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中井さんとは分け目が逆みたいです。

 

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しかも11回中10回はKOっていう。

今の山中チャンピオンみたいな

ノリですか。

リーチの差とハーンズの

独特の速いジャブに対応する前に

右を思い切りもらってしまった

感じでしたが、

あのクエバスに何もさせないで

KOしてしまうという、

センセーショナルな

戴冠劇となりました。

ハーンズは言うまでもなく

ここからスター街道を

爆進していくこととなり

レナード、デュラン、ハグラー達

黄金の中量級

言われる時代を作り、

5階級制覇の名チャンピオンに

なっていくわけです。

 

後々スーパーチャンピオンに

なるような選手は、

初戴冠の試合が

センセーショナルなことが多いと

以前トリニダードの記事で

触れましたが、

 

gokanno.hatenablog.com

 

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この試合もまさにこの理論に

当てはまる試合だったと言えます。

クエバス落日に

切なくはなりつつも、

新しい時代の幕開けの

ワクワク感もある

そんな複雑な心境になる

名勝負でした( ´ ▽ ` )ノ

 

そして、

故エマニュエルスチュワートが

若い!っていう(笑)

わかる人だけわかってください。

Pipino Cuevas vs Thomas Hearns

小林光二。王座奪取と壮絶な陥落。

www.youtube.com

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1984年の世界タイトルマッチなので、

ずいぶんと昔の試合です。

小林光二

チャンピオンになってから

在位期間がなんと、

3ヶ月くらいの

短命チャンピオンでした。

短命だったせいもあり、

歴代の日本人

世界チャンピオンの中でも

少々存在感が薄い

印象がありますが、

小林の2度の世界戦は、

すごく興奮します。

セデニョに浴びせた左ストレート、

ダウンを取ってからの詰め。

もし防衛を伸ばせていたら、

人気あるチャンピオン

になってたんだと思います。

80年代のイケメンって

感じもしますしね^^

 

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Koji Kobayashi KO2 Frank Cedeno

 

んで、こちらが陥落した初防衛戦です。

www.youtube.com

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ガブリエルベルナル

というメキシコの挑戦者で、

当時の1位ですので、

指名挑戦だったんですかね。

ちなみにベルナルは、

チャンピオンになった後の

防衛戦で、

タイのソットチタラダに

敗れて陥落しています。

「あのチタラダの時代なのね」

と、なんとなく背景も

浮かび上がってきますね(*゚∀゚*)

ソットチタラダは

長期政権を築きますが、

同じタイの

ムアンチャイキティカセム

KOされてタイトルを失います。

そのムアンチャイも

長く防衛しましたが、

勇利アルバチャコフ

(当時はユーリ海老原

にKOされてタイトルを失い、

その後勇利は防衛を重ねましたが、

またタイの

チャッチャイダッチボーイジムに

判定で敗れて引退します。

そのチャッチャイから

タイトルを奪ったのが

あの

マニーパッキャオです。

と完全に話脱線しましたが、

チャンピオンの推移を

紐解いていくのが

ボクシング好きには

たまらないわけです(笑)

そのチャッチャイと

パッキャオの試合はこれ。

 

gokanno.hatenablog.com

 

話を小林光二に戻します。

最後のKOシーンは強烈でした。

マットに沈むとはこのことだ。

という感じです。

 

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昔、何かのボクシング雑誌

に書いてありましたが、

この試合が原因なのか、

小林選手はパンチアイに

なってしまった。

と書かれていた記憶があります。

(真偽のほどは

定かではありませんが)

2回KOでチャンピオンになり、

2回KOで陥落。

とても印象に残る試合と

思いますので

ぜひ見てみてください( ´ ▽ ` )ノ

Gabriel Bernal KO2 Koji Kobayashi