ボクシング名勝負ブログ

読むだけでボクシングに詳しくなる!名勝負を分析。検証。さらには未来の名勝負を予想します。

アセリノフレイタスVSホルヘバリオス。大逆転ノックアウト!衝撃のクライマックス。

 

www.youtube.com

 

 

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この試合、

昔から大好きなんです(*´ω`*)

激しい打ち合い、

意地のぶつかり合い、

ダウンの応酬、

逆転KO、

ドラマチック過ぎる

クライマックスへの

流れも完璧で、スリリングで

最高にたぎる試合。(*゚∀゚*)

 

チャンピオンは

ブラジリアンボンバーと呼ばれた、

ハードパンチャーの

アセリノフレイタス。

挑戦者はアルゼンチンのハイエナ、

ホルヘバリオスです。

 

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サッカーなどでも、

ブラジルとアルゼンチンは

ライバル国と言われて

盛り上がるみたいですが、

ボクシングの世界戦で

ブラジルとアルゼンチンは

珍しい組み合わせかもしれません。

それもあってか、

動画でも会場の盛り上がりが

ビシビシ伝わってきます(笑)

フレイタスが人気があったのは

もちろんですが。

バリオスは勇敢すぎるボクサーで、

ハードパンチャーの中の

ハードパンチャーの

フレイタスの懐に、

ガンガン潜って打ち合います。

バリオスは火事の時にも

バケツの水をかぶって、

家の中に飛び込むタイプ

でしょうね(*゚∀゚*)

その勇気がこの試合では、

良くも転がり、

悪くも転がってしまった感じです。

 

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まさに

ハイリスク

ハイリターン

(笑)

を地で行く。

ということでしょうか。

10Rにバリオスは左目の流血を

レフェリーの服で拭く。

という並々ならぬ勝利への

執念を見せます。

11Rにフレイタスから

ダウンを奪った時点で、

ポイントは取ってると思って、

ムリには打ち合わなくても

良かったのに、と

思ってしまいそうですが、

もう誰もバリオスを止めれない。

(●´ω`●)

11Rのバリオスのダウンシーンが

またショッキングで、

立ち上がった後、

何が起こったかわからない表情で

すごく印象的でした。

それほどまでにフレイタスのパンチが

強烈だったということです。

鼓膜まで破れてたということですから

驚きです。((((;゚Д゚)))))))

あきらめかけていた後の

劇的KO勝利ということで

最後の会場のボルテージも

かなりヤバいです。

この盛り上がりが見たくて、

この試合を何度もみてしまう

自分がいます。

皆さんもぜひぜひ

見てみて下さい( ´ ▽ ` )ノ

Acelino Freitas v Jorge Barrios

 

フロイドメイウェザー初戴冠。ヘナロエルナンデス、引退試合。

www.youtube.com

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チャンピオンの

ヘナロエルナンデスは

日本でもお馴染みの

世界チャンピオンでした。

渡辺雄二や竹田益朗を

全くと言っていいほど寄せ付けず、

レベルの違いを見せつけてくれました。

そのエルナンデスが

フロイドメイウェザーを相手にすると、

逆に何もできずに

終わってしまう。。。

世界は広く、

上には上がいるなと。

ボクシングの世界の厳しさを

物語るような一戦でした。

 

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メイウェザーは2015年に

チャンピオンのまま、

無敗のまま引退しましたが、

そのメイが初めて獲った

タイトルがこの試合で。

今では信じられないですが、

試合後に嬉し泣きをする姿も

すごく貴重です(笑)

そして、エルナンデスは

この試合を最後に

引退ということなので、

新旧交代の一戦でもありました。

エルナンデスは生涯戦績で

2度の敗北がありますが、

このメイウェザーに敗れたのと

デラホーヤに

敗れただけの2敗なので、

暴論ですが、

無敗で引退だったと

言っても

過言ではありません

(*゚∀゚*)

メイとデラですからね、

もう仕方ありません。

試合も最後のラウンドまで

メイが完全に支配して、

おそらくフルマークだったと思います。

やっぱスピードの差が

どうにもこうにも

ならなかったですね(-.-;)

エルナンデスが一発打つに対して

メイは5、6発は入れてくる

勢いですからね。

エルナンデスは

紳士的なボクサーで、

私も好きだっただけに

愕然とする試合でした。

口は常に半開きデスよ(*゚▽゚*)

そして、エルナンデスは

発症率が極めて低いとされる癌の一種

「横紋筋肉腫」に侵され

闘病生活に入り、

2009年暮れにいったんは快復したものの、

その後再発し、2011年6月7日、

カリフォルニア州の自宅で死去。

45歳没

とウィキペディアに書いてあるので、

亡くなってしまっています。

・゜・(ノД`)・゜・

知らなかったよ、

エルナンデス。

 

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改めて動画見て、

内容もさる事ながら。

ウィキ見てのダブルショックでした。

メイウェザーはキャリア晩年の、

10ポイントマストシステムの

申し子と皮肉られている

ボクシングとは違って笑

とても好戦的で。

負けないボクシングというより、

勝ちに行くボクシングで、

昔は打ち合ってたりしたのね!

(((゜Д゜;)))

という発見もあった試合でした。

色々と歴史が動いた一戦なので、

ぜひぜひ見てみてください

(*´ω`*)

 

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Floyd Mayweather Jr vs Genaro Hernandez

鬼塚勝也VS松村謙一。鬼塚初防衛!稲妻のような左。

www.youtube.com

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父親に連れられて、

日本武道館で観戦した

思い出の試合です^^

当時高校生だった私のヒーローは

矢吹丈と鬼塚勝也でした。

部屋には鬼塚のポスターを貼り、

あしたのジョーのビデオを

何度も繰り返し見る。

そしてリングジャパンで

売られていたボクシングのビデオを

買い漁る。

お小遣いをほぼ全て

ボクシングにつぎ込むという

狂った青春時代でした。

(*´∀`*)

 

この試合は、

タノムサクシスボーベーとの

王座決定戦で判定勝ちした

鬼塚の初防衛戦でした。

疑惑の判定とか色々言われてましたが、

当時は10ポイントマストシステムが

日本国内でそれほど

浸透していなかったことも、

あれだけの騒ぎになってしまった。

と書きたいとこでしたが。

亀田VSランダエタ戦でも

判定の物議が出てましたね。

 

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この前のエキサイトマッチで、

ジョーさんが10ポイントマストを

日本タイトルマッチでも

ノンタイトルであっても採用すべき。

10ポイントマストを

常に意識していないと

世界戦の時に戦略を間違える。と

おっしゃられてましたが、

激しく同意します。

今だに民放のボクシングの解説で

○○さんの採点は

10対10のイーブンです。

とか聞くと、口半開きになります。

解説者が

ルール知らねぇ

じゃねぇかと。

笑)

有効なクリーンヒット

(いかに相手にダメージを与えたか)

 

攻勢(ただ突進するだけではなく、

手数を出しているか)

 

ディフェンス

(攻撃に繋がるような防御技術か)

 

リングジェネラルシップ

(主導権はどちらが取っているのか)

 

最近は改善されてる部分も

多いようですが、

判定での問題が持ち上がるたびに、

批判している中で

どれだけの人がボクシングの

採点基準に精通しているのだろうか?

と思います。

 

疑問に思うところ。

正直あります。

 

ほんとにルールわかって

批判してますか?

 

と思います。

 

しかもその批判がジャッジにではなく、

選手に向けられてしまうのも、

ボクシングファンとして

心底悲しくなります。

と、完全に脱線しましたが!

(*゚∀゚*)

 

挑戦者の松村謙一は

これが4度目の世界挑戦で

ラストチャンスと言われてました。

 

本名は謙二だったと思うんですが、

二というのが縁起が悪いから

一にしたみたいな話が

ありました(●´ω`●)

 

過去三回の挑戦は

カオサイギャラクシーに2度、

文成吉に敵地韓国で挑戦。

強いチャンピオンが

相手だった不運もありました。

鬼塚が苦戦したタノムサクにも

東洋太平洋タイトルマッチで、

松村が判定で勝利していたことも

話題になってましたね^^

今では日本人同士の世界戦は

頻繁に興行される時代になりましたが、

鬼塚VS松村の日本人同士の世界戦は、

当時、7年ぶりくらい

だったみたいです(((゜Д゜;)))

松村さんは学校の教員のお仕事も

されていて、さすがは先生らしく

私が試合会場でサインを求めたら、

快くサインしてくれて

めちゃ感じがよかったので。

(*´∀`*)

心では鬼塚を応援しつつも、

少し複雑な気持ちで

観戦していた記憶があります。

直接会ってしまうと、

ファンになってしまうとか

ありますよね(笑)

 

現代ボクシングのスピードに

慣れているので、

今見ると鬼塚はどうなんだろう?

と訝しげに動画をみましたが、

 

鬼塚の左のリード

めっちゃ速い

(笑)

 

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今でも日本チャンピオンくらいには

なれんじゃないか?

とずっと思われてる鬼塚さん。

あ、やっぱ速いのね(^_^;)

と納得しました。

松村もコンディションがよく

パンチもキレてましたが、

この鬼塚の左には、

ほとんど反応できなかったですね。

ちなみに、会場は鬼塚ファンの

女性が多かったですが、

思いのほか、

松村の応援も多かったです。

野郎は松村を

応援したくなりますかね^^

それにしても、鬼塚の入場の時の曲は

いつもかっこよかったですね( ´ ▽ ` )ノ

 

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Katsuya Onizuka - Kenichi Matsumura

大橋秀行 vs 崔漸煥。歴史と記憶に刻まれる試合。

 

www.youtube.com

 

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日本のボクシング関係者、

ボクシングファンにとって

この試合は特別です。

 

なにしろ…

 

六車卓也△ 12R 判定

ウィルフレド・バスケス

 

神代英明● 7R TKO

ソット・チタラダ

 

尾崎富士雄(帝拳)● 12R 判定 

マーロン・スターリング(米国)

 

横沢健二(三迫● 3R TKO

レオ・ガメスベネズエラ)

 

大橋秀行(ヨネクラ) ● 8R TKO

張正九(韓国)

 

内田好之(上福岡) ● 5R TKO

ヒルベルト・ローマン(メキシコ)

 

畑中清詞(松田)● 12R 判定

ヒルベルトローマン(メキシコ)

 

六車卓也大阪帝拳)● 11R TKO

ファン・ホセ・エストラーダ 

 

エミール松島(洛翠)● 12R 判定 

金容江(韓国)

 

小見山カツミ(ハラダ)● 10R TKO

柳明佑(韓国)

 

小林智昭(角海老宝石

● 5R KO文成吉(韓国)

 

レパード玉熊(国際)● 12R 判定

金容江(韓国)

 

杉谷満(協栄)● 10R KO

アントニオ・エスパラゴサ

ベネズエラ) 

松村謙二(加古川神戸)● 12R 判定

カオサイ・ギャラクシー(タイ)

 

平仲明信(沖縄)● 12R 判定 

ファン・マルチン・コッジ

(アルゼンチン)

 

 井岡弘樹グリーンツダ)● 11R TKO

ナパ・キャットワンチャイ(タイ)

 

大鵬健文(グリーンツダ)● 11R KO

柳明佑(韓国)

 

松村謙二(加古川神戸)● 12R TKO

カオサイ・ギャラクシー(タイ)

 

尾崎富士雄(帝拳) ● 4R TKO

マーク・ブリーランド(米国)

 

田島吉秋(ベル協栄) ● 7R KO

白仁鉄(韓国)

 

徳島尚(グリーンツダ)● 7R TKO

柳明佑(韓国)

 

ここまで、

日本はなんと

世界戦21連敗

でした(*゚∀゚*)

六車はバスケス

勝ってたんじゃね?

とかは置いておいて、

この時の日本ボクシング界は

まさに呪われていた状態です。

 

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千葉ロッテでも

17連敗ですからね!

(((゜Д゜;)))

ジョニー

・゜・(ノД`)・゜・

※ゴンザレスではありません。

 

 

ドラクエならば間違いなく

教会に行かねば状態。

今は世界チャンピオンが

たくさんいる日本ですが、

このような暗黒時代が

あったんです。

この連敗記録ですが、

後に世界チャンピオンになる、

または返り咲く

畑中、玉熊、平仲、井岡の

面々がいることも興味深いです。

 

と、そんな中での劇的な

KO奪取を見せた大橋は

日本ボクシング界の救世主。

英雄となりました。

 

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大橋は天性の

カウンターパンチャーだったので、

コリアンファイターのような

前へガンガン攻めてくる選手との

相性が良かったように感じます。

序盤から激しい打ち合いを

繰り広げつつも、

正確さで勝る大橋のパンチが

チャンピオンの崔を捉えることが多く

崔の焦りを誘っていました。

意外だったのは、

ボディでのKOシーンが

印象的だったので

序盤から大橋はボディを

コツコツ当てていたように

思っていたのですが、

ほとんどボディへの攻撃は

見られませんでした。

だからこそ、チャンピオンは

ボディへの警戒心が薄く

モロに効いてしまったのかも

しれません。

 

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大橋はこの後2度目の防衛戦で、

あのリカルドロペスに

敗れて王座陥落。

その後WBA崔煕庸

判定勝ちで王座返り咲きするも、

初防衛戦でチャナポーパオインに

敗れて短命王座となりました。

在位期間は短かったものの、

この崔漸煥戦はとても印象深く。

心に残っていることで

歴代の日本の

世界チャンピオンの中でも

記憶に残るチャンピオン

なのだと思います。

後楽園ホールが揺れた

記念すべき世界タイトルマッチ。

何度見ても気持ちいいので

ぜひぜひ見てみてください( ´ ▽ ` )ノ

 

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Hiroyuki vs OhashiJum Hwan Choi

 

張正九VS大橋秀行第2戦。これぞララパルーザ

www.youtube.com

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漫画はじめの一歩の中で、

千堂VS幕ノ内の

日本フェザー級タイトルマッチの

煽り文句が

ララパルーザ(地鳴り)

でしたが、

張正九VS大橋秀行の

タイトルマッチは、

まさにララパルーザという感じの

壮絶な打撃戦になりました^^

こういう打ち合いの試合と

後楽園ホールの相性が抜群です。

 

明太子とご飯くらいの

相性のよさあります(*゚∀゚*)

張と大橋はこれがリマッチで、

1戦目は韓国で張が

5RTKOで勝利して、

今回は日本でのリマッチ

という流れでした。

7戦目での挑戦だったり、

KOで敗れた相手との

リマッチだったりで、

米倉会長の大橋への

期待感をうかがわせる

マッチメークですね。

具志堅は100年に一人の天才

と言われていたことに対抗して、

大橋のことを150年に

一人の天才と公言してました。

 

そこは、

200年でいいだろ

((((;゚Д゚)))))))

というツッコミは

置いておいて。

 

実際にこのあと大橋はミニマム級

(当時はストロー級)

のタイトルをWBA、WBCと

2度に渡って戴冠します。

最初のタイトル奪取はWBCで

日本人挑戦者の世界戦連敗を

21でストップした

功績も忘れては

いけません。

今ではボクシングジムなのか、

相撲部屋の親方なのか

ちょっとわからなくなってしまう

時がありますが(笑)

 

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この試合、

1988年だったみたいですね。

今から約20年前ですか。

エキサイトマッチなどで

近代ボクシングを

見すぎていることもあって、

ボクシングという競技が

年数とともに

変化していることがわかります。

ロマチェンコの試合のあとに

張VS大橋戦とか見ると、

マジでヤバいです(笑)

 

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神チェンコ。

 

ロマチェンコは自分が

知ってるボクサーの中でも

最高傑作では?

と思いますし、

今後もボクシングの常識の壁を

どんどん壊してほしいです。

 

と話が逸れました(●´ω`●)

 

意地と意地がぶつかるような

ド突き合いって最近ほんとに

少ない感じです。

息が詰まるような神経戦や、

ため息が出るような

テクニック戦もいいんですが、

熱い殴り合いも

やっぱりいいですよね(*´ω`*)

 

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いつからか、

韓国はボクシングジムがなくなって、

競技人口が減り、

韓国人世界チャンピオンが

いなくなってしまいました。

これも時代の移り変わりなので

どうしようもないことですが、

寂しいことですね。

 

2018年現在、

今のボクシング業界では

イギリスが一番盛り上がってますが、

これも時代とともに

変わっていくのでしょうね^^

張正九VS大橋秀行の

古き良きボクシング

ぜひ楽しんでください( ´ ▽ ` )ノ

ムアンチャイVS張正九。さらば韓国の鷹

www.youtube.com

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前回ユーリVSムアンチャイの

2連戦をブログに書いたことで、

ムアンチャイの試合が

また見たくなってしまった。

 

ということで。今回は、

チャンピオンの

ムアンチャイキティカセム

挑戦者。韓国の鷹。

張正九が挑んだ一戦です。

張正九は一つ下の階級の

ライトフライのタイトルを

15度も防衛した名王者でした。

2階級制覇を狙って

ウンベルトゴンザレスや

ソットチタラダに挑むも判定で敗れ、

これが3回目の2階級制覇への

挑戦でした。そして、

この試合が張正九にとって

ラストファイトとなりました。

張正九は大橋秀行とも

2回戦っていたり、

たくさんの日本人挑戦者を

退けてもらったり笑

日本でも人気がありました。

なので、この試合は

日本のファンも

残念だったと思います。

1R目から張は鬼気迫る接近で、

2階級獲りへの執念が伺えます。

ムアンチャイが打たれもろい

ということもありますが、

5Rに2度、11Rに1度、

計三回のダウンを奪う大健闘でした。

 

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ただ、ダウンを奪ったラウンドや

序盤は互角に戦っていたものの、

中盤以降は前に出る張に

ムアンチャイの上下に打ち分ける

コンビネーションが

無情に炸裂し、

徐々にダメージを蓄積させられ、

張は削られていきます。

終盤の張はダメージと疲労

満身創痍という感じでした。

ムアンチャイはパンチがあるので、

 

見ている私もなぜか

効いてきました(*゚∀゚*)

 

私がパンチドランカーに

なってしまいそうです。

 

ムアンチャイのダウンもあって、

ポイントでは接っていたみたいですが、

どこか余裕のあるムアンチャイと、

限界よろしくの張の体力差が

最終回の悲劇へと

繋がっていった気がします。

 

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最後の張正九のレフェリー

もたれかかりは涙無くして

語れません。

 

張の勝ちたい気持ちが

痛いほど伝わってくる

試合だっただけに、

いい試合だったね、

なんて迂闊に言えない

試合ですね。。。

拳闘に健闘はいらない。

ジョーさんみたいなダジャレですが、

やっぱりボクサーは

勝たなきゃ意味ないんでしょうかね。

記憶に残る誇り高い敗者

みたいなのって本人は

不本意なのでしょうかね。

それでも、あえて言いたい。

張正九ナイスファイトでした

・゜・(ノД`)・゜・

 

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地味な名勝負

すぎて

画像が全然無い

ハムニダ!!!

Muangchai Kittikasem - Jung Koo Chang

 

ユーリVSムアンチャイ②ユーリの見事すぎる敵地防衛。灼熱のリマッチ。

 

www.youtube.com

 

 

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ユーリ海老原とムアンチャイキティカセムの

因縁の再戦です。

今回は立場を逆転して、

ユーリにムアンチャイが

挑む形になりました。

しかもタイで(((゜Д゜;)))

 

当時のインタビューで、

記者がユーリに、

「今回は敵地のタイに乗り込んでの

防衛戦となりますが、

不安はありませんか?」

という質問に対して

ユーリは一言、

ノープロブレム

(問題ない)

とかっこよく言っていたので、

私もノープロブレムを

日常でよく使ってました(笑)

私の場合は問題だらけ

でしたけど( ´ ▽ ` )

 

結果的にほんとに

問題ないところが

ユーリの凄さですが、

改めてこの試合を見直してみると、

第一戦とは

やはり違う展開だったんだなと。

同じようなラウンドでの

KO決着だったことや、

KOシーンの印象が強すぎたことで、

他のラウンドの記憶も

薄くなってたと思います。

こんなに序盤は神経戦だったのか、

とか。

ムアンチャイは距離を取る戦術で、

ユーリが出てこれないように

工夫してるとか、

ムアンチャイの研究と頑張りで

いい内容のリマッチに

なったんだと思います。

両者同じような

アップライトの

ボクサーファイタータイプで

ほんとによく噛み合うなぁ

という感じですね(*´ω`*)

左の差し合いだけ見ても

レベルが高いなぁと

感嘆しちゃいます。

 

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ユーリは特別なことを

してるわけではなくて、

ボクシングが非常にシンプルです。

左ジャブ左ジャブ

ワンツーストレート。

ほとんどがこのパンチで、

たまに左フックの

返しなどありますが、

元々才能あるボクサーが

徹底的に基本を磨くと

誰も届かない領域に

いくのだなと思いますし、

それと同時に

ディフェンスの巧さっていうか、

ユーリは

パンチもらわねぇー

(*゚∀゚*)

 

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ムアンチャイとの差は

オフェンス力ではなく、

守りの差。

ディフェンス力の差が

出てしまった感じです。

同じタイプのボクサーだけに、

精度の差がわかりやすく

色濃くなりますね。

敵地タイでのKO防衛。

さすがはユーリ。

今見てもめっちゃ強いっす

( ´ ▽ ` )ノ

 

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引退後のムアンチャイさん

ユーリ・アルバチャコフVSムアンチャイ・キティカセム第2戦

 

ユーリVSムアンチャイ①失神KOで歴史的奪取!伝家の宝刀右クロス炸裂。

www.youtube.com

 

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ボクシング史上

ロシア人で初めての

世界チャンピオンが

ユーリだったんです。

(((゜Д゜;)))

今ではロマチェンコ、

ゴロフキン、

コバレフ、クリチコなどなど、

少し記憶を探るだけで

あの顔やこの顔の

名王者が浮かびますが、

この時はまだロシア人が

プロボクシングに

あまり進出していない時代で、

協栄ジムがマネジメントをして、

ユーリとナザロフ、

ヤノフスキーと

 

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当時はグッシーナザロフ

 

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ヤノフスキー

 

アマチュアの世界チャンピオンを

日本のリングで育てる的な

2019年現在から見ても、

かなり画期的な

取り組みだったと思います。

後にナザロフも

世界チャンピオンになりますが、

先に世界を獲ったユーリは

ロシアのボクシング界の

野茂英雄と言っても

過言ではありません(笑)

 

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のちにリングネームは

勇利アルバチャコフになりますが、

この時はユーリ海老原

同じ協栄ジムのかつての世界王者

海老原 博幸の海老原の苗字を

もらってのリングネームでした。

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故、海老原氏。

 

ユーリ本人は

すごく嫌がっていたと

何かに書いてありましたね

( ̄▽ ̄;)

海老原さんも草葉の陰から

残念な顔をしてそうですが。。。

 

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エビちゃんもつけちゃいますけど

 

クールで淡々としている

イメージのユーリですが、

改めてこの試合をみると、

かなりアグレッシブに攻めて、

世界タイトルへの執念というか

想いといいますか。

もっとわかりやすく言うと、

なんか一生懸命な

ユーリです(笑)

 

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かなりハングリーな環境での

ボクサー生活だったこともあり、

そりゃ必死にもなるよな。

頑張れユーリ!

って感じになります。

 

チャンピオンのムアンチャイも

好きな選手だったので、

この試合はリアルタイムで観ていて

非常に興奮したことを記憶してます。

年間最高試合でしたね。たしか。

しかもこの日、

ミッキーロークがメインで。

ユーリVSムアンチャンが

まさかのセミファイナル

っていうねwww

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猫パンチのニュースの方が話題になってしまって、

 

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なんともいえない

感情になったことも

思い出してきましたよ(笑)

 

今みたいに、

YouTubeでもある時代なら、

井上尚弥選手みたいに

ユーリはもっともっと

全世界で評価されるような

選手だったのになと思います。

 

もったいない!:;(∩´﹏`∩);:

しかしユーリの神のような

右クロスは何度みても

気持ちいいですね( ´ ▽ ` )ノ

磨き上げられた

日本刀のような切れ味っす(*´ω`*)

ユーリ・アルバチャコフVSムアンチャイ・キティカセム第1戦

 

レナードVSラロンデ。圧巻の逆転KO

www.youtube.com

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子供の頃に

テレビで見た記憶がある試合で、

幼心にも興奮した試合だったと

印象があり。

気になって、観直してみたら

案の定

激アツな試合

でした(笑)

なんでレナードが

人気があったのかがわかる試合

でもありますね^^

先日の

コバレフVSウォード戦などは、

固唾を飲んで見守るような

名勝負でしたが、

同じライトヘビーの

タイトルマッチでも、

レナード、ラロンデ戦は

お祭り騒ぎの激しい打撃戦と

なりました。

こんなにムキになって

打ち合うレナードも珍しいですが、

ダウンも取られて

攻めるしかなかったのでしょうか。

レナードにしては少々雑かな?

なんて思考はこの際

いらないです(笑)

 

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勝負どころではきっちり打ち合う。

レナードはお客さんがほんとに喜ぶ

試合をしますね^^

ラッシュに雰囲気のある選手で、

パッと思い浮かぶのは

日本人では大場政夫と

辰吉が浮かびました。

大場がアモレスや

チャチャイチオノイを

逆転KOしたラッシュ、

 

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辰吉がグレグリチャードソンを

TKOに追い込んだラッシュ。

 

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あの高揚感みたいなものって

天性のスター性といいますか、

他の選手にはない、

オーラのあるラッシュ(笑)

とでも言いましょうか。

なんともいえない興奮を

覚えるじゃないですか(*´ω`*)

ボクシング好きなら

共感してもらえると思うんですが。

 

それと同じ高揚感を

感じさせてくれるのが、

シュガーレイレナードの

ラッシュだと思います。

 

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レナードの戦歴の中では、

ラロンデ戦はあまりフューチャー

されることが少ないですが

もっと高評価されてもいいかな?

なんて思います(●´ω`●)

少し引っかかるとすれば、

ラロンデはライトヘビー級の

チャンピオンだったので

本来、レナードはライトヘビー級の

タイトルを手中に収めた。

で、丸くおさまる話なのですが、

当時、新設された

スーパーミドル級のベルトも

一緒についてくる!(*゚∀゚*)

という、ジャパネットタカタも

真っ青の初回特典。笑

この謎のパッケージ問題は

後にも先にもこの試合だけなので

今でも物議が出るほどの

裁定となっています。

 

この試合で2つの階級を

獲ったことになるレナードは

5階級制覇が認められたわけです。

って、

みんな納得できてますか?

正直モヤモヤするよね(*゚∀゚*)

という話です。

しかし、

そのような政治的背景、

まつりごとを抜きにして、

誰もが楽しめる

ド派手な打ち合いの逆転KOで

ボクシングの魅力満載ですので、

まだ見たことないよ。

という方はぜひ

見てみてくださいね( ´ ▽ ` )ノ

Sugar Ray Leonard vs Donny LaLonde

ノニトドネアVSニコラスウォータース。ドネア初のKO負け【動画あり】

www.youtube.com

 

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ドネアァァァ

・・(ノД`)・゜

と思わず叫んでしまいそうな

結末でした。

やっぱ体重差もあったのか、、、

体力負けしてしまった感が

ありましたね。

2Rはドネアのいい攻撃があって、

ウォータースがグラつく、

みたいなシーンもあったのですが、

次のラウンドのウォータースは

ケロッっと

してました

(*゚∀゚*)

今までなら倒れていたはずの

パンチで倒れないし

むしろ元気となると(笑)

ドネアも驚きますよね。

 

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ドネアはフライ級から

上がってフェザー級ですから

軽いクラスならドネアの

パワーも活きてきますが、

フェザーともなると

難しいのかもしれません。

実際、この試合の後

ドネアはスーパーバンタムに

戻しているので、

ドネア自身もフェザーは

自分のクラスではないと

思ったのかもですね。

ニコラスウォータースの

ボクシングは正攻法でスキがなく

ジャブ、ワンツー、アッパーと

どれもキレがあって

崩すのが難しい。

ほんとにいいボクサーです。

昔、フリオセサールチャベスに

初黒星をつけた

フランキーランドールも

正攻法でスマートなボクシングで、

エキサイトマッチの中で

ジョーさんが、

「日本人選手も、

ランドールのスタイルは

参考にすべき」と

おっしゃられてましたが、

 

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このウォータースのスタイルも

すごく参考になりそうな気がします。

1つのクラスでの体重差は

2-3キロくらいが平均と

思うのですが、

こういう試合をみるとその

2-3キロの差が重く

のしかかってくるんだなと、

素人の私も実感してしまいます。

超レベルの高い打撃戦、

衝撃のクライマックス

ドネア、まじお疲れ!

試合でした。( ´ ▽ ` )ノ

 

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Nonito Donaire vs. Nicholas Walters

 動画あり

三浦隆司VSバルガス。三浦ラスベガスに沈む。

www.youtube.com

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現代のボクシングの主流は

相手をいかに痛めつけるか。

よりも

いかにポイントを取るか。

をテーマにした試合が多いです。

が、しかし。

この三浦隆司とバルガスの試合は、

今時珍しい激しい打撃戦。

いわゆるドツキ合い

死闘となりました。

 

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先日の山中VSモレノ2も

激しいダウンの応酬の試合でしたが、

山中モレノはやっぱ今時の

スタイリッシュ(笑)な

打撃戦だったのに対して、

三浦バルガスはどこか

昭和のボクシングを思い出すような、

なんとなく懐かしい匂いがします。

(*´ω`*)

エキサイトマッチでの

ジョーさんの解説でも、

試合後にポツリと

「なんか感動的な試合でしたね。」

とおっしゃられてました。

古き良き時代系の試合だったので、

ジョーさんもなにか感じるものも

あったのかもしれません。

 

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あと一歩、どころか

あとワンパンチ。

クリーンヒットしてたら、

三浦選手が勝っていたような

試合だったので、

結果は残念ではありますが、

いいもの観させてもらったなと

満足感が溢れる試合です。

 

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しかし、ラスベガスで

試合を生で観戦したいですよね

(>_<)

昔は旅行代理店が企画して

試合のチケット込みで

ラスベガスへ行くツアーとか

ありましたけど、

最近もあるんですかね?

ドラゴンボールがあったら

お願いしちゃいそうなくらい

行きたいですよね。

と、素人の私も憧れる

ラスベガスのリングは、

ボクサーにとっては

特別の中の特別な聖地と思います。

もっともっと

ラスベガスのリングで

日本人ボクサーが活躍することが

多くなったら

マジで嬉しいですね( ´ ▽ ` )ノ

近い将来、

そんな時代が来るでしょうね^^

Takashi Miura vs Francisco Vargas

ハグラーVSハーンズ 黄金の3ラウンズ。ラストの失神KOシーンは必見。

 

www.youtube.com

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かっこよすぎ。

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ボクシング好きでこの試合を

見たことない人はいないであろう、

クラシックの中のクラシック。

完璧な名勝負、

チャンピオンの

”マーベラス”マービンハグラーに

トーマス”ヒットマン”ハーンズが

挑戦した試合です。

試合のキャッチコピーは

大げさだったけど、

内容は普通だった。。。

みたいな試合も多い

ボクシング界ですが、

ハグラーとハーンズの

”ザ・ファイト”

キャッチフレーズそのまんまの

試合となりました。

 

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(映画のワンシーンみたいです。)

 

試合前から期待され、

ここまで激しく熱狂できる試合は

珍しいと思います。

特に1Rは圧巻です(((o(*゚▽゚*)o)))

ハーンズの右でハグラーの

額が切れるっていう(笑)

レフェリーのリチャードスティールも

後日、

「パンチで顔面が裂けるのを

初めて見た」

と証言していました。

そんなリチャードスティールの

髪型は完全にライオネルリッチーですが

(*゚∀゚*)

髪型に目がいって、

試合に集中できません。

さらにハーンズまでも

ライオネルリッチー状態なので、

リングに二人のライオネルですよ。

 

♫セイユー

セイミー♫(゚∀゚)

 

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www.youtube.com

 

やっぱ80年代のアメリカは

この髪型が流行ってたんですかね^^

 

話が脱線しましたが。

ハーンズのセコンドとしては、

もっと距離を取って

前半は打ち合わないように作戦を

立てたかったんでしょうけど、

ハーンズの闘争心が

それをさせなかったんでしょうか。

ハーンズはめちゃめちゃ好戦的な

性格だったみたいですから、

熱くなっちまったんでしょうね

(*°∀°)=3

そんなハーンズが私は

大好きなんですが(笑)

ハグラーはバリバリの

ファイターで、生粋のミドル。

ということもあって、

元々打たれ脆いハーンズとは

パンチに対する耐久力にも

差があった感じです。

ハグラーは

ハーンズのパンチがモロに入っても

あまり効いてる素振りがありません。

やせ我慢だったかもですが、

ハーンズとしては

今までなら相手が倒れたパンチなのに

全然ひるまない姿に

ビックリだったはずです(((゜Д゜;)))

「マジかよ!!

これで倒れないの!!?」

(ハーンズ心の声)

昔、アーロンプライヤーと戦った

アレクシスアルゲリヨも

同じような感想を

プライヤーとの試合の中で

感じたと言ってましたね。

KOシーンは歴史に残る

名シーンとなりました。

 

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まさにマーベラスな試合で

ハグラーにとっては

ベストバウトだったと思います。

前に何かの雑誌で読んだのですが、

ハグラーはちゃんと

マーベラスを付けて呼ばないと

怒られるって話がありましたが

もし本当なら、

芥川龍之介みたいな男ですね。

芥川氏も龍の字が間違えている手紙は

読まずに捨てたという逸話があります。

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って

どうでもええがな(;゚Д゚)

という声が聞こえますので

このへんで(●´ω`●)

何度見ても熱くなれる試合なので、

ぜひ見てみてください( ´ ▽ ` )ノ

Marvin Hagler vs Thomas Hearns

ロイジョーンズVSジェームストニー。この速さは反則レベル。パウンドフォーパウンド最強決定戦。

www.youtube.com

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www.xn--pckcu0mrev87t1zbp37q.com

 

 

やはり、

ボクシングはスピードが

一番大事なんじゃ?

と感じてしまう試合でした。

 

最近のエキサイトマッチでも

ジョーさんが、

 

「最近のボクサーはとにかく

ハンドスピードを

つける練習してる」

 

と言ってましたが、

このロイジョーンズや

フロイドメイウェザーが

先駆けとなって、

現在のボクシングの

トレンドを形成したように思います。

10ポイントマストという

採点基準を考えても、

手数が少なくて、

重たいパンチを振るよりも、

一発大きいのを当てて

ダメージを与えることより、

軽くでもいいから、

相手にジャブや手打ち気味でも

素早いコンビネーションを

打ち込んだほうがポイントを

稼げる=勝ちやすくなる。

ということで、

スピード重視のボクシングが

流行るのも無理はないかな?

と思います(●´ω`●)

 

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もちろんロイジョーンズは

速いだけでなく

パンチ力もあったので、

KOする試合も多かったですし、

全盛期は手がつけられない強さを

誇ってました。

ジェームストニーも

この頃の評価が一番高く、

この試合は当時の

パウンドフォーパウンド最強決定戦

くらいの勢いがありました。

 

蓋を開けてみたら

ここまで一方的な試合

となってしまいましたが(^_^;)

戦術や戦略などが

入る余地もないくらい

両者のスピードの差が

歴然としてました。

新幹線と各駅停車の

ようなスピードの差です。

 

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これでは

もう全然

追いつけない

笑)

 

ほとんど誰にも触れさせない頃の

ロイジョーンズに、

単発ではあるものの、

数回クリーンヒットさせた

トニーの当て勘は

逆にすごいですけど。

もう少しロイが

打ち合ってくれたらなぁー

な感じですけど、

こればっかりは勝負の世界なので

仕方ありません。

 

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ここからロイジョーンズは

最強伝説を作り、

押しも押されもせぬ存在になりました。

トニーは一時的に

低迷はしましたが、

ヘビーまであげて

あのホリフィールドを撃破したり、

4階級獲りをしてみたりと

さすがのキャリアを歩みました。

歴史が動いた名勝負なので

まだ未見の方は

ぜひぜひ見てみてください

( ´ ▽ ` )ノ

Roy Jones Jr. vs. James "Lights Out" Toney

マニーパッキャオVSマルコアントニオバレラ①歴史を変える戦い!THIS IS大番狂わせ

www.youtube.com

 

 

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今さらですが、

この試合は番狂わせだったんです。

今のマニーパッキャオを知っていると

「え?そう?」

くらいですが、

当時のマルコアントニオバレラは、

めっちゃ強く、そして評価も

めちゃ高い選手でした。

勢いはあるとはいえ、

当時のパッキャオはアメリカでは

まだ無名の選手でしたし、

この試合でパッキャオは

一躍スターダムにのし上がった

と言っても、

過言ではありません。

初回から激しい打ち合いで、

それがKOラウンドまで続く

激闘でしたが、

パッキャオのパンチが的確で、

バレラのパンチは

ほとんどクリーンヒットしません。

 

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ここまで打ち込まれた

バレラを見たのも初めてでした。

(((゜Д゜;)))

パッキャオを

研究してなかったのかな?とか、

サウスポーは苦手なのか?

などの疑問も持ち上がるとこですが、

バレラは最後まで

パッキャオのパンチの軌道を

読めてなかったように見えます。

中盤でパッキャオの

バッティングがあり、

バレラの左目の上が切れて、

ドクターチェックが入った時に、

心なしかバレラは

もう止めて欲しい

オーラがありました。

そうなるのも無理がないくらい

パッキャオの波状攻撃が

きつかったんだと思います。

 

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この頃のパッキャオの

スピードと踏み込み力は、

もう、うっとりしますね。

(*´∀`*)

こりゃ人気もでるわ!

と納得の試合でした。

バレラファンだった私は

かなりショックでしたけど(^_^;)

パッキャオ伝説は

ここから始まった的な

記念すべき一戦です。

 

余談ですが、

8R終了のインターバル中に

デラホーヤが映像で抜かれてましたが、

数年後にデラホーヤがパッキャオと

対戦することになろうとは

誰も想像できなかったですね^^

Manny Pacquiao v Marco Antonio Barrera 1

ジュリアンジャクソンVSジェラルドマクラレン②再戦はより残酷に。初回KOで完全決着

 

www.youtube.com

 

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リマッチは勢いの差も出て。

あっけない幕切れとなりました。

マクラレンは初回KOが

めちゃめちゃ多いとはいえ、

あのジュリアンジャクソンを

ここまで一方的にKOするとは、

正直言って予想外でした

(((゜Д゜;)))

 

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この試合を見終わったあと、

マクラレンの時代が到来したと

誰もが思ったと思います。

それこそパウンドフォーパウンド

最強レベルの話です。

それが、あの悪夢の

ナイジェルベン戦で

マクラレンは廃人に

なってしまうのです。

ベンに悪気はなかったとはいえ、

後頭部へのラビットパンチを

繰り返したこと。

それを注意しなかった

レフェリーの裁定。

私はあの試合が大嫌いです(`・ω・´)

ナイジェルベン戦がもしなかったら、

マクラレンは

歴史に残る名ボクサーとして

もっともっと語り継がれるような

ボクサーだったに違いありません。

名トレーナーの

エマニュエルスチュワートも

「マクラレンは今まで見てきた

ボクサーの中で一番才能がある」

と言ってましたし。

またあしたのジョー

ネタで恐縮ですが、

カーロスリベラが

ホセメンドーサにKOされて

廃人になってしまった

あの姿を思い出してしまいます。

 

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特に矢吹VSハリマオ戦の

試合後の控え室での矢吹と

カーロスのやり取りには

涙を禁じえません(´;ω;`)

 

www.youtube.com

(速攻で泣ける)

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強かった日のマクラレンをみると

いつも切なくなってしまいます。

一ファンとしては悲しい事故が

起こらないことを願うばかりです。

とは言え、ストップが早すぎると

まっ先にブーブー言うんですが(;´∀`)。

そんな自分を反省したくなる

マクラレンへの想い。

(やかましいわ!)

Gerald McClellan vs Julian Jackson II