ボクシング名勝負ブログ

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レオガメスVSセレス小林、大感動の世界タイトル奪取!

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日本人選手が世界タイトルを

獲った試合はどの試合も

嬉しくなります。

しかし、感動するところまで

感情が揺さぶれた試合というのは

あまり多くはありません。

そんな私の中で、

感動を覚えた数少ない

戴冠試合の一つが、

チャンピオンのレオガメスに

セレス小林が挑戦した試合です。

もしもチャンピオンが

ガメスではなかったら、

ここまで印象的な試合に

ならなかったかもしれません^^

ガメスは何度も日本で世界戦を行い、

その度に日本人選手を

返り討ちにする

日本人キラーとして通っていました。

ガメスは4階級制覇している

名選手なのですが、

なんだか最後まで

過小評価されていた印象があります。

小柄ながら、長いリーチから

繰り出す右ストレート、

アッパーは特に強力で、

柔らかい上体から

スムースに伸びてくるパンチは

普通なら届かないような

位置からでも飛んでくる

パンチでした。

そこに南米独特のリズムも加わり。

(●´ω`●)

この試合も日本の戸高秀樹を

KOし獲得した、

WBAのスーパーフライ級タイトルの

初防衛戦でした。

当時の予想は割れていたように

記憶しています。

セレス小林は前回の世界戦で

マルコムツニャカオと

大善戦の引き分けだったものの、

パンチ力、スピード、センスなど

突出した強みがわかりずらい

せいもあったのか、

こちらも過小評価されていた

選手だったと思います。

セレス小林は昭和系ボクサー

と言いますか、

20世紀型の

最後の日本人世界チャンピオン

だったのでは?という

仮説を立てたいくらいの

努力と根性で世界のベルトを

もぎ取った選手だったと思います。

輪島功一やガッツ石松などの

昔の名勝負の映像に

セレス小林の試合が紛れていても、

違和感がゼロの予感がします(笑)

(リスペクトの意味を最大限に込めて)

試合も一進一退の攻防で、

最後の瞬間まで

どちらに転ぶかわからない

緊迫した熱戦でした。

セレス小林が勝つにしても

判定まではいくだろうと思っていた分

驚きと感動が増した。

というのもありますが、

前回のツニャカオ戦の判定を聞いて、

自軍のコーナーでガックリと

膝を落とすセレス小林の姿や、

今までガメスにKOされて

夢が散った他の日本人選手の姿が

脳裏に浮かんで

私はいつも以上に感動ちゃいました。

レオガメス、セレス小林、

両選手共大好きな選手です。

(●´ω`●)

Leo Gamez vs Celes Kobayashi