ボクシング名勝負ブログ

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テリーノリスVSモーリスブロッカー。PFP最強時代のテリーノリス。

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1993年当時の

パウンドフォーパウンド最強。

それは、

テリーノリス

だろうと。

多くの人が言っていました。

そんなちょうど手がつけられない

 

絶頂期の瞬間の

ノリスの防衛戦です。

 

挑戦者は一つ下の階級の、

IBFウェルター級チャンピオン。

モーリスブロッカー。

ちょっと剥げちゃってますが

( ̄▽ ̄;)

この時29歳だったみたいですね

(*゚∀゚*)

これは、

ブロッカーがウェルターから

ひとつ階級上げて、

テリーノリスの持つ

WBCのSウェルター

"当時日本ではJミドルと

称してました。"

のベルトを狙って

2階級制覇を目論んだ挑戦でした。

通常、ベルトを保持したまま

別の階級への挑戦は

稀なケースで、

返上してから挑戦する。

というのが一般的では

あると思うのですが、

この試合はブロッカーは

ウェルターのベルトを

保持したまま、ノリスへ挑戦する。

という異例の形でした。

あの色々と厳しいIBFが

よくぞ許したなと思いますが(笑)

当時は少しゆるかったのでしょうか。

試合のほうは、

 

あ (*゚∀゚*)

 

っと言うまにノリスにボコられて

終わってしまうのですが、

一番驚いたのは、

あのストップが早い

リチャードスティール氏が

1Rで止めなかったとこです(笑)

2回目のダウンで

もう充分だったと思うんですけどね。

早い早い言われすぎて、

気にしてたんでしょうかね?

私はリチャードスティール

擁護派です。

 

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当時から選手の安全管理に対して

神経質になっていた

数少ないレフェリーでしたし、

今でこそボクシングの安全管理が

徹底されつつある時代ですが、

当時はまだまだ

もっとやらせろ精神が

蔓延していた時代に、

自分の信念を貫く強さを持った

レフェリーだと思うからです。

ただ、

この試合は

明らかに遅いっす

(*゚∀゚*)

 

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私は好きですけど笑

モーリスブロッカーと言えば、

サイモンブラウンとの

親友対決も有名ですが、

そのサイモンブラウンが

大番狂わせでテリーノリスに

勝ってしまうなんて、

この時点では誰も

予想できなかったと思います。

 

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ノリスは速く、そして力強い。

しかしながら

打たれ脆いという弱点がありました。

この頃は特に

ノリに乗ってる時代で

常に好戦的なボクシングに偏り、

サイモンブラウンのような

強打者に対しても、

かまわず前に出てしまって

迂闊に打ち合ってしまったことで、

あの敗戦へとなっていくわけですが、

その伏線として、

この日ブロッカーを

鮮やかに沈めたことも

ノリスの自信を

またひとつ深めた

要因になっていたのかもです。

余談ですが、

ブロッカーはノリスに敗れた後に、

ウェルターに戻り、

防衛戦を行ったのですが、

あのフェリックストリニダードに

KO負けを喫し、

王座から転落しました。

その記事はこちら

gokanno.hatenablog.com

テリーノリス、

やっぱり全盛期は強かったなぁと再確認できます( ´ ▽ ` )

Terry Norris vs Maurice Blocker