ボクシング名勝負ブログ

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戸高VS名護。雑草VSエリート国技館決戦。

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今から20年前、

私の地元両国で戸高と名護が

世界戦をやるということ知って

父親と二人で生で観戦した

思い出深い試合です(●´ω`●)

 

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当時、ボクシング関係者の間でも

名護の評価は高く、

名護有利の予想が

圧倒的に多かったと記憶しています。

20歳の私も名護のKO勝ちを

楽しみに会場に向かっていました。

今にして思うと、

名護はかなりの過大評価を

されていた選手、

という印象になってしまいますが、

当時日本チャンピオンだった松倉義明を

後楽園ホールのマットに

痛烈に沈めた試合の

戦慄というか、

インパクトが強すぎて、

名護強し:(;゙゚'ω゚'):

の評価が固まっていたのだと思います。

 

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そこと比較して戸高はまだ

世界チャンピオンになりたて。

戴冠した試合も

チャンピオンがヘススロハス

 

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ヘススロハス

もちろん一流の選手でしたが、

ピークを過ぎたチャンピオン。

というか

飯田覚士からタイトルを

奪ったわけですが、

あの試合飯田の肩のアクシデントが

なければ、、、

多分勝ててないし(笑)

昔、レパード玉熊

引き分けた人でしょ?

なんか金色のトランクス

履いてたよね!!!

 

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やっぱり

履いてるぅ(*゚∀゚*)

 

と、お世辞にも

強いチャンピオンではない。

という相手から獲ったタイトルで、

パッと見た感じスピードやセンス等

光るものも感じないしな。と、

やや地味目の戸高が

不利の予想だったことは

ほぼ必然であったわけです。

顔も善玉悪玉くっきり

分かれちゃってます。

 

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名護がムダにイケメンなところも

戸高の闘志に火をつけたんでしょうか。

試合の方は、

3-0の判定で戸高の勝利。

私の採点はこちら。

 

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今回も字が汚い&ノートが安い。

と、残念なオフィシャルスコアです。

名護選手は、

一発の破壊力がありすぎた為か、

大きく振って、KO狙いの

悪く言うと

雑なボクシングになってしまって、

攻撃する時は攻撃。

守るときは守る。

と、完全セパレートのボクシング。

松屋のお持ち帰り牛めしスタイルだったこと。

 

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この松屋スタイルが結局最後まで

名護のボクサー人生の

ネックになってしまいましたね。

具志堅会長も、

まさか比嘉大吾が現れるまで

20年も待たないといけないとは

考えもしてなかったと思います。

 

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戸高はその後短命で

チャンピオンの座を

追われてしまいます(´;ω;`)

戸高の場合、もう少し練習を

軽くしていたら

なんて素人考えで思ってしまうくらい

オーバーワーク気味が

試合にも表れてました。

タイトルを失ったレオガメス戦は

眼筋麻痺でモノが二重に

見えていたようです。

練習しすぎで身体壊すって

どんだけハードなんだ(笑)

やっぱりマックは鬼コーチ(*゚∀゚*)

個人的に懐かしい試合で、

強烈なダウンシーンとか

派手な打ち合いはないものの

戸高の闘志と戦略が

名護のセンスと一発を封じた一戦。

最後まで緊張感の絶えない

名勝負でした。( ´ ▽ ` )ノ

戸高秀樹VS名護明彦