ボクシング名勝負ブログ

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イベンダーホリフィールドVSリディックボウ①伝説の戦いの幕開け。ホリフィールドの男気!

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前に書いた記事で、

タイソンのライバルは

ホリフィールドではなく、

ラドックだったと思う。と

ブログに書いたのですが、

ではホリフィールドの

ライバルは誰だったかと考えると、

こちらのリディックボウだった

と思います^^

二人は3回戦って、

そのどれもが激闘でした。

今日はそんな

イベンダー”リアルディール”

ホリフィールドVS

リディック”ビッグダディ”ボウの

第一戦の

世界ヘビー級タイトルマッチです。

タイソンが統一していた

タイトルだったので、

WBA,WBC,IBFの3つの団体の

統一タイトルマッチでした^^

ちなみに、ホリフィールドは

ひとつ下のクラスの

クルーザー級でも

統一チャンピオンだったので

2階級で統一王者に

なったことになります(((゜Д゜;)))

しかもホリフィールドは

ヘビー級のチャンピオンに

4回も返り咲くという

凄すぎて逆に引くくらいの

レジェンドになるのですが、

この日までのホリフィールドは、

そこまで世間の評価が

高かった感じではありませんでした。

タイソンに勝ってタイトルを

獲ったわけではなかったことや、

元々クルーザー級だったくらいで、

ヘビー級にしては小柄だったこと、

これまでの防衛戦も

フォアマンやホームズなど、

昔のビッグネームばかりで

本当に強い挑戦者と

戦っていなかった

(と思われていた)

過小評価されまくっていたわけです。

ホリフィールドの性格を鑑みると、

相当悔しかったんじゃないかな?

と思います。

当時無敗の最強の挑戦者である

リディックボウ戦を迎えて、

接っているとはいえ、

ホリフィールド不利の予想が

立っていたと記憶しています。

 

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プライドが傷ついて、

闘争心に火がついているのも

あるんでしょうか?

ホリフィールドの

燃えるような闘志で

果敢に打ち合う姿、

ダウンを取られても諦めずに

ファイトする姿。。。

勇気がありすぎの

前に常に出続ける姿勢。

少し分けてほしいその精神力

(笑)

 

結果的にこの試合は

ボウの判定勝ちに終わるのですが

皮肉なことにホリフィールドの株は

負けてから急上昇!!

という形になりました。

「あれ?ホリフィールドって

こんなに強かったの?

(((゜Д゜;)))?」

みたいな感じだったんですかね。

そんな自分も、この試合から

ホリフィールドが好きになった

人間なので、

完全に大衆側でした(笑)

2Rの打ち合いや、

10Rのダウン寸前まで

追い込まれた後の壮絶な打ち合い、

最終回のゴングが鳴ったあとの

立ち尽くすホリフィールドの姿は

たくさんの人に勇気と

感動を与えたと思います。

 

心情的にはホリフィールド

頑張れでしたが、

この日のリディックボウは

すごく調子もよく、的確で、

左右のコンビネーションも

非常にキレてたと思います。

そもそも身体もシャープでしたね。

 

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ホリフィールドの

誤算があったとすると、

くっついた後の接近戦の打ち合いで

ボウのパンチがあれほど

インサイドから来ると

思っていなかったように思います。

大振りがほとんどなく、

内側内側に狙って打つことで、

ホリフィールドのフックより早く

ボウのパンチが的確に

ホリフィールドを捉えました。

右のアッパーも接近戦で

効果的にホリフィールドを苦しめて、

10Rのふらつかせたパンチも

このアッパーでした。

ホリフィールドだったから

判定までいきましたが、

並の選手だったら間違いなく、

KO決着だった思います。

ホリフィールドの頑張りによって、

熱い名勝負になりました。

ホリフィールドVSボウは

1.2.3戦で一つのパッケージですので

(勝手にそう思ってる)

次回は2戦目、3戦目を

レビューしていこうと思います

( ´ ▽ ` )ノ

Evander Holyfield - Riddick Bowe 1