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マイクタイソンのKOマイベスト5。私のベスト1

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マイクタイソンの

ベストノックアウト。

マイベストの、

いよいよ1位の試合です。

この試合がなぜベストなのかは、

試合内容や

フィニッシュシーンの

凄さだけではなくて、

この試合までのプロセスにあります。

 

www.youtube.com

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フランクブルーノとの第2戦。

いわゆるリマッチです^^

前回はチャンピオンの

タイソンにブルーノが

挑戦する形でしたが、

2戦目では立場を逆にして、

タイソンがブルーノの持つWBCの

タイトルに挑戦するという形でした。

タイソンは、1991年に

ホテルの一室で強姦事件を起こし、

1992年に刑務所へと

収監されました。

6年の懲役刑を

言い渡されてたみたいですが、

3年間服役後の

1995年に仮釈放され、

再起戦をこなして、

約4年ぶりの

世界タイトルマッチへとこぎつけた、

感慨深い試合であります。

 

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そして、これが本当に強い

タイソンを見る最後の試合に

なったと言っても

過言ではありません。

(ブルースセルドン戦かもw)

刑務所に入ってる時の

タイソンはよく読書を

していたみたいで、

服役中にイスラム教に

改宗したりもあったみたいです。

刑務所内では変な取り巻きや

人間関係に悩まされたり、

トラブルもなかったみたいで

表情からも静けさや落ち着き、

どこか穏やかな雰囲気で

心身ともに充実しているようで。

対戦相手に対する敬意や

ボクシングに対する愛をも感じさせる、

そんな雰囲気のタイソンです。

ほんといい表情してます。

このメンタルを継続させれてたら、

取り巻きの人間の中で

もっとタイソンに意見を

言えるような人物がいたら、

(いたとしてもタイソンは

拒絶してたかもですが( ̄▽ ̄;)

もう少し長く強いタイソンを

見れていたのかもしれません。

 

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この日のタイソンはスピード、

パンチのキレ。

どれも全盛期に近いものでしたし、

そこに持ってきて精神面の

落ち着きまで加わると(笑)

この日のタイソンには

誰もかなわないんじゃないか?

とまで思わせてくれます。

ブルーノは決して

弱い選手ではありませんし、

臆病な選手でもないですが、

クリンチしかやることが

なくなってしまった感は

否めません。(^_^;)

でも、このタイソン相手に

どうしろっていうんだ!

と言われたら、

返す言葉もありませんが(笑)

余談ですが、

ブルーノとの1戦目の

次の次の試合でタイソンは

ダグラスに初黒星を喫し

今回のリマッチも、

次の次の試合でホリフィールドに

敗れています。

もちろん偶然ではありますが、

何か因果関係を勝手に感じています。

この鮮やかなKO勝ちで、

またタイソンが一つずつ

他団体のタイトルを統一して、

絶対王者として再び

君臨するんだろうなぁという

シナリオやドラマを

ファンは期待していたと思います。

 

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そんな夢のかけらと言いますか、

わくわく感が凝縮された試合でした。

その後のタイソンの

結末知っている今だからこそ、

この日のタイソンの輝いてる姿が

とてもとても大切に思えたりします。

試合もそうですが、

ぜひ入場から選手コール、

レフェリーのミルズレーンの

「レッツゲットオン!!!」

も見て欲しいです。

ビッグマッチの試合前は

いつ見ても鳥肌ものですね( ´ ▽ ` )

 

5位と4位はこちら

gokanno.hatenablog.com

3位と2位はこちら

gokanno.hatenablog.com

Mike Tyson vs. Frank Bruno-2