マイクタイソンのKOマイベスト5。私のベスト1
マイクタイソンの
ベストノックアウト。
マイベストの、
いよいよ1位の試合です。
この試合がなぜベストなのかは、
試合内容や
フィニッシュシーンの
凄さだけではなくて、
この試合までのプロセスにあります。
フランクブルーノとの第2戦。
いわゆるリマッチです^^
前回はチャンピオンの
タイソンにブルーノが
挑戦する形でしたが、
2戦目では立場を逆にして、
タイソンがブルーノの持つWBCの
タイトルに挑戦するという形でした。
タイソンは、1991年に
ホテルの一室で強姦事件を起こし、
1992年に刑務所へと
収監されました。
6年の懲役刑を
言い渡されてたみたいですが、
3年間服役後の
1995年に仮釈放され、
再起戦をこなして、
約4年ぶりの
世界タイトルマッチへとこぎつけた、
感慨深い試合であります。
そして、これが本当に強い
タイソンを見る最後の試合に
なったと言っても
過言ではありません。
(ブルースセルドン戦かもw)
刑務所に入ってる時の
タイソンはよく読書を
していたみたいで、
服役中にイスラム教に
改宗したりもあったみたいです。
刑務所内では変な取り巻きや
人間関係に悩まされたり、
トラブルもなかったみたいで
表情からも静けさや落ち着き、
どこか穏やかな雰囲気で
心身ともに充実しているようで。
対戦相手に対する敬意や
ボクシングに対する愛をも感じさせる、
そんな雰囲気のタイソンです。
ほんといい表情してます。
このメンタルを継続させれてたら、
取り巻きの人間の中で
もっとタイソンに意見を
言えるような人物がいたら、
(いたとしてもタイソンは
拒絶してたかもですが( ̄▽ ̄;)
もう少し長く強いタイソンを
見れていたのかもしれません。
この日のタイソンはスピード、
パンチのキレ。
どれも全盛期に近いものでしたし、
そこに持ってきて精神面の
落ち着きまで加わると(笑)
この日のタイソンには
誰もかなわないんじゃないか?
とまで思わせてくれます。
ブルーノは決して
弱い選手ではありませんし、
臆病な選手でもないですが、
クリンチしかやることが
なくなってしまった感は
否めません。(^_^;)
でも、このタイソン相手に
どうしろっていうんだ!
と言われたら、
返す言葉もありませんが(笑)
余談ですが、
ブルーノとの1戦目の
次の次の試合でタイソンは
ダグラスに初黒星を喫し
今回のリマッチも、
次の次の試合でホリフィールドに
敗れています。
もちろん偶然ではありますが、
何か因果関係を勝手に感じています。
この鮮やかなKO勝ちで、
またタイソンが一つずつ
他団体のタイトルを統一して、
絶対王者として再び
君臨するんだろうなぁという
シナリオやドラマを
ファンは期待していたと思います。
そんな夢のかけらと言いますか、
わくわく感が凝縮された試合でした。
その後のタイソンの
結末知っている今だからこそ、
この日のタイソンの輝いてる姿が
とてもとても大切に思えたりします。
試合もそうですが、
ぜひ入場から選手コール、
レフェリーのミルズレーンの
「レッツゲットオン!!!」
も見て欲しいです。
ビッグマッチの試合前は
いつ見ても鳥肌ものですね( ´ ▽ ` )
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