ムアンチャイVS張正九。さらば韓国の鷹
前回ユーリVSムアンチャイの
2連戦をブログに書いたことで、
ムアンチャイの試合が
また見たくなってしまった。
ということで。今回は、
チャンピオンの
ムアンチャイキティカセムに
挑戦者。韓国の鷹。
張正九が挑んだ一戦です。
張正九は一つ下の階級の
ライトフライのタイトルを
15度も防衛した名王者でした。
2階級制覇を狙って
ウンベルトゴンザレスや
ソットチタラダに挑むも判定で敗れ、
これが3回目の2階級制覇への
挑戦でした。そして、
この試合が張正九にとって
ラストファイトとなりました。
張正九は大橋秀行とも
2回戦っていたり、
たくさんの日本人挑戦者を
退けてもらったり笑
日本でも人気がありました。
なので、この試合は
日本のファンも
残念だったと思います。
1R目から張は鬼気迫る接近で、
2階級獲りへの執念が伺えます。
ムアンチャイが打たれもろい
ということもありますが、
5Rに2度、11Rに1度、
計三回のダウンを奪う大健闘でした。
ただ、ダウンを奪ったラウンドや
序盤は互角に戦っていたものの、
中盤以降は前に出る張に
ムアンチャイの上下に打ち分ける
コンビネーションが
無情に炸裂し、
徐々にダメージを蓄積させられ、
張は削られていきます。
終盤の張はダメージと疲労で
満身創痍という感じでした。
ムアンチャイはパンチがあるので、
見ている私もなぜか
効いてきました(*゚∀゚*)
私がパンチドランカーに
なってしまいそうです。
ムアンチャイのダウンもあって、
ポイントでは接っていたみたいですが、
どこか余裕のあるムアンチャイと、
限界よろしくの張の体力差が
最終回の悲劇へと
繋がっていった気がします。
最後の張正九のレフェリー
もたれかかりは涙無くして
語れません。
張の勝ちたい気持ちが
痛いほど伝わってくる
試合だっただけに、
いい試合だったね、
なんて迂闊に言えない
試合ですね。。。
拳闘に健闘はいらない。
ジョーさんみたいなダジャレですが、
やっぱりボクサーは
勝たなきゃ意味ないんでしょうかね。
記憶に残る誇り高い敗者
みたいなのって本人は
不本意なのでしょうかね。
それでも、あえて言いたい。
張正九ナイスファイトでした
・゜・(ノД`)・゜・
地味な名勝負
すぎて
画像が全然無い
ハムニダ!!!
Muangchai Kittikasem - Jung Koo Chang