ボクシング名勝負ブログ

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ジェームストニーVSアイランバークレー。神業、そして顔面崩壊。

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ジェームストニーは

めっちゃ大好きなボクサーでした。

''ライツアウト"という

リングネームもかっこいいし。

 

この試合の頃のトニーはまさに

全盛期真っ最中なので

一段と凄みがハンパないです。

あまり動かないけど、

動く時は鋭く速い。

クロスレンジのアッパーなどは

まさに神業。

接近してもパンチをもらわない。

攻守のメリハリが

はっきりしてはいるものの、

不思議と攻防のバランスも

整っていて、

分離感はありません。

ミドル級時代に

マイケルナンからタイトルを

奪った試合では、

(ナンがアウトボクシング

だったこともありますが、)

トニーはまだギクシャクした

動きというか、どこか

ぎこちなさを感じさせる

ボクサーだったのですが、

ミドル級でタイトルを

防衛していく過程で

一流のボクサーへと

変貌していったのも

リアルタイムで観ていて

本当に驚かされました。

化けるとは、

このことだ。的な。

そういう過程も含めて私は

トニーのファンになったの

かもしれません。

チャンピオンの

アイランバークレーは

あのトーマスハーンズに

2度黒星をつけたベテランで、

このスーパーミドルのタイトルも

ハーンズから奪ったタイトルでした。

パンチがあって、

野生身あふれるファイトスタイルで

まさに野獣。

しかし、

この日はサンドバッグ状態に

なってしまってます(^_^;)

 

バークレーもとても強い選手

だったのですが、

相手が悪かったです。

 

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ラウンドが重なるごとに

バークレーの顔面は崩壊していきます。

両コーナーの温度差も

すごいことになってます(笑)

トニーがそもそも物静かな

選手というのもありますが

とても静かな青コーナーに対し、

赤コーナーはお祭り騒ぎの

インターバルです(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

離れても左の差し合いで勝てない。

接近してもインサイドからの

パンチで打たれる。

自分のパンチは当たらない。

バークレーがどんどん

追い詰められていく姿は

刑事コロンボに

追い詰められていく

犯人さながらです(笑)

 

この日のトニーの

ボクシングスキルは観る人全てを

魅了してしまうのでは

ないでしょうか。

ジェームストニーの試合は

ボクシングが芸術的な面も

持ち合わせていることを

改めて思い出させてくれると

思います( ´ ▽ ` )ノ

James Toney vs Iran Barkley

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