ボクシング名勝負ブログ

読むだけでボクシングに詳しくなる!名勝負を分析。検証。さらには未来の名勝負を予想します。

戸高VS名護。雑草VSエリート国技館決戦。

www.youtube.com

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今から20年前、

私の地元両国で戸高と名護が

世界戦をやるということ知って

父親と二人で生で観戦した

思い出深い試合です(●´ω`●)

 

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当時、ボクシング関係者の間でも

名護の評価は高く、

名護有利の予想が

圧倒的に多かったと記憶しています。

20歳の私も名護のKO勝ちを

楽しみに会場に向かっていました。

今にして思うと、

名護はかなりの過大評価を

されていた選手、

という印象になってしまいますが、

当時日本チャンピオンだった松倉義明を

後楽園ホールのマットに

痛烈に沈めた試合の

戦慄というか、

インパクトが強すぎて、

名護強し:(;゙゚'ω゚'):

の評価が固まっていたのだと思います。

 

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そこと比較して戸高はまだ

世界チャンピオンになりたて。

戴冠した試合も

チャンピオンがヘススロハス

 

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ヘススロハス

もちろん一流の選手でしたが、

ピークを過ぎたチャンピオン。

というか

飯田覚士からタイトルを

奪ったわけですが、

あの試合飯田の肩のアクシデントが

なければ、、、

多分勝ててないし(笑)

昔、レパード玉熊

引き分けた人でしょ?

なんか金色のトランクス

履いてたよね!!!

 

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やっぱり

履いてるぅ(*゚∀゚*)

 

と、お世辞にも

強いチャンピオンではない。

という相手から獲ったタイトルで、

パッと見た感じスピードやセンス等

光るものも感じないしな。と、

やや地味目の戸高が

不利の予想だったことは

ほぼ必然であったわけです。

顔も善玉悪玉くっきり

分かれちゃってます。

 

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名護がムダにイケメンなところも

戸高の闘志に火をつけたんでしょうか。

試合の方は、

3-0の判定で戸高の勝利。

私の採点はこちら。

 

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今回も字が汚い&ノートが安い。

と、残念なオフィシャルスコアです。

名護選手は、

一発の破壊力がありすぎた為か、

大きく振って、KO狙いの

悪く言うと

雑なボクシングになってしまって、

攻撃する時は攻撃。

守るときは守る。

と、完全セパレートのボクシング。

松屋のお持ち帰り牛めしスタイルだったこと。

 

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この松屋スタイルが結局最後まで

名護のボクサー人生の

ネックになってしまいましたね。

具志堅会長も、

まさか比嘉大吾が現れるまで

20年も待たないといけないとは

考えもしてなかったと思います。

 

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戸高はその後短命で

チャンピオンの座を

追われてしまいます(´;ω;`)

戸高の場合、もう少し練習を

軽くしていたら

なんて素人考えで思ってしまうくらい

オーバーワーク気味が

試合にも表れてました。

タイトルを失ったレオガメス戦は

眼筋麻痺でモノが二重に

見えていたようです。

練習しすぎで身体壊すって

どんだけハードなんだ(笑)

やっぱりマックは鬼コーチ(*゚∀゚*)

個人的に懐かしい試合で、

強烈なダウンシーンとか

派手な打ち合いはないものの

戸高の闘志と戦略が

名護のセンスと一発を封じた一戦。

最後まで緊張感の絶えない

名勝負でした。( ´ ▽ ` )ノ

戸高秀樹VS名護明彦

 

 

村田諒太VSエンダム①疑惑の判定??を再検証。

 

www.youtube.com

 

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村田諒太の初防衛戦が

まもなくやってきますね。記念。

もう今さら誰も話題にしていないだろ!

という

アッサンエンダムとの

王座決定戦の判定を

再検証してみようと思い、

改めて採点し直しました。

 

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最初はリアルタイムでテレビで採点をして、

その後動画で採点をして、

今回は音声をシャットアウト

(無音状態)にして、

この試合を、、、

私は3回も採点したことに

なりましたが( ´ ▽ ` )

 

採点し甲斐のあるクロスゲームだったと

 

自分なりの結論が出ました。

最初に生で観ていた時は、正直、

はぁ????

(´Д` )

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なんで?全然村田の勝ちじゃん。

と、多くの方が抱いた感情に

私もなりました。

 

が、しかし。

 

少なくともプロのジャッジが2人

エンダムの勝ちにしているという事実。

これはやはり無視できないと

思い改めて再検証という、

ボクシングオタクならではの思考に

シフトしました。

 

私の採点は、

最初の採点は大差で

村田の勝ちにしたものの、

2回目と3回目の採点は、、、

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採点云々よりも、汚いノート。

そして字がひどすぎて、

我ながら残念な人だなと

客観的になったりするのは

ひとまず置いておいて、

 

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こんな感じの採点になりました。

Cはクリーンヒット(有効打)

Aはアグレッシブ(攻勢)

Dはディフェンス、ではなく

ダウンを意味して書いてますw

Rはリングジェネラルシップ

(ペース支配)

エキサイトマッチユーザーの人なら

ツーカーで理解できる

初歩的な話ですが、

世界標準の採点基準は、

有効なクリーンヒットが

7割から8割は採点に影響して、

有効なクリーンヒットがない場合のみ、

攻勢やリングジェネラルシップを

鑑みて、そのラウンドの採点をする。

というのが

現在の採点基準の大原則になっています。

ジョー小泉さんも

エキサイトマッチの中で

すごく参考になることを

おっしゃられてました。

 

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「難しく考えずに、このラウンド、

どちらがより相手を痛めつけたのか?」

を考えろ。

とシンプルかつ真理な名言です(*゚∀゚*)

この村田エンダム戦を

全部通して見た印象だけならば、

やはり村田が優勢に見える。

なのに、採点は割れる。

一筋縄でいかない。

ここがボクシングの

非常におもしろいところなわけですが、

ボクシングが嫌いな人の

一つの大きな理由だったりする部分

とも思われます。

 

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なぜ印象では村田が優勢だったのか、

その一つの要因は

4Rでダウンを奪ったこと。

もう一つは終始前に出て、

エンダムに圧力をかける

前進をしていたこと。

この二つの要素によって、

パッと見た感じ村田の圧勝に

見えた人も多かったのでは?

と思います。

実際自分も一回目に採点した時は

 

117-110で村田の勝ちにしてましたし。

(((o(*゚▽゚*)o)))

 

やっぱり再検証はしてみるものです。

5、10、11と私は

村田のポイントにしていますが、

クエスチョンマーク

つけていますので、

仮にエンダムに流れていても

おかしくなかったと思うラウンドでした。

5、10、11をもし、

エンダムのポイントにしたとすると

115-112まったく同じスコアで

エンダムの勝ちになったわけであります。

なので、

これはクロスゲームだったんだなという

自己完結になったわけですが。。

 

色々なんやかんや

書き連ねてきましたが、

そしてクロスゲームだとか、

接戦とか言ってきましたが

この試合はやっぱり

村田の勝ちだと

思います(笑)

それはやっぱり、

相手をより痛めつけたもん。(笑)

ってことで。

身も蓋もないですけど(*゚∀゚*)

いよいよ初防衛戦が近くて楽しみですね。

そして相手弱そうです(爆)

 

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普段ボクシングを見ない人も

村田諒太の試合は見るのでは?

と、一種の国民的英雄になりつつある

村田諒太

ただ、、、、、

村田の引退は意外と早いのかもと

冷静にも感じてしまいます。

なんとなく、普段の発言でも

「脳へのダメージが」

的な発言が多いので、

打たれることを極端に

嫌っているフシがあります。

なんとなく、

世界戦で一度負けたら

あっさり引退しちゃいそう。

とかね。

なので、どうせだったら

ビッグファイトを一発見たい(>_<)

という願望はすごく出てきます。

ビリージョーサンダースに

アウトボクシング

完封されちゃうより、

ゴロフキンとの真っ向勝負の

打ち合いを見たい!

昔で言うとマービンハグラーに

日本人選手が世界タイトルを懸けて

戦うようなもんですもんね。

 

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これは、たぎるやつですよ!!!

(*゚∀゚*)

もう当分ミドルで世界の一流と

あいまみえる日本人は

出てこなそうですし。

こんな末端のボクシングファンにまで

色々と期待される村田諒太

マジで大変そうですが(笑)

15日は声張り上げて

応援したいと思います( ´ ▽ ` )

ではでは。

Ryota Murata vs Hassan N'Dam1

 

テリーノリスVSモーリスブロッカー。PFP最強時代のテリーノリス。

www.youtube.com

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1993年当時の

パウンドフォーパウンド最強。

それは、

テリーノリス

だろうと。

多くの人が言っていました。

そんなちょうど手がつけられない

 

絶頂期の瞬間の

ノリスの防衛戦です。

 

挑戦者は一つ下の階級の、

IBFウェルター級チャンピオン。

モーリスブロッカー。

ちょっと剥げちゃってますが

( ̄▽ ̄;)

この時29歳だったみたいですね

(*゚∀゚*)

これは、

ブロッカーがウェルターから

ひとつ階級上げて、

テリーノリスの持つ

WBCのSウェルター

"当時日本ではJミドルと

称してました。"

のベルトを狙って

2階級制覇を目論んだ挑戦でした。

通常、ベルトを保持したまま

別の階級への挑戦は

稀なケースで、

返上してから挑戦する。

というのが一般的では

あると思うのですが、

この試合はブロッカーは

ウェルターのベルトを

保持したまま、ノリスへ挑戦する。

という異例の形でした。

あの色々と厳しいIBFが

よくぞ許したなと思いますが(笑)

当時は少しゆるかったのでしょうか。

試合のほうは、

 

あ (*゚∀゚*)

 

っと言うまにノリスにボコられて

終わってしまうのですが、

一番驚いたのは、

あのストップが早い

リチャードスティール氏が

1Rで止めなかったとこです(笑)

2回目のダウンで

もう充分だったと思うんですけどね。

早い早い言われすぎて、

気にしてたんでしょうかね?

私はリチャードスティール

擁護派です。

 

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当時から選手の安全管理に対して

神経質になっていた

数少ないレフェリーでしたし、

今でこそボクシングの安全管理が

徹底されつつある時代ですが、

当時はまだまだ

もっとやらせろ精神が

蔓延していた時代に、

自分の信念を貫く強さを持った

レフェリーだと思うからです。

ただ、

この試合は

明らかに遅いっす

(*゚∀゚*)

 

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私は好きですけど笑

モーリスブロッカーと言えば、

サイモンブラウンとの

親友対決も有名ですが、

そのサイモンブラウンが

大番狂わせでテリーノリスに

勝ってしまうなんて、

この時点では誰も

予想できなかったと思います。

 

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ノリスは速く、そして力強い。

しかしながら

打たれ脆いという弱点がありました。

この頃は特に

ノリに乗ってる時代で

常に好戦的なボクシングに偏り、

サイモンブラウンのような

強打者に対しても、

かまわず前に出てしまって

迂闊に打ち合ってしまったことで、

あの敗戦へとなっていくわけですが、

その伏線として、

この日ブロッカーを

鮮やかに沈めたことも

ノリスの自信を

またひとつ深めた

要因になっていたのかもです。

余談ですが、

ブロッカーはノリスに敗れた後に、

ウェルターに戻り、

防衛戦を行ったのですが、

あのフェリックストリニダードに

KO負けを喫し、

王座から転落しました。

その記事はこちら

gokanno.hatenablog.com

テリーノリス、

やっぱり全盛期は強かったなぁと再確認できます( ´ ▽ ` )

Terry Norris vs Maurice Blocker

 

 

 

オルランドサリドVSロマチェンコ。ワシルロマチェンコ、プロ初黒星!【動画あり】

www.youtube.com

 

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世界三大投資家の一人、

ウォーレン・バフェットの言葉で

 

"どんなに能力が高くても、

どんなに才能があっても、

その物事を成就、

または修得するためには

ある一定の時間を

必要とする場合がある。

どんなに早く

子供が欲しいからと言って、

9人の女性を

妊娠させたとしても、

子供が産まれてくるのは

9ヶ月後である。"

  

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私はラーメン屋を経営しています。

今までたくさんの

アルバイトを雇ってきましたが、

やはり他のラーメン屋で経験が長かったり、

または飲食店経験が多いと

飲み込みが早い、

仕事を覚えるのが早い。

これはほぼ

間違いなく当てはまります。

しかし、どれだけ経験豊富で

センスがあっても、

店に入って二日目に

ほぼ万能に完成されて、

ほとんど教えることがない。

なんてことは

まずありえない

ことだと思います。

 

この日のロマチェンコは

まさに(笑)

すごくセンスがあって、

光るものを

ビンビン感じるけど、

 

職場に慣れてない

(*゚∀゚*)

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そんな慣れない職場で

気難しい上司代表みたいな

オルランドサリド課長代理と

クロスゲームを演じるところに

ロマチェンコの凄みを

感じずにはいられないものの、

やはりこの日はサリドが優勢だったかな?

と、思います。

(私の採点は114-114の

イーブンだったですが(^_^;)

試合を振り返った印象では残念ながら

ロマチェンコの勝ちはないかな。

といった感想です。

 

サリドの体重超過問題もありますが、

ロマチェンコですから。

それくらいのハンデはw

そこも織り込み済みの話です。

 

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新人いじめのサリドさんも、

今のロマチェンコとやったら

かなり高い確率で

ノー・マスでしょうけど、

この日は、プロの洗礼的な

ズルくてワルいボクシングで

ハイテクな精密機械を

機能させなかったと言えるでしょう。

 

2018年4月1日現在、

ワシルロマチェンコは、

パウンドフォーパウンドでも

1位2位を争うほどの

ビッグファイターに変身し、

スーパースターになっています。

来月の5月に、

ホルヘリナレスに

挑戦が決まったロマチェンコ。

 

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リナレスが勝つシーンが

なかなか想像しにくく、

唯一の敗戦であったサリド戦を見て、

どこかにリナレスの

勝算が見つかるかな?

と思いましたが、

全く参考に

ならなかったですね

( ̄▽ ̄;)

この日のロマチェンコは

今のロマチェンコとは

全く別のボクサーでした。。。

 

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リナレスはやはり

ボクサースタイルでジャブを突いて、

カウンターを狙って。

というボクシングをすると思います。

ハンドスピードならば、

ロマチェンコに勝るとも

劣らないリナレス。

脚の速さも十二分に速いけれども、

ロマチェンコの

あのダンスのステップの

瞬間移動を考えると

リナレスといえども

自分の距離を保つのは

なかなか難しいと思います。

ただ、

フィジカル面での優位が

リナレスにあることや、

今までロマチェンコは

リナレスほど速い選手と

戦っていないこと。

ロマチェンコが最近不用意に

被弾することもままある、

ことなど。

リナレスのカウンターが炸裂して

ロマチェンコがダウン。

なんてことも全然あり得ると思います。

なので、私の予想は、

ロマチェンコの

判定勝ちに

しておきます( ´ ▽ ` )

もしくは後半にストップ勝ちね!

ロマチェンコの!

だってさ、

まだ負けない感じするんだよね!

ロマチェンコ(笑)

さすがにリナレスは

ノーマスはしないと思いますが。。

なので、当日私はテレビの前で、

 

声を張り上げて

応援したいと思います( 」´0`)」

リナレス

頑張れ!!と!!

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Lomachenko vs Salido.

レナードVSテリーノリス。シュガーレイの落日

 

www.youtube.com

 

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どんな名選手であっても、

必ず敗れる日が来てしまいます。

シュガーレイレナードも

例外ではありませんでした。

当時のチャンピオン、

テリーノリスにレナードが

挑戦する形でしたが、

戦前の予想では

やや接ってはいたものの、

レナード有利という声が

多かったと記憶しています。

 

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今でこそ、

テリーノリスといえば

ビッグチャンピオン。

当時のパウンドフォーパウンド

最強とまで言われたボクサーですが、

レナード戦の頃は

まだ評価が分かれるところも多く、

過小評価されていました。

ノリスがジュリアンジャクソンに

挑戦した試合で、

痛烈なノックアウト負けを

喫していたことや

打たれ脆さを指摘する声なども

加味されて、

ブランクが長く、

34歳を迎えていたレナードであっても

ノリスには勝てるんじゃないか?

そんな楽観ムードな

空気がありました。

実際、レナードはこれまでに

引退してカムバック、

カムバックしては引退、

引退してカムバックを繰り返しw

上野のアメ横などで見られる、

「本日最終日!

店内のカバンは全て3000円です!

今日で閉店します!」

と言っていた店が、

一週間経ってもまだ営業してる。

これに通ずる何かを感じます。

 

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引退します詐欺の

常習犯であるレナードが、

カムバックして戦う相手には、

なんらかの勝算があることが多く、

それで今までも勝ってきていた

実績も相まって、

私もなんとなくレナードが

勝つんだろうと踏んでいました。

それがいざ、

試合が始まってみると、

あのスーパーエキスプレスと

言われたレナードが、

遅い(*゚∀゚*)

遅すぎる。

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たしかに、

ノリスはスピードのある選手ですが、

リングに立っているのは

かつてのレナードでは

ありませんでした。

レナードが時折みせる

コンビネーションや、

カウンターなど、

随所にかつての煌きというか、

残光というのでしょうか。

そういったものも

垣間見えたりするのですが、

いかんせん単発で、

ノリスにはほとんど

ヒットしませんでした。

 

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試合後、レナードは、

「昔の自分と戦っているようだった」

とコメントしていましたが、

それほどまでに二人の実力差が

はっきりと明確に、

レナードの落日を彩っていました。

レナードはこの日まで、

ロベルトデュランとの第一戦以外に

負けは一度もなく、もちろん

完敗というのが初めてでした。

ハグラーやハーンズ戦などでも、

もちろん苦戦などは

多かったレナードですが、

いいとこなしというのが、

何よりもショックだったですね。

 

あ、これは私の感想なんですが(笑)

 

この試合をみると、

メイウェザーもカムバックして、

この日のレナードのような

試合をするのだろうか、

見たいような

見たくないようなですね(*´ω`*)

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オールドファンは特に

感傷的になってしまう試合ですが、

歴史の節目となる

ビッグマッチですので、

久しぶりにご覧になって

いただいたいです( ´ ▽ ` )ノ

この日を境にテリーノリスは

スーパーチャンピオンへと

変貌していきました。

Terry Norris vs Sugar Ray Leonard

レパード玉熊VS李烈雨。日本伝統のフライ級に再び

www.youtube.com

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ニッポン伝統のフライ級に

再び光が射しました

のアナウンサーの実況に

幼かった私は鳥肌モノでした。

そのせいか、

とても記憶に残っている試合です。

 

当時、大橋秀行

WBCストロー級の世界タイトルを

奪取して、日本人世界挑戦21連敗を

止めたばかりのタイミングで、

玉熊が二人目の世界チャンピオンに

なったことで

日本ボクシング会も

活気が戻ってきた。

そんな空気でした(●´ω`●)

 

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試合は、この時代特有の

細かい連打の応酬の接近戦(笑)

今の時代、

あまり見なくなりましたよね。

やはりボクシングも日進月歩、

その時代その時代で

トレンドも違いますし、

ちょっとずつちょっとずつ

進化していっていることが、

昔の試合をみると改めて実感します。

代表的なところだと、

フロイドメイウェザーJrが

すり足のフットワークを使ったことで、

それまでの

ピョンピョン跳ねたような

アウトボクシング

最近めっきり見なくなったとか、

まぁ、メイウェザーに関しては

やっぱりあのリングインの時の

ロープに頭をくぐらせて、

戻してからリングイン

 

これですね ↓↓

www.youtube.com

 

この動きは真似してる

選手めちゃ多いですね。

私も何かをくぐるときに日常生活で

真似してしまうくらいですから

(*゚∀゚*)

 

話を戻して、、、

 

トレンド云々というより、

典型的なコリアンファイターの李と、

迎え撃つ戦術の玉熊の

組み合わせならば、

この試合展開は

必然だったように思います^^

それにしても、

この時代の試合前の悲愴感というか

緊張感は、今の時代には

あまり感じられなくなりました。

というか、テレビの演出が

派手になったから。

というのがかなりの割合で

影響しているのでしょうが、

自分はこの時代の控え室の

リポートが大好きでしたね^^

昔は良かったね。

とかではなく、

単純に個人的な好み。

趣味趣向の問題です(笑)

やっぱり、

あしたのジョーが好きすぎて、

ボクシングに対して

悲愴感を未だに

求めているのでしょうか。

ただ、この日のアナウンサーの

実況は、ほんとに秀逸で

こと実況だけに関しては、

最近の民放の実況よりも

明確に優秀であると

言わざるをえません。

色々と、懐かしくて試合と

関係ないことばかり

書き連ねましたが、

 

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日本伝統のフライ級の

世界タイトルマッチ。

今見ても、

かなり感動的な試合ですので、

まだ見たことないよ。

という人はぜひぜひ(*´ω`*)

 

李烈雨 vs レパード玉熊

 

竹原慎二VSホルヘカストロ。歴史を変えた一戦

www.youtube.com

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まもなく、

村田諒太のミドル級

世界タイトルマッチ。(//∇//)

ということで、

この試合が思い出されました。

日本人で初めて世界ミドル級

チャンピオンになった男。

竹原慎二の世界タイトル奪取の

試合です。

チャンピオンは

百戦錬磨のアルゼンチンの闘牛、

ホルヘカストロ。

 

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試合前の予想では、

竹原に勝ち目はないだろう。

というのが大方の見方でした。

それが証拠に、

当時ボクシングの

世界タイトルマッチは

民放のゴールデンタイムで

やることが当たり前でしたが、

竹原VSカストロ戦は

深夜放送だったと思います。

最後の判定が下って、

竹原が勝ち名乗りを受けてるシーンの

テロップが、

竹原、奇跡の

王座奪取!!

と、若干悪意を感じる

レベルですし(笑)

 

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竹原がもし、

もっと下の階級だったなら

こんな風には扱われなかったに

違いありません。

試合内容は、ダウンも奪って

終始試合を支配した

竹原の文句なしの判定勝利でした。

 

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解説の渡嘉敷さんも、

興奮実況でしたね(笑)

解説というより、

ほとんど応援でしたけど( ̄▽ ̄;)

 

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竹原は初防衛戦で

ウィリアムジョッピーに敗れて

引退してしまいますが、

もしジョッピーに勝っていたら、

トリニダードとのビッグマッチも

あったかもなんですよね。

村田選手にはぜひ勝ってもらって、

GGGやカネロと絡んで欲しいなと

勝手に期待しております( ´ ▽ ` )ノ

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Jorge Castro vs Shinji Takehara

 

 

カネロアルバレスVSアミールカーン。これぞ失神KOの近年の象徴!

www.youtube.com

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いよいよ

GGGことゴロフキンとの

対戦が決まった、

サウル”カネロ”アルバレスと

アミールカーンの

タイトルマッチです。

2階級も体重を上げ、

体格面での不利や、

打たれモロさもあいまって、

カネロ圧倒的有利との

予想の中で行われた試合でした。

結果やインパクトありすぎの

KOシーンだけを見ると、

大方の予想通りだったわけですが。

なのですが、

実はこの試合カーンは大善戦でした。

というか、むしろ

このままカーンが

勝っちゃうんじゃね?

(*゚∀゚*)

くらいの勢いありました笑

エキサイトマッチの解説の

飯田さん浜田さんも

5Rまでカーン優勢のポイントを

つけてました(●´ω`●)

 

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ハンドスピードをいかしたワンツー。

素早い出入り。

終始集中力を切らさずに、

カーンはカネロの激しいプレッシャーに

晒されながらも

本当に上手く戦っていたと思います。

 

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並の選手であれば、

序盤に主導権を握られた展開を

打開することは難しく、

(特にビッグマッチでは)

そのままズルズル行ってしまうことも

しばしばで。

カーンは最初から

12R戦って判定をものにする

戦略のボクシングを

徹底するという中での、

 

あの右。(笑)

すべてを無に帰す

あの右。(笑)

 

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カネロ、天晴れと

言わざるを得ないでしょう。

ポイントを取られても

慌てることなく、

じわじわと距離を縮めて、

ボディをヒットさせて、

心なしかガードの下がったカーンの

一瞬のスキをついて。

倒れた瞬間に誰もが終わったと

認識できる失神KOでした。

 

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浜田さんもおっしゃってましたが、

カーンは上手く戦っていたけれど、

最後まで続けることは

難しかったですね。

カネロが相手ではなかったら

アウトボックスできていたかも?

ですが(^_^;)

それにしても、

9月が待ちきれませんね!( ´ ▽ ` )ノ

 

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Canelo vs. Khan

 

ナザロフVSジョーイガマチェ。倒され屋のガマチェさん

www.youtube.com

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ザ・冷戦

プロパガンダ的なキャッチです。

 

勇利アルバチャコフと共に

協栄ジムに所属し、

世界チャンピオンになった

グッシーナザロフ。

(グッシー)は

先輩チャンピオンの

具志堅用高のニックネームから

取ったみたいですが、

ナザロフ本人が、

 

「本名がいい」

 

と強く要望したらしく、

(そりゃそうですよねw)

世界戦前くらいには、

グッシーナザロフから、

本名であるオルズベックナザロフに

変わっていた記憶があります。

勇利も最初はユーリ海老原の

リングネームでしたが、

本人の強い要望により、

アルバチャコフと本名で

リングに上がってました。

出稼ぎボクサーの

葛藤と憂鬱を感じさせる、

ちょっと悲しい話です。(^_^;)

 

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そんなナザロフさんは、

南アフリカで当時チャンピオンだった

ディンガントベラから

見事!タイトルを奪って、

このジョーイガマチェ戦が

二度目の防衛戦でした。

アメリカVSロシアの構図で、

ナザロフはブーイングを浴びてます。

ロッキー4のアポロVSドラゴを

思い出してしまう

オールドファンもいるかもですが、

 

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この日のガマチェのトランクスが

まさにアポロクリード的というか、

キャプテンアメリカ的というか、

 

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昔のアメリカの学園ドラマには

欠かせないタイプの

ナショナリズムボクサー。

ジョーイガマチェ。

と言ったとこでしょうか(笑)

 

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アポロVSドラゴの

衝撃のKOシーンにも

勝るとも劣らない衝撃のラストです。

 

ガマチェは強い選手で、

元世界チャンピオンなのですが、

このナザロフ戦や

トニー”タイガー”ロペス戦、

悪夢のアルツロガッティ戦。

圧倒的な倒されぶりばかりが

記憶に残っている、

 

倒されアーティスト

でありました。

 

これだけ華のある

鮮やなKO負けをする選手は、

日本では山口圭司選手くらいしか

思い出せません(笑)

倒した瞬間、

普段クールなナザロフの

貴重なガッツポーズも見れますので

ぜひぜひ見てみてください。

ナザロフがあのジョーイガマチェを

KOしたのか!と

多くの日本人ボクシングファンを

喜ばせた忘がたい一戦です。

 

Orzubek Nazarov vs. Joey Gamache

 

ガマチェの倒されっぷりを

おかわりしたい方は、

タイガーロペス戦の

KOラウンドもどうぞ。↓↓↓

www.youtube.com

Joey Gamache vs Tony "The Tiger" Lopez

モンシプールVSソムサック。年間最高試合。

www.youtube.com

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先日マヤルモンシプールVS仲里繁の

死闘をブログにあげました。

gokanno.hatenablog.com

そのフランスの闘犬こと

(誰も呼んでまんせんが)

マヤルモンシプールが

チャンピオンの座から転落した試合です。

いつも激闘のモンシプールらしく、

敗れた試合でも、

この年のファイトオブザイヤーを

受賞しています。

 

挑戦者はタイの

ソムサックシンチャチャワン。

タイ国内では評価は

高かったかもですが、

世界的には無名だったこともあり、

モンシプールが

無難に防衛するのでは?

という予想が圧倒的だったと思います。

1ラウンド開始早々、

ソムサックのカウンターで、

モンシプールがダウンします。

裁定はスリップでしたが、

波乱の幕開けでした。

 

元々身体が大きくない

モンシプールではありますが、

ソムサックが2回りくらい

大きく見えます。

このフィジカル面の差が

じわじわと試合に影響を

与えたようにも感じます。

 

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モンシプールは誰が相手だろうと

前に出てガンガン打ち合う選手なので、

体格差というのがモロに影響される

ファイトスタイルだったことも、

この試合の勝負を分けた

キーポイントだったと思います。

ソムサックはロープに詰まって

ピンチに陥る場面も

たびたびあったのですが

終わってみたら、

あれは作戦だったのかな?

とも思えてきます。

好戦的なモンシプールを

前に出てこさせて、

モンシプールの打ち終わりを

カウンターで狙ったり、

打ち疲れさせたところで勝負をかける。

 

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かつて、モハメドアリが

圧倒的不利の予想の中、

ジョージフォアマンをKOした

キンサシャの奇跡オマージュ

とでも言いますか(笑)

ロープアドープ作戦だったのかと

言っても過言ではありません。

おそらく過言ですが。(//∇//)

一見チャンスを多く作っている

モンシプールでしたが、

クリーヒットが少なく、

逆にソムサックのパンチは

数は少ないものの、

的確にモンシプールにダメージを

蓄積していった。

そういう印象です。

冒頭にも書きましたが、

やはり体格差も影響して

普段ならもっとダメージを

与えられたであろうモンシプールの

パンチがソムサックに対して

そこまで致命的なダメージを

与えられなかったのかもしれません。

ともあれ、

敵地フランスで

このような戦術を取ったソムサックは

天晴れでした。

モンシプール好きだったので私は、

残念でしたが(^_^;)

 

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モンシプールは6度目の防衛を失敗して、

返り咲くことなく引退となりました。

モンシプールとしては

悔しい敗戦だったと思いますが、

年間最高試合にも選ばれた

番狂わせなので、

ぜひぜひご覧ください( ´ ▽ ` )ノ

Somsak Sithchatchawaln vs Mahyar Monshipour

イベンダーホリフィールドVSジェームスダグラス。真実の証明!本物VS破壊者

www.youtube.com

 

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あのタイソンを

歴史的番狂わせで破ったダグラスが、

「本物男」イベンダーホリフィールドを

相手に迎えた初防衛戦。

統一世界ヘビー級タイトルマッチです。

タイソンに勝ったのは

マグレだったのでは?と、

チャンピオンになったにもかかわらず、

ジェームス・”バスター”・ダグラスは

訝しげに見られていました。

試合前の賭け率も、

挑戦者であるホリフィールド有利と

なっていました。

ホリフィールドは一つ下の階級の

クルーザー級の統一チャンピオン

だったこともあり、

無敗でランキングも1位。

予想が有利に傾いても

不思議ではなかったと言えます。

 

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しかし、この時のホリフィールドの

評価が高かったというよりも、

ダグラスに対する不信感が

色濃く出ていた雰囲気でした。

ホリフィールドが正当に評価されたのは、

リディックボウに敗れた試合から

ですからねσ(^_^;)

負けてから株を上げるホリフィールド。

ここらへんがホリフィールドの

凄みだったりします。

 

さて、この日のダグラスは

調整にも失敗したという噂もあり、

体重もタイソン戦と時よりも

10キロくらい重かった記憶があります。

いざ試合が始まると、

やはりホリフィールドの

シャープな動きが目立ちます。

 

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ダグラスにスピードが

なかったとも言えますが、

この日のホリフィールドはやっぱり

キレがあったと思います(*´ω`*)

今のヘビー級のチャンピオン達、

フューリーやジョシュアや、

ワイルダー達が、この日の

ホリフィールドに勝てるかな?

とか考えながら見るとより楽しめます。

ホリフィールドファンの

私の欲目もありますが、

どのチャンピオン相手でも

ホリフィールドが

勝っちゃうんじゃないかなー

なんて思います(笑)

 

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試合を決めた右ストレートは

鮮やかにダグラスの顔面を捉えて、

ダグラスは起き上がることが

できませんでした。

後日、このダウンシーンが問題となって、

ダグラスは立てたのに戦意喪失となり、

あえて立たなかったのでは?

という話も聞かれました。

ほんとのとこは

わかんないですけどね(^_^;)

 

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ホリフィールド曰く、

「ダグラスは右アッパーを打つ前に

右肩が下がる癖がある。」

と試合後に語っていただけのことはあり、

待ってましたとばかりに

右を叩き込んでます。

あのマイクタイソンをKOした

右アッパーだっただけに、

必ずやダグラスは右のアッパーを

打ってくると

ホリフィールドは完全に

読んでいたということですね。

 

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リングサイドにはホリフィールドと

仲良しのパーネルウィテカーや

レナードにテリーノリスといった

懐かしのビッグネーム達も見れます。

ヘビー級の歴史に残る試合ですので、

もし、まだ見たことないよ。

という方はぜひぜひ

見てみてください( ´ ▽ ` )ノ

Evander Holyfield vs. Buster Douglas

モンシプールVS仲里。フランスの熱い夜。

www.youtube.com

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昔、魁!男塾という漫画があって

自分は大好きだったんですが、

この試合、その男塾に出てきても

おかしくありません(笑)

あえてラーメンで例えるならば確実に

ラーメン二郎です

(*゚∀゚*)

しかも増し増しってやつですね。

にんにく入れますか?

 

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挑戦者の仲里繁はあの名王者だった

オスカーラリオスとの

2度に渡る激闘が有名で、

ラリオスの顎を砕いたという

ハードパンチャーでした。

 

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顎を砕かれても最後まで戦い勝利した

ラリオスも相当ですが(^_^;)

これが仲里にとって3度目の挑戦で、

この試合に敗れて引退ということに

なりました。

 

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チャンピオンのマヤルモンシプールも、

闘犬のような顔をしているだけあって、

完全なブルファイターで

パンチの強さだけではなく、

メンタルの強さも兼ね備えた

強いチャンピオンでした。

誰とでも真正面から

打ち合う選手だったので、

私は大好きでした。(●´ω`●)

仲里とモンシプールは

両者共に好戦的なので、

試合前から激しい打撃戦になることは、

火を見るより明らかではあったものの、

想像を超える。

見ている側が

パンチドランカーになるような

リングサイドの席の値段が高くても

全然気にならない、

そんな名勝負だったと思います。

 

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同じ沖縄出身ということも

あったでしょうか、

解説の浜田さんも

熱がこもってますね(*´ω`*)

結局、仲里は世界を

獲れなかったですが、

記憶に残る強い選手でした。

特に左フック、アッパーは

過去の優れた世界チャンピオンと

比較しても全く遜色のない

世界の左だったと思います。

 

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モンシプールとの打ち合いの中、

勝負を分けたのは

やはりディフェンスの精度

だったと思います。

モンシプールは

ガッチリとガードを固めて

打たれないことを

意識し続けていたのに対して、

仲里はほとんどノーガード

ですからね(((゜Д゜;)))

せめて上体を振って、

頭の位置を変えていたら、、、

と考えてしまいますが、

そうなると仲里らしさみたいなものが

失われてしまうのかもしれませんね。

ボクシングってほんとに

素晴らしいなと5億回くらいは

思ってますが(笑)

改めてそう感じさせてくれる

熱い試合でした( ´ ▽ ` )ノ

 

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Mahyar Monshipour vs Shigeru Nakazato

ノニトドネアVSダルチニアン①。この試合でドネアは一躍スーパースターに。大番狂わせのKO勝ち。

www.youtube.com

 

 

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2007年度のリングマガジンの

ノックアウトとアップセットの

両部門でオブザイヤーに輝いた

ノニトドネアの出世試合です。

 

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当時のビックダルチニアンは

実力、評価共に高く

まだ無名だったドネアが勝つとは

誰も予想していなかったですが

スターはある夜に

突如センセーショナルに現れる、

劇的な戴冠劇の例に

ドネアも漏れることなく、

この試合をきっかけに

スターダムに踊り出ました。

 

 

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ドネアのニックネームは

フィリピーノフラッシュですが、

(フィリピンの閃光)

言い得て妙なニックネームですね

(*´ω`*)

最後のカウンターは、

”バチン”という音と共に

ダルチニアンをリングに沈めました。

 

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BANG!!!

ライフルで頭を打ち抜かれたような

衝撃音で、ダルチニアンが

倒れた瞬間に、ダルチニアンの

セコンドがリングに駆け上がろうと

しています。

もう立てないことが

当たった瞬間にわかってしまうほどの

強烈なパンチでした。

フィリピンと言えば

マニーパッキャオですが、

パッキャオもマルコアントニオバレラに

センセーショナルなTKO勝利で

スター街道を歩んだプロセスが

ドネアと被るものがあります。

最近のドネアは精彩を欠く試合が

多いと感じてしまうのも、

こういった強烈なKOシーンが

脳裏に焼きついて、

期待値が上がってしまうから

かもしれません。

あの時、長谷川穂積が

モンティエルに勝っていれば、

そしてドネアが

マグダレノに勝っていたら

両者の対戦が実現したかもと

思うと残念ですね(´;ω;`)

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Vic Darchinyan vs Nonito Donaire

テレンスクロフォードVSユリオルキスガンボア。超ハイレベル!クロフォードがガンボアから全てを奪った試合。

www.youtube.com

 

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私が今最も注目している選手が、

ワシルロマチェンコと、

このテレンスクロフォードです。

そのクロフォードの評価を

決定づけたのが、

このユリオルキスガンボア戦です。

もっと言うと、

クロフォードがガンボアから

全てを奪い取った試合でした。

それまでのガンボアの

地位や名声、評価。

根こそぎクロフォードが

絡め取る(*⁰▿⁰*)

大げさではなく、

明暗がここまで残酷に

分かれることになる一戦が

たまにであっても、

実際に『ある』ところに、

ボクシングの一戦一戦の

重みを考えさせられます。

 

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ガンボアはキューバの強豪で、

この日まで無敗。

アテネ五輪では金メダルも

獲得してます(((゜Д゜;)))

更に妻への暴力行為で、

2回も逮捕されるという

強者です(笑)

クロフォードはアメリカの

オマハ出身で、

地元の英雄なのでしょう。

地元での人気はものすごいです。

オマハといえば、

世界三大投資家の一人、

ウォーレンバフェットの

地元でも有名です。

バフェット爺さんの名言で、

お金を増やすルール

というのがあります。

 

ルール其の一。

・お金を絶対に損しないこと。

ルール其の二。

・ルール其の一を絶対に忘れないこと。

 

禅問答のようですが、

バフェットが言うと重みを感じます。

 

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そんなオマハでのタイトルマッチは、

この年のファイトオブザイヤーに

選ばれました。

それくらいハイレベルで

ボクシングの素晴らしさを

凝縮した試合でした。

お互いにスピードがあって、

パンチがある両雄の

絶えず緊張感がある

中間距離での打ち合い。

 

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体格差でクロフォードが

有利なようにも見えましたが、

勝敗を分けたのは、

ディフェンスの精度の差。

だったような気がします。

ガンボアはパンチをかわす勘や

相手にパンチを当てる当て勘が、

持って生まれた才能なんでしょう。

本人もその才能を

自覚しているせいもあって、

中盤以降ほとんど

ノーガードになって

しまいました。Σ੧(❛□❛✿)

先にダウンを喫して

打ち気に入っていた。

ということもあるでしょうが、

テレフォードの正確なパンチを

クリーンヒットされてしまい、

ダメージを蓄積してしまった感が

あります。

 

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クロフォードは離れてよし、

くっついてよしの

トータルファイターで

非常にバランスもよく、

パンチもシャープ、

そしてパンチをもらわない。と

この試合だけ見ると、

穴が見当たらないですね(笑)

 

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クロフォードは前に出てくる選手が

得意なのかもなので、

一流のボクサータイプの選手との

試合がみてみたいものです。

階級の差がなければ、

あのロマチェンコと

やってほしいです。(●´ω`●)

 

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二人ともまともにパンチをもらわない

神の領域のボクシングが

見れそうです(笑)

いや、見れます(●´ω`●)

まだクロフォードの試合を

見たことないよという方は

ぜひぜひみてみてください。

今後のボクシング界を

リードしていく選手の一人に

間違いありません。(*´ω`*)

 

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Terence Crawford vs Yuriorkis Gamboa

 

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内山VS三浦。古き良き、白熱の攻防戦

www.youtube.com

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先日の三浦隆司の試合は

実に感動的でした(*´ω`*)

この内山戦を見ると、

三浦の成長は

目覚しいものがありますね。

エキサイトマッチ内で、

ジョーさんが

「三浦選手は当て勘が非常によい」

と、おっしゃられてましたが、

それは昔から健在なのだと、

内山戦でもその当て勘の良さを

十二分に発揮してます。

内山は大晦日コラレスとの再戦も

相性の悪さもあったか、

完敗と言っていい内容でした。

サウスポーが苦手なのかな?

という感じもしましたが、

三浦戦ではビシビシ世界のジャブを

ヒットさせていたので、

一概に、サウスポーが苦手

というわけではないようです。

スピードのある選手が

苦手なのですかね?

 

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コラレスも三浦もサウスポーですが、

スピードが全然違う分、

三浦戦で内山は好きなように

ジャブをつけたのかもですね。

3Rボンバーレフトで内山から

ダウンを取った三浦。

今の成長した三浦だったら

あの一発で決めてたかも?

しれませんね^^

今のボクシング界のトレンドは

スピード主体の、というより

スピード命の競技となりつつある中、

古き良きを体現してくれている

内山と三浦のような

ど突き合いボクシングを

もっともっとみたくなります。

 

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ファイトオブザイヤーに

選ばれる試合は、

やっぱりど突き合いが多いので、

世界のファンもなんだかんだ言っても

望んでいることなのでしょうね。

三浦とバルガスの再戦は

実現がむずかしい展開になりましたが、

ベルチェルトとの試合も

おもしろくなりそうです。

ただ、序盤に三浦のいいパンチを

入れておかないと、

スピードの差で一方的な

展開も考えられるので、

ローマン戦のようなボンバーレフトを

ボディへ炸裂させてほしいですね。

 

ただ、予想はベルチェルト有利と

明記しておきます。(´;ω;`)

Takashi Uchiyama vs Takashi Miura