ボクシング名勝負ブログ

読むだけでボクシングに詳しくなる!名勝負を分析。検証。さらには未来の名勝負を予想します。

輪島功一VS柳済斗。炎の男の奇跡の試合。名言出まくりのドキュメンタリー【動画あり】

www.youtube.com

f:id:gokanno:20190518234632j:plain

炎の男といえばこの人、

元世界Jミドル級チャンピオンの

輪島功一さんです。

 

その輪島さんの試合の中でも

個人的にベストバウトだと思う試合。

それが柳済斗とのリマッチ。

 

f:id:gokanno:20190518234832j:plain

 

この試合の映像を見るために、

当時中学生だった私は、

リングジャパンから販売されていた

VHSのビデオテープ(笑)を

10000円で購入しました。

ビデオを10000円ですよ。

中学生の10000円は大きいです。

今ならYouTubeでササっと笑

 

f:id:gokanno:20190518234851j:plain

 

でも、10000円出しても

買ってよかった(●´ω`●)と

心から思えた試合でありました。

 

輪島VS柳の第一戦は、

チャンピオンの輪島に柳が挑戦して

7回KOで柳済斗が新王者になりました。

 

f:id:gokanno:20190518234935j:plain

 

なので、年齢的にも体力的にも、

輪島圧倒的不利の予想の中、

この因縁の再戦を迎えたわけです。

 

f:id:gokanno:20190518235027j:plain

 

2019年現在。令和では

ボクサーの選手寿命は長く、

30代のボクサーが現役バリバリ。

ということも珍しくありませんが、

輪島さんの現役当時の1970年代で

32歳のボクサーというと、

今の感覚だと、42歳のボクサーが

また世界に挑戦する。

みたいな感覚なんですかね(;´∀`)

 

そんな輪島さんは引退後は

テレビのバラエティ番組に出て

天然なのかドランカーなのか笑

そういうキャラが先行しすぎて

現役時代は頭脳派な

ボクサーだったと言っても、

もう嘘くさいレベルの話に

聞こえるから恐ろしいですw

 

動画の中でも輪島さんは

勝つためにありとあらゆることをした。

と、言われてますが。

これはリップサービスではなく

かなりガチな話で。

ありとあらゆる戦略、戦術を

使ったボクサーでした。

 

まずは最初に輪島さんが

タイトルを奪取したカルメロボッシ戦。

 

f:id:gokanno:20190518235158j:plain

 

多分一番有名なかえる跳びパンチ。

 

漫画はじめの一歩の中の青木の

必殺パンチもかえる跳びですが

輪島さんをモチーフにしていることは

言うまでもありません。

 

f:id:gokanno:20190518235223j:plain

 

輪島さん、このボッシ戦では

あっち向いてホイ作戦も慣行してます。

何も言われてないのに、

輪島さんが急にレフェリーを

見たものだから、釣られてボッシも

レフェリーを見た瞬間、

輪島さんはボッシにパンチを繰り出す。

という、いい意味で、

卑怯っていうね笑

いい意味ですよw

ほめてますからね。

 

漫画アカギやカイジの作者の

福本伸行さんの勝負に対する考えと

輪島さんが言ってることは

どこかリンクします。

f:id:gokanno:20190518235400j:plain

 

「勝つ」ということへの

執着心が並大抵ではなく、

カイジでいうところの、

勝つ。勝つべくして勝つ。

 

f:id:gokanno:20190518235717j:plain

f:id:gokanno:20190518235736p:plain

を体現するような。

勝つとはロジックを

積み重ねた先にあるものだ感。

 

柳済斗との再戦でも、

風邪を引いたふりをして

相手のマネージャーをダマすとか。

並みボクサーでは到底出ない発想。

圧倒的発想力。

 

f:id:gokanno:20190518235847p:plain

 

ボクシングの世界において、

一度負けた相手との再戦、

リマッチは、ほとんどの場合

1戦目の勝者がそのまま再戦でも

勝利してしまうことが多いですが、

輪島さんはオスカーアルバラード

そして、柳済斗と。

一度は負けた相手に再戦で

雪辱するという偉業を

世界タイトルマッチの大舞台で

2回も達成しています。

これはもの凄いことです。

どうすれば勝てるのか。

とことんまで

追求した結果と

思います。

 

そして、この動画の中で

負けることに対しての

輪島さんの言葉。

負けることが

そんなに

恥ずかしいのか。

最後まで戦って、

戦えなくなってやめたら

納得するだろ。後悔しないだろ。

 

この金言は、

プロのボクサーのみならず

私のようなラーメン屋さんでも

サラリーマンの方でも、

どんな職業人にも

響きまくる言葉だと思います。

 

何か大事なものを

オレは忘れていたんじゃ?

と、思わせてくれる動画でした。

(●´ω`●)

輪島さんを知ってる人も

知らない人も楽しめる内容と

思いますので、

ぜひぜひご覧ください。

その内消されそうな動画なので

お早めに(∩´∀`)∩

 

f:id:gokanno:20190519000026j:plain

 

輪島功一 VS  柳済斗