ボクシング名勝負ブログ

読むだけでボクシングに詳しくなる!名勝負を分析。検証。さらには未来の名勝負を予想します。

マイクタイソンのKOマイベスト5。5位と4位

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アイアン(鉄人)

マイクタイソンの

ベストノックアウト集です。

ランク付けするなんて何様だ。

という感じで恐縮ですが、

私の少年時代のヒーローの

マイクタイソンの強さ凄さを

再確認したかったことと、

間違いなく地球上のボクサーで

最強だったのに、

様々なスキャンダルや、

キャリア晩年の精彩を欠く

試合が続いたせいか?

2016年現在ではあまり正当に

評価されていない感覚や

寂しさなどがありまして、

改めてタイソンは

めちゃくちゃ強かったんだ

ということを(笑)

このブログにも残しておきたい。

そんな気持ちが

強くなりました( ´ ▽ ` )ノ

 

選考基準は、

・派手なノックアウトである。

・世界タイトルマッチである。

・思い入れの強い試合である。

・タイソンの強さが際立っている。

などを踏まえてベスト5

を作りました。

 

第5位

ピンクロントーマス戦です^^

懐かしいですね~

www.youtube.com

 

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まず気になるのは、

タイソンの髪が長い

ということです。(笑)

トーマスは噛ませっぽい

雰囲気ですが、

少し前まで世界チャンピオン

だった人です。

元チャンピオンだけに、

さすがに上手く戦っていたと

思います。

当時のタイソン対策として、

多くの挑戦者が

アウトボクシング

タイソンと距離を取って戦う

作戦が多く見受けられましたが、

その多くはタイソンの

プレッシャーが強すぎて、

脚を使わざるを得ない

状況に追い込まれていた

ように感じます。

トーマスの場合は

ただ脚を使うだけではなくて、

くっついたらクリンチ、

離れてジャブ、

ワンツーを徹底してディフェンスの

集中力も切らさずに、

KOラウンドまで

決定打を喰うことなく、

まさに大善戦だったと言えます。

 

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ただ、トランクスが

ピンクロンだけに

ピンクだったことが

引っかかります。

やっぱピンクじゃ勝てねぇだろ。

と感じてしまいますね(*゚∀゚*)

最後のタイソンの

コンビネーションの詰めは

まさに鬼です。

全盛期のタイソンの詰めは

ライオンや虎を彷彿とさせるものが

ありました^^

 

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Mike Tyson VS Pinklon Thomas

第4位はラリーホームズ戦です^^

www.youtube.com

 

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試合前のリングに

ハメドアリがいるのが

テンション上がります(*´ω`*)

どうでもいいですけど、

この頃からリングアナの

マイケルバッファは

「レッツゲディトゥランボー!!」

と叫んでるんですね^^

今だにラスベガスでは

ジミーレノンJr.と

マイケルバッファが

リングアナを務めることが

多いので息が長いなぁと思います。

 

息が長いと言えば、

挑戦者のラリーホームズも

息の長い選手でした。

50歳近くまで戦っていた

記憶があります。

人気はそれほどなかったですが、

ヘビー級の王座を

20度近く防衛して絶対王者として

君臨していた時代も長かった

名チャンピオンでもありました。

 

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キャリアの最初の方は

ハメドアリの

スパーリングパートナー

だったことや

ファイトスタイルも

アリによく似ていたことから、

アリのコピーと

呼ばれていたみたいです。(

不本意だったと思います(>_<)

タイソンとの試合でも、

ホームズはチャンピオン時代が

長かったこともあるのか、

チャンピオンのような風格を

感じさせる試合運びに見えました。

全盛期の動きとは言えないにしろ、

フットワーク、速いジャブ。

タイソンが入ってくる

タイミングに合わせて打つ

ストレートやアッパーは

さすが一級品という感じです^^

 

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最初のダウンとなった、

タイソンの右ストレートは

鬼すぎなのですが(笑)

その後歯を食いしばって

タイソンの猛攻を凌ごうとする

ホームズの姿には

チャンピオンだった意地を感じ、

素直に「かっこいい」

と思いましたヽ(;▽;)ノ

最後、タイソンのフックで

沈んでいくホームズ。。。

記念すべき新旧交代劇

だったと思います。

 

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Mike Tyson VS Larry Holmes

 

ナジームハメドのベストバウト③ベストワンパンKO

www.youtube.com

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先に断っておきますと、

ブヤニブングは

すごく強い選手でした。

以下、ウィキペをコピペです↓↓↓

 

IBF世界スーパーバンタム級歴代王者、南アフリカのプロボクシング世界王者最多となる13度の防衛に成功し(同じ階級での防衛回数では2位、最多はウイルフレド・ゴメスの17度)、南アフリカの軽量級屈指の人気ボクサーで同国のボクシング界の英雄で高い人気を誇る。The Beast(獣)またはCarousel Kid(回転木馬)の異名を持ち打たせない防御の高さとスピードと手数で圧倒し打ち合いも備えている選手。

 

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13回も防衛して、

二階級制覇を目指してハメドに

挑戦という形でした。

13回防衛といえば、

具志堅用高の防衛記録と

同じですからね!(゚o゚;;

具志堅が2階級目を獲りに、

階級を上げて挑戦と

思っていただけたら、

もっとシンパシーを

感じるのではないでしょうか。

(全く感じない気もします)

 

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そんなブングさんですから、

ハメド有利とはいえ、

かなり苦戦するのではないか?

というのが大方の

予想だったわけです。

KOシーンも当然

ショッキングだったのですが、

何が驚いたかといえば、

開始から終わりまで

終始ハメドがブングを

圧倒してしまい、

あのブヤニブングが

何もできなかったということに

ファンは驚いたわけです。

 

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当時、エキサイトマッチの

解説の浜田さんも

かなり驚いてました(笑)

「いやぁーここまで

一方的になるとは

思わなかったですねぇー」

いや、ほんとですよ(笑)

ただ、ブングがかなり動きが

硬かったというのはありますが、

アンチのハメドファンを

沈黙させるには充分な内容でした。

ハメド強し!

を決定づけたような

試合でしたね^^

これぞナジームハメドの

ベストバウトだったと

思います( ´ ▽ ` )ノ

そして、この試合の

ハメドの入場シーンが

歴代のハメドの入場の中でも

ベストな入場だったことは

言うまでもありません(笑)

 

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Prince Naseem Hamed vs Vuyani Bungu

ナジームハメドのベストバウト②事実上の王座統一。あのウィフレドバスケスが何もできず。

www.youtube.com

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あのウィフレドバスケスが

こんな負け方をしてしまうくらい、

この頃の

ハメドは強かったです。

バスケスは前にも

ブログで書きましたけど、

日本人キラーで、

何人もの日本人ボクサーたちが

挑んでは撃退されてきた

歴史もあり、

バスケスが強いことは

誰しもが認めている中での、

このハメドの圧勝劇。

世界って広いな。と、

使い古された言葉ですが、

しみじみ感じます。

バスケスはWBAの

チャンピオンだったのですが、

ハメドに挑戦をすることが決まり、

WBAのベルトを

剥奪されてしまった

経緯がありますが、

事実上WBA、WBOの

統一戦だったと言って

過言ではありません。

 

ビッグマッチだったこともあり、

バスケスはやや

緊張気味に見えます。

ハメドはリラックスしすぎです

(笑)

試合前のパフォーマンスでも

バスケスは後手後手に

回っていた感じです。

リングイン後のハメドに

挑発されてから睨み返すとか、

名前のコールの時に、

ハメドが両手を挙げてから

遅れて挙げるとか、

この時点でハメドの術中にはまり、

冷静さが欠けてるように

見えました。

ここら辺の心理戦も

さることながら、

この試合を決定づけたのは、

やはり、

「スピードの差」

脚のスピード、

パンチのスピード

 

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とにもかくにも、

このスピードの差が

どうにもならなかった感じです。

バスケスが遅く見えるのは

ハメドが速すぎたんだと思います。

バスケスのクリーンヒットは

一発だけだったですかね?(>_<)

あれだけ当て勘のいい

バスケスが一発くらいしか

当てられないほどの

深刻なスピードの差でした。

 

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この試合を最後に

バスケスは世界戦線から離脱。

引退へと進みます。

最後の世界戦となりました。

ハメドの強さだけが目立つ、

まさにハメドの

ハメドによるハメドの為の

(笑)

悪魔王子のベストバウトでした^^

Naseem Hamed vs Wilfredo Vazquez

 

ナジームハメドのベストバウト①ベスト逆転KO

 

www.youtube.com

 

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最近、昔のハメドの試合を

振り返って見ていた。

ということもありまして、

ハメドさんの快勝、

ベストバウトを

何回に分けて

書いていこうと思います。

まずは、ハメドの

ベスト逆転KOの、

オーギーサンチェス戦です^^

それはケビンケリー戦

では?

という声も聞こえてきそうですが、

 

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ケリー戦は有名すぎて、、、

というのもあり少しマイナーな

この試合の方が

なんか玄人っぽいかな?

とか思いまして、こちらを

チョイスです(*゚∀゚*)

こいつ知ってるな感を

出したいんで笑

 

KOされた後、

担架で運ばれるサンチェスの

姿を見るまでもなく、

改めてハメドは

ハードパンチャーだったんだなと

再確認できる試合です。

サンチェスは

オーソドックススタイルで

スピードもパンチもある、

強い選手でした。

スリップと判定されたとはいえ、

ハメドからダウンを

取ってますし、

何回か効かせたパンチも

打ち込んでいます。

 

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以前のブログにも書きました

マルコアントニオバレラ戦、

gokanno.hatenablog.com

バレラもきっと、

この試合のサンチェスの戦い方を

参考にしたのでは?

と思えるくらいサンチェスは

うまく距離をとって、

戦っていたと思います。

ほんとに

惜しかったなぁという感じです。

最後のダウンシーンは

ハメドの

コンビネーションが

速すぎて、

倒れた瞬間にレフェリーが

ストップしたのを、

「ストップ早くね?」なんて

思ったのですが、

スローモーション映像を観ると

「そりゃ止めるよね( ̄▽ ̄;)」

という感じでした、、、

 

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この試合のレフェリーは、

正直うまくないというか、、、

むしろ下手(*゚∀゚*)な

レフェリーだったと思いますが、

ストップのタイミングは

完璧でしたね。

オーギーサンチェスの

その後はわからないですが、

引退だったのでしょうか、

才能がすごくありそうで、

人気も出そうな選手だったので

残念ですね。

それはさておき、

華のあるハメドらしい

逆転ノックアウトの試合なので、

まだ観たことないよという人は

是非みてみてくださいね^^

 

Prince Naseem Hamed vs Augie Sanchez

レノックスルイスVSドノバンラドック。ラドックが壊された日。

www.youtube.com

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前回の記事で、

ホリフィールドVSボウの

3試合を書いてきましたが、

ちょうど同じ時期に

レノックスルイスVS

ドノバンラドックの

忘れがたい試合もありました。

タイソンが刑務所に収監され、

ヘビー級はまさに

戦国時代

と言われた時期でも

ありました^^

ホリフィールド、

フォアマン、

マイケルモーラー、

リディックボウ、

トミーモリソン

そして今日の試合の二人、

レノックスルイスと

ドノバンラドック。

主役のタイソンは不在とはいえ、

スター性のある役者が

揃っている時代でした。

 

2016年現在では

この試合は

レノックスルイスが勝つでしょ、

という感覚ですが、

当時はドノバンラドックが

実力では最強と思われていて、

ホリフィールドやボウ、

そしてレノックスルイスよりも

評価されてました。

あのタイソンと20R近く戦って

ノックアウトされずに、

大善戦だったことも

評価を上げた要因でした。

なので、ルイスとの試合も

ルイスの地元イギリスでの

試合にも関わらず

ラドック有利というのが

大方の予想でした。

リングに上がってからの

ラドックの表情を見ても、

 

自信満々です。

www

 

「オレはタイソンにも

善戦したから、

オマエには負けるわけない」

的な、

もはや自信満々を通り越して

ルイスをおちょくり気味に

振舞ってますね( ̄▽ ̄;)

この姿がこの後の

悲劇のわかりやすいフラグというか、

伏線になっております(笑)

 

1R終了間際、

ルイスの強烈な右ストレートが

ラドックのテンプルに命中します。

試合はこの一撃で決まったと

言っていいですが、

ラドックの選手生命も

ここで終わった

と言えます。

 

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このKO負けの後、

あのタイソンにも

KOされなかった打たれ強い、

タフなラドックを見ることは

もうありませんでした。

この試合のダメージなのか、

急激に打たれもろくなり、

ヘビー級の世界チャンピオン

間違いなしと言われていた

ラドックは結局無冠のまま

キャリアを終えることになります。

(去年50歳を過ぎて

カムバックしましたが(^_^;)

レノックスルイスはその後、

絶対王者の地位を獲得し、

チャンピオンのまま

引退するなど、

華やかなキャリアを歩みました。

ラドックはすごく好きな選手

だっただけに

本当に残念です。

 

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ジョー小泉さんの

エキサイトマッチの解説でも、

「もしあの右ストレートを

あそこまでまともに

食わなければ、、、」

といった解説がありましたが、

ボクシングに「もし」

は禁物なのですが、

もしラドックが勝って

リディックボウや

ホリフィールドと戦ったら?

とか想像すると、

観てみたかったなぁ

というのが本音ではあります。

明と暗が

はっきりくっきりと交錯した、

ヘビー級の歴史に残る

名勝負でしたね(*´ω`*)

 

Lennox Lewis vs Donovan Ruddock

イベンダーホリフィールドVSリディックボウ③いよいよ最終章、壮絶KO決着

www.youtube.com

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イベンダーホリフィールドVS

リディックボウの3戦目です。

一勝一敗で迎えた3戦目なので、

いわゆるラバーマッチです。

ホリフィールドとボウの試合は

どれも激闘なのですが、

その中でもこの3戦目は

ダウンの応酬の

激しい打ち合いとなり、

文字通り「死闘」

だったと言えます

しかもノンタイトルって

いうのも熱いんですよね(笑)

ノンタイトルなんかい!

っていうね^^

アリVSフレージャーの3戦目の

スリラインマニラにも、

勝るとも劣らない

素晴らしい試合でした。

 

6Rにホリフィールドの

左フックでボウが

ダウンしたシーンは、

テレビを観ながら

思わず立ち上がってしまった

思い出もあります。

この場面は俳優の香川照之さんも

立ち上がって、

「ホリフィールド行け!!」

と叫んでしまったという

話もありました(笑)

この試合前にホリフィールドは

心臓疾患がどうのこうの、、、

みたいな話もあり、

前回ボウに勝っているとはいえ、

年齢的な問題もあったりで、

賭け率ではホリフィールド不利の

予想だったことなどが加味されて、

このダウンシーンの衝撃は

ハンパありませんでした。

 

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ボウがあんなにキレイに

効かされて倒れたのは

最初で最後だったと思います。

ボウの身体は1戦目2戦目3戦目と、

どんどん大きくなって、

ホリフィールドの髪の毛は

どんどん薄くなって、

この3戦目では全く無い状態も

衝撃的ではありましたが

(*゚∀゚*)

最後の打ち合いで

ボウの右クロスでばったりと

倒れたホリフィールドの

死ぬときは前のめりという

かっこよさ(*´ω`*)

結局ホリフィールドが

好きということで

ホリフィールド目線に

なってしまいますが。

 

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このKO負けのあと、

ホリフィールドはタイソンに

勝つというまさかの

(((゜Д゜;)))

王座返り咲きという

シナリオが用意されているとは、

この試合を観た誰もが

予想だにしなかったと思います。

ホリフィールドVSボウは

3試合でワンセットという

意味が伝わってくれたら幸いです。

語り継がれる

名勝負だったと思います。

Evander Holyfield vs Riddick Bowe 3

イベンダーホリフィールドVSリディックボウ②OnceAgain!!に鳥肌。

www.youtube.com

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私の生涯ベスト級の試合。

イベンダーホリフィールドVS

リディックボウの2戦目です

(´∀`*)

やはり、

ホリフィールドのボクシングは

かっこいいなと

改めて思いました。

そう感じさせてくれる

ボクサーの1人です。

ジョー小泉さんも

ホリフィールドが好きって

言っていましたが、

ボクシング好きで

ホリフィード嫌いな人は

少ないと思います。

 

さて、

第一戦は激闘だったとはいえ、

内容的には完敗だった

ホリフィールドだったので、

この試合の賭け率は

ボウ有利に傾いていました。

試合開始すぐにボウは

積極的に打って出てきた。

あたりにも自信がうかがえます。

序盤はアウトボクシング気味に

足を使って、ホリフィールドは

ボクシングをしようとしていた

と思います。

というか、アウトボックスする

作戦だったんだと思います。

しかし、前回よりも

体重も重くなっていそうな

ボウの圧力に押されて

うまく捌くことができないまま、

序盤はボウ優勢に

進む形になりました。

 

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流れが変わったのは、

4Rの終了直前から

ゴングの後まで(笑)

繰り広げられた打ち合いで、

ホリフィールドらしい

鬼気迫るパンチで

流れを強引に手繰り寄せました。

(次のラウンド、ボウは少し

弱気な表情に見えます)

ホリフィールドの心臓の強さには

逆に呆れます(笑)

と、ホリフィールドには

いい流れで来たところに

 

有名なパラシュート男の

乱入がありました(((゜Д゜;)))

 

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この試合、

このパラシュート男のせいで

普段ボクシングを

見ない人達にまで

知れ渡った試合だったことを

思い出しました。

普通のニュースで

流れてましたよね^^

動画ではカットされてましたが、

20分くらいの中断があって、

水を差された感じには

なっちゃったんですが、

再開後、両者にそれほど

影響があったようには

見えなかったことが

唯一の救いでしたね。

判定の結果は2-0で、

圧倒的不利の予想を覆して、

ホリフィールドの

勝ちになりました!

マイケルバッファの

「ワンスアゲイン!」

のコールに大歓声が上がって、

ホリフィールド以上に

セコンドや身内が

歓喜している絵がすごく素敵です。

喜びを爆発させるよりも

淡々と勝利を

受け止めている姿のほうが

僕はけっこう好きで、

感動しちゃいます(●´ω`●)

 

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余談ですが、

ホームランを打った

松井秀喜選手が

無表情でベースを

駆けていく姿も好きです。

これは個人的な趣味なので、

爆発系がダメとか

じゃないんですけど、

当事者が感情的になっていないと、

周りがもっと喜べるんじゃないかな、

と思うんです。

(ホリフィールドは単純に

疲れすぎていただけ感も

ありますがw)

ホリフィールドの

魅力が詰まった試合ですので

是非ぜひ観てほしいです

(*´ω`*)

RIDDICK BOWE vs EVANDER HOLYFIELD 2

 

イベンダーホリフィールドVSリディックボウ①伝説の戦いの幕開け。ホリフィールドの男気!

www.youtube.com

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前に書いた記事で、

タイソンのライバルは

ホリフィールドではなく、

ラドックだったと思う。と

ブログに書いたのですが、

ではホリフィールドの

ライバルは誰だったかと考えると、

こちらのリディックボウだった

と思います^^

二人は3回戦って、

そのどれもが激闘でした。

今日はそんな

イベンダー”リアルディール”

ホリフィールドVS

リディック”ビッグダディ”ボウの

第一戦の

世界ヘビー級タイトルマッチです。

タイソンが統一していた

タイトルだったので、

WBA,WBC,IBFの3つの団体の

統一タイトルマッチでした^^

ちなみに、ホリフィールドは

ひとつ下のクラスの

クルーザー級でも

統一チャンピオンだったので

2階級で統一王者に

なったことになります(((゜Д゜;)))

しかもホリフィールドは

ヘビー級のチャンピオンに

4回も返り咲くという

凄すぎて逆に引くくらいの

レジェンドになるのですが、

この日までのホリフィールドは、

そこまで世間の評価が

高かった感じではありませんでした。

タイソンに勝ってタイトルを

獲ったわけではなかったことや、

元々クルーザー級だったくらいで、

ヘビー級にしては小柄だったこと、

これまでの防衛戦も

フォアマンやホームズなど、

昔のビッグネームばかりで

本当に強い挑戦者と

戦っていなかった

(と思われていた)

過小評価されまくっていたわけです。

ホリフィールドの性格を鑑みると、

相当悔しかったんじゃないかな?

と思います。

当時無敗の最強の挑戦者である

リディックボウ戦を迎えて、

接っているとはいえ、

ホリフィールド不利の予想が

立っていたと記憶しています。

 

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プライドが傷ついて、

闘争心に火がついているのも

あるんでしょうか?

ホリフィールドの

燃えるような闘志で

果敢に打ち合う姿、

ダウンを取られても諦めずに

ファイトする姿。。。

勇気がありすぎの

前に常に出続ける姿勢。

少し分けてほしいその精神力

(笑)

 

結果的にこの試合は

ボウの判定勝ちに終わるのですが

皮肉なことにホリフィールドの株は

負けてから急上昇!!

という形になりました。

「あれ?ホリフィールドって

こんなに強かったの?

(((゜Д゜;)))?」

みたいな感じだったんですかね。

そんな自分も、この試合から

ホリフィールドが好きになった

人間なので、

完全に大衆側でした(笑)

2Rの打ち合いや、

10Rのダウン寸前まで

追い込まれた後の壮絶な打ち合い、

最終回のゴングが鳴ったあとの

立ち尽くすホリフィールドの姿は

たくさんの人に勇気と

感動を与えたと思います。

 

心情的にはホリフィールド

頑張れでしたが、

この日のリディックボウは

すごく調子もよく、的確で、

左右のコンビネーションも

非常にキレてたと思います。

そもそも身体もシャープでしたね。

 

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ホリフィールドの

誤算があったとすると、

くっついた後の接近戦の打ち合いで

ボウのパンチがあれほど

インサイドから来ると

思っていなかったように思います。

大振りがほとんどなく、

内側内側に狙って打つことで、

ホリフィールドのフックより早く

ボウのパンチが的確に

ホリフィールドを捉えました。

右のアッパーも接近戦で

効果的にホリフィールドを苦しめて、

10Rのふらつかせたパンチも

このアッパーでした。

ホリフィールドだったから

判定までいきましたが、

並の選手だったら間違いなく、

KO決着だった思います。

ホリフィールドの頑張りによって、

熱い名勝負になりました。

ホリフィールドVSボウは

1.2.3戦で一つのパッケージですので

(勝手にそう思ってる)

次回は2戦目、3戦目を

レビューしていこうと思います

( ´ ▽ ` )ノ

Evander Holyfield - Riddick Bowe 1

ナジームハメドVSマルコアントニオバレラ。悪魔王子、陥落。【動画あり】

www.youtube.com

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www.xn--pckcu0mrev87t1zbp37q.com

 

 

バレラ悪魔を討伐!!

ナジームハメドVS

マルコアントニオバレラの

ビッグファイトです。

 

バレラには申し訳ありませんが、

この試合は番狂わせだったと

言わせてもらいます。

当時、バレラも人気実力共に

申し分なしの世界の

トップファイターでしたが、

無敗でスターのハメドが

バレラに勝つという予想が

圧倒的に多かったと思います。

 

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また、

ハメドはオーソドックススタイルの

選手を得意にしていたことや、

バレラがそこまでスピードのある選手

ではなかったことも、

ハメド有利の予想に

傾いた原因かもしれません。

ただ、入場時からハメドには

 

不穏な空気が

漂ってました。

(゚∀゚)

 

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いつもはリングインする時に、

トップロープに両手をかけて、

クルッと一回転して

リングに降り立つパフォーマンスも、

この日はやろうとして躊躇して、

 

結局やらず(笑)

 

こんなハメドは初めてでした。

問題の入場の動画です。

 

www.youtube.com

試合がはじまってみると

いつものハメドという感じでしたが、

1Rにいきなりバレラの

左のカウンターを浴びて

のけぞります。

この一発で、

ハメドはいつものボクシングが

できなくなった感じでした。

というか、

バレラがさせなかった。

というのが正しいかもしれません。

それにしても、

バレラの戦略、

戦術は見事でした(*´ω`*)

 

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ハメドとはこうやって戦うんだよ。

と、さすがは弁護士を

志していただけのことはあるバレラ。

超頭脳的なボクシングで

ハメドを翻弄します。

 

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ポイントでは中盤まで

ほぼイーブンでしたが、

リングジェネラルシップ、

主導権は終始バレラが握って、

試合をコントロールしていました。

離れた距離でのジャブの突き合いで、

ハメドは突き負けてしまったのも

痛かったです。

ハメドが中に飛び込むと

バレラはカウンター。

離れたらジャブ。

カウンターを打ち込めなかったら

クリンチ。

ほとんどルーティン作業のように

淡々と作業をこなすようなバレラ。

 

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途中エキサイトする

シーンもありましたが、

ずっと同じ距離を保つことに

ものすごく神経を使って、

すぐに冷静になって

頭を切り替えていたように感じます。

ここら辺にもバレラの

強さ(したたか)

をうかがい知ることができますね。

アウトボクシング、

ヒットアンドアウェイ、

などありますが、

この日のバレラは

徹底した距離の管理

という感じでした。

ハメドを研究し尽くして

臨んだことが

観ている方にも伝わってきます。

ハメドは事実上、

この試合を最後に

引退してしまいましたが、

もっとハメドの試合を

見たかったなと。

いまだに思います。

いちファンとして残念です(;_;)

バレラの素晴らしい

ボクシングが冴える

まさに名勝負でした( ´ ▽ ` )ノ

 

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Marco Antonio Barrera vs Prince Naseem Hamed

 

オスカーデラホーヤVSフェルナンドバルガス。ライバル対決!これぞ世界の中間距離。

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オスカーデラホーヤと

フェルナンドバルガスの

スーパーウェルター級

WBC,WBAの王座統一戦です。

いい試合だった

記憶はあったのですが、

見直しても、

やはりいい試合でしたね。

(●´ω`●)

名勝負は色褪せません。

バルガスはデラホーヤに対して

ライバル心があったのか、

生理的に嫌いだったのか(^_^;)

試合前から挑発行為が

すごかったと記憶してます。

戦前の予想も接っていて、

バルガスが勝つと

予想しているファンも多かったです。

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試合が始まってみると

中間距離での

レベルの高い打ち合い、

ほぼクリンチもない状態で

デラホーヤもバルガスも手数が多く、

お互いを痛めつける系の試合でした。

ポイントもほとんど

イーブンのまま、10Rを迎えます。

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残り10秒での打ち合いの

最後にデラホーヤの左フックが

バルガスの顔面を捉えます。

この一発が試合を決めました。

この一発がなければ、

判定までもつれ込んで

あるいはバルガスが

勝利していたかも?

という可能性もありますが、

ボクシングにはタラレバは

厳禁なので^^

こういう接戦をきっちりと

モノにしてしまうデラホーヤが

やはり強かった。

ということだと思います。

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試合の後日、

デラホーヤはバルガスを

食事に誘ってレストランで

待ち合わせをしたみたいですが、

レストランに着くなりバルガスは

「オレは負けてない」

とデラホーヤに対して

変わらぬ敵対心を

剥きだしだったようで

これでデラホーヤも

バルガスと仲良くすることを

諦めたという逸話がありました。

デラホーヤの

人懐っこさも素敵ですが、

バルガスの負けても迎合せずに

意地を貫く姿勢も、

それはそれでかっこいいなと

思います(*´ω`*)

チャンピオン同士の意地と

プライドが交錯した

名勝負でしたね( ´ ▽ ` )ノ

Oscar De La Hoya vs. Fernando Vargas

 

ホルヘリナレスVSケビンミッチェル。敵地で逆転KO

www.youtube.com

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ホルヘリナレスが

3階級制覇したタイトルの

初防衛戦です。

挑戦者はイギリスの

ケビンミッチェル。

ハンマー野郎です(笑)

リナレスの試合は、

リナレスが打たれ脆いという

バイアスがかかって見てしまうため、

いつもスリリングに

感じてしまいますね^^

5R、リナレスはダウンしますが、

過去のKO負けの経験が

活きているのか、

すごく冷静に

対処しているように見えました。

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一度起き上がろうとして、

やめて、からの正座!(((゜Д゜;)))

 

こいつ。

な、慣れてる。

Σ(゚д゚lll)

 

といった感じでしょうか。

敵地のリングでダウンを取られて

冷静でいられるのは

非常に難しいと。

素人の私なんかは

思ってしまうのですが、

リナレスさすがですね。

(特にイギリスの地元選手の

応援は凄まじいです( ̄▽ ̄;)

この状況下で冷静な対応。

リナレスの精神力の

タフネスには天晴れです。

この試合、逆転KOという

扱いになってしまうとは思うのですが、

各ラウンドのポイントは

別にしても、

主導権はリナレスが取り、

終始コントロールしているように

見えました。

ミッチェルとしては、

ダウン直後にもっとダメージを

与えたいとこだったと思うんですが、

ミッチェルの作戦としては、

おそらくリナレスが

踏み込んで来たときに

カウンターを合わせる。

というのが、

基本戦略だったように思えます。

ので、リナレスのダウン直後も

見てしまった感がありました。

あーでも、

手応えのあるパンチで

倒したわけではないから、

ダメージの深さを

観察したとも言えますね。

あとは、リナレスは

カウンターが得意なので、

それの警戒もあったのでしょう。

ここら辺の心理戦でも

リナレスが上回った感じです。

ダウン後に逆に

ミッチェルを追い込んで強めの

パンチを打ち込んで、

ダメージはなかった

アピールに成功しています。

ここら辺が勝負の分かれ目

だったと感じました。

最後のラウンドになった

リナレスのラッシュは、

ハンドスピードをフル回転させた

デラホーヤそっくりのラッシュでした。

リスペクトの表れか、

入場時にアゴをカチカチする

仕草もマネてますから、

相当好きなんでしょうね^^

両者の駆け引きが光る、

名勝負でした( ´ ▽ ` )ノ

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Kevin Mitchell vs Jorge Linares

 

 

 

 

 

ハグラーVSレナード。疑惑の判定??あの黄金のミドルを再検証。

www.youtube.com

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物心ついて、

初めて観たボクシングの試合が

マービンハグラーと

シュガーレイレナードの

この試合だった気がします。

この頃はWOWOWも

無かった時代ですから、

民放でやってたんでしょうね。

これが歴史的な試合とも知らずに

観ていましたが

子供だった私にも

リングの上がキラキラ見えて、

訳も分からず二人の姿に

「なんかわからんけど、

かっこいい。そして興奮する」

といった感情だけを記憶しています。

ハグラー圧倒的に有利の予想の中、

レナードが判定勝ちをしたわけですが、

スプリットデシジョンだったことや、

時間が経った後も、

ハグラーが勝っていたのでは?

みたいな話もよく耳にするので、

思い出のこの試合を

再検証してみたくなったわけです。

ただ、当時の

10ポイントマストシステムと

今日の10ポイントマストシステムに

若干の相違があるのではないか?

という疑念もありますが、

気にせず現在流の

採点方法で検証しました。

結果は、、、

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ハグラーが取ったラウンドが、

⑤⑦⑧⑩⑫

レナードが取ったラウンドが、

①②③④⑥⑨⑪

私の採点では115-113

でレナードの勝ちとなりましたが、

 

「?」マークのラウンドが

③⑧⑨だったので、

③⑧⑨をもしハグラーに

付けていたらハグラーの勝ち、

もしくは引き分け。

という結果にも転がる、

際どい判定だったことはたしかです。

しかしながら、

序盤にレナードもフルスピードで

本気でポイントを取りに行って、

その貯金を担保に後半の疲れを

アウトボクシングと

高速連打でごまかす(笑)

といった、

勝負に徹する策士ぶりも

あっぱれです^^

レナード、ハーンズ、

ハグラー、デュランと

黄金の中量級を支えた

レジェンドの中でも

レナードの勝負師ぶりは

突出しています。

基本的に勝てる勝負しか

しない感じですし、

今でいうところの

フロイドメイウェザーに

通じるところもありますよね。

どうすればハグラーに

判定勝ちできるのか?

をチームで考えて、

そして実行する。

ボクシングは

殴り合いではありますが、

頭を使うスポーツであることを

この試合も証明してくれてます。

今さらまたこのクラシックを

見直しての感想ですが、

やっぱり、

めっちゃいい試合じゃん!!!

でした(笑)

子供の頃に観て

かっこいいなぁと思えたのは、

ハグラーとレナードだったからかも

ですね(*´ω`*)

sugar Ray leonard vs marvin hagler

ララVSモンティエル。長谷川穂積の好敵手、撃沈。

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長谷川穂積の3階級制覇の

興奮も冷めやらぬで、(*´ω`*)

過去の対戦相手など振り返っていたら、

そういえば、あの

フェルナンドモンティエルは

どうしているのか?

と興味が湧き、

調べてみたら今年の4月に

ショッキングな負けを喫していました。

フェザー級になっていることもあって、

だいぶ身体が大きくなったなぁ

とか考えてる暇もない

KO決着でした( ̄▽ ̄;)

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ドネアにKOされた試合も衝撃的でしたが、

このララ戦も負けず劣らずの

衝撃度だったです。

 

一度もの凄いパンチを喰って

KO負けしたボクサーは、

その後打たれ脆くなる。

ということがありますが、

潜在意識に植え付けられるのか、

モンティエルもドネア戦での

ノックアウト負け後、

精彩を欠いている。

そんな印象です。

 

ホルヘララのパンチは

軌道が変わっているというか

おもしろい角度から、

とんでもなく強いのが飛んでくる

イメージですね(((゜Д゜;)))

これから注目しなきゃの選手です。

フランプトンとかサンタクルスとかと

絡んだらおもしろくなりそうです( ´ ▽ ` )ノ

Lara vs Montiel

 

【18禁】エドウィンロサリオVSガルサ。無情なKO劇

 

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まるで公開処刑ような試合でした。

 

ボクシングの残酷な側面を

引き立たせる為に必要な要素として、

地元で派手にノックアウトされる。

というのがありますが、

ロレトガルサがエドウィンロサリオに

KOされたこの試合もその一つです。

会場に飛び交う悲鳴と、

リングサイドで見守る家族。

地元のアナウンサーなのでしょうか、

「オ~~ガルサ~ロサーリオ!ロサーリオ」

と悲しそうに叫んでいる実況も

悲愴感を増幅しています。

ガルサはきっと地元では人気のある

チャンピオンだったんだろうなぁと

感じます。

試合は1R早々に

ロサリオの右クロスが炸裂し、

事実上これでこの試合は

終わっていたように感じます。

 

どっかで観た光景、

 

と記憶を辿ったら、

バスケスVS葛西の

1RKOを思い出しました。

 

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 あれも葛西のジャブに

バスケスが右クロスを打ち込んで

試合を決めてしまいました。

 

地元での防衛戦、

ガルサが硬くなっているのを

見逃さなかったロサリオもさすがです。

この時のロサリオはキャリアも

晩年に差し掛かっていましたが、

詰めの鋭さは全盛期を彷彿とさせる

鬼気迫るものがありました。

チャンピオンになったロサリオも

この後の防衛戦で日本の

平仲明信に1RTKOで敗れ、

その後返り咲くことなく、

34歳の若さで麻薬と酒に溺れて

亡くなってしまったみたいです

。。゚(゚´Д`゚)゚。

強かったチャンピオンの

こういう最期のニュースをみると

いちボクシングファンとして

とても悲しい気持ちになりますね。

この試合は個人的にも、

とても記憶に残る名勝負でした。

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Loreto Garza vs Edwin Rosario

フェリックストリニダードVSウィリアムジョッピー。トリニダード強し!

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この日のトリニダードは

ほんとに強いですね^^

チャンピオンの

ウィリアムジョッピーを圧倒して、

3階級制覇を達成しました。

トリニダードのベストバウト

だったと言っても

いいかもしれません。

ジョッピーは我らが日本の

竹原慎二をTKOに下して王座を獲得。

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一度は手放したものの、

返り咲きを果たしてこの試合が

6度目の防衛戦でした。

ミドル級のタイトルを

5回も防衛するって凄いことです。

 

そんなリスペクトできる男。

チャンピオンのジョッピーも

トリニダードの得意パンチ

ロングフックを1Rに

いきなり見事に

食らってしまいました。

ジョッピーほどの避ける技術が

高い選手でも距離感が違ったのか、

当然警戒していた「のに」なので、

ショックな顔してます。

 

え!?そこから届くの!?

うそー(((゜Д゜;)))

 

って思ったでしょうね(笑)

1Rのダウンシーンをよく見ると、

左フックをもらって、後退して

これだけ距離とったから

大丈夫でしょ?

のあとに飛んできた左のロングフック。

もし、もう少し時間があったら

1Rで終わっていた試合でした。

 

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ジョッピーも色々と作戦を

練ってきたと思うのですが、

この一発で全て終わってしまった

感じがしました。

相性的にもトリニダードが

得意とするタイプだったのも

不運でした(^_^;)

ロングフックといえば

リカルドロペスを思い出しましたが、

リカルドロペスの

ロングフックをもらった相手も

同じような顔をしてましたね。^^

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トリニダードはこの試合をピークに

徐々に輝きが

失われていってしまったのが

残念だったのですが、

この日のトリニダードと

カネロアルバレスやGGGの

対戦を妄想したりするのは

めっちゃ楽しいです(*゚∀゚*)

それでも、トリニダードが

不利な気はするんですが(^_^;)

ホプキンスが全盛期なら

カネロやGGGに勝ってしまうような。

ハグラーだったらどうだろう、

こんな妄想もボクシングの

楽しみ方の一つですね。

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Felix Trinidad vs William Joppy