ボクシング名勝負ブログ

読むだけでボクシングに詳しくなる!名勝負を分析。検証。さらには未来の名勝負を予想します。

三浦隆司VSバルガス。三浦ラスベガスに沈む。

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現代のボクシングの主流は

相手をいかに痛めつけるか。

よりも

いかにポイントを取るか。

をテーマにした試合が多いです。

が、しかし。

この三浦隆司とバルガスの試合は、

今時珍しい激しい打撃戦。

いわゆるドツキ合い

死闘となりました。

 

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先日の山中VSモレノ2も

激しいダウンの応酬の試合でしたが、

山中モレノはやっぱ今時の

スタイリッシュ(笑)な

打撃戦だったのに対して、

三浦バルガスはどこか

昭和のボクシングを思い出すような、

なんとなく懐かしい匂いがします。

(*´ω`*)

エキサイトマッチでの

ジョーさんの解説でも、

試合後にポツリと

「なんか感動的な試合でしたね。」

とおっしゃられてました。

古き良き時代系の試合だったので、

ジョーさんもなにか感じるものも

あったのかもしれません。

 

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あと一歩、どころか

あとワンパンチ。

クリーンヒットしてたら、

三浦選手が勝っていたような

試合だったので、

結果は残念ではありますが、

いいもの観させてもらったなと

満足感が溢れる試合です。

 

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しかし、ラスベガスで

試合を生で観戦したいですよね

(>_<)

昔は旅行代理店が企画して

試合のチケット込みで

ラスベガスへ行くツアーとか

ありましたけど、

最近もあるんですかね?

ドラゴンボールがあったら

お願いしちゃいそうなくらい

行きたいですよね。

と、素人の私も憧れる

ラスベガスのリングは、

ボクサーにとっては

特別の中の特別な聖地と思います。

もっともっと

ラスベガスのリングで

日本人ボクサーが活躍することが

多くなったら

マジで嬉しいですね( ´ ▽ ` )ノ

近い将来、

そんな時代が来るでしょうね^^

Takashi Miura vs Francisco Vargas

ハグラーVSハーンズ 黄金の3ラウンズ。ラストの失神KOシーンは必見。

 

www.youtube.com

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かっこよすぎ。

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ボクシング好きでこの試合を

見たことない人はいないであろう、

クラシックの中のクラシック。

完璧な名勝負、

チャンピオンの

”マーベラス”マービンハグラーに

トーマス”ヒットマン”ハーンズが

挑戦した試合です。

試合のキャッチコピーは

大げさだったけど、

内容は普通だった。。。

みたいな試合も多い

ボクシング界ですが、

ハグラーとハーンズの

”ザ・ファイト”

キャッチフレーズそのまんまの

試合となりました。

 

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(映画のワンシーンみたいです。)

 

試合前から期待され、

ここまで激しく熱狂できる試合は

珍しいと思います。

特に1Rは圧巻です(((o(*゚▽゚*)o)))

ハーンズの右でハグラーの

額が切れるっていう(笑)

レフェリーのリチャードスティールも

後日、

「パンチで顔面が裂けるのを

初めて見た」

と証言していました。

そんなリチャードスティールの

髪型は完全にライオネルリッチーですが

(*゚∀゚*)

髪型に目がいって、

試合に集中できません。

さらにハーンズまでも

ライオネルリッチー状態なので、

リングに二人のライオネルですよ。

 

♫セイユー

セイミー♫(゚∀゚)

 

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www.youtube.com

 

やっぱ80年代のアメリカは

この髪型が流行ってたんですかね^^

 

話が脱線しましたが。

ハーンズのセコンドとしては、

もっと距離を取って

前半は打ち合わないように作戦を

立てたかったんでしょうけど、

ハーンズの闘争心が

それをさせなかったんでしょうか。

ハーンズはめちゃめちゃ好戦的な

性格だったみたいですから、

熱くなっちまったんでしょうね

(*°∀°)=3

そんなハーンズが私は

大好きなんですが(笑)

ハグラーはバリバリの

ファイターで、生粋のミドル。

ということもあって、

元々打たれ脆いハーンズとは

パンチに対する耐久力にも

差があった感じです。

ハグラーは

ハーンズのパンチがモロに入っても

あまり効いてる素振りがありません。

やせ我慢だったかもですが、

ハーンズとしては

今までなら相手が倒れたパンチなのに

全然ひるまない姿に

ビックリだったはずです(((゜Д゜;)))

「マジかよ!!

これで倒れないの!!?」

(ハーンズ心の声)

昔、アーロンプライヤーと戦った

アレクシスアルゲリヨも

同じような感想を

プライヤーとの試合の中で

感じたと言ってましたね。

KOシーンは歴史に残る

名シーンとなりました。

 

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まさにマーベラスな試合で

ハグラーにとっては

ベストバウトだったと思います。

前に何かの雑誌で読んだのですが、

ハグラーはちゃんと

マーベラスを付けて呼ばないと

怒られるって話がありましたが

もし本当なら、

芥川龍之介みたいな男ですね。

芥川氏も龍の字が間違えている手紙は

読まずに捨てたという逸話があります。

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って

どうでもええがな(;゚Д゚)

という声が聞こえますので

このへんで(●´ω`●)

何度見ても熱くなれる試合なので、

ぜひ見てみてください( ´ ▽ ` )ノ

Marvin Hagler vs Thomas Hearns

ロイジョーンズVSジェームストニー。この速さは反則レベル。パウンドフォーパウンド最強決定戦。

www.youtube.com

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www.xn--pckcu0mrev87t1zbp37q.com

 

 

やはり、

ボクシングはスピードが

一番大事なんじゃ?

と感じてしまう試合でした。

 

最近のエキサイトマッチでも

ジョーさんが、

 

「最近のボクサーはとにかく

ハンドスピードを

つける練習してる」

 

と言ってましたが、

このロイジョーンズや

フロイドメイウェザーが

先駆けとなって、

現在のボクシングの

トレンドを形成したように思います。

10ポイントマストという

採点基準を考えても、

手数が少なくて、

重たいパンチを振るよりも、

一発大きいのを当てて

ダメージを与えることより、

軽くでもいいから、

相手にジャブや手打ち気味でも

素早いコンビネーションを

打ち込んだほうがポイントを

稼げる=勝ちやすくなる。

ということで、

スピード重視のボクシングが

流行るのも無理はないかな?

と思います(●´ω`●)

 

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もちろんロイジョーンズは

速いだけでなく

パンチ力もあったので、

KOする試合も多かったですし、

全盛期は手がつけられない強さを

誇ってました。

ジェームストニーも

この頃の評価が一番高く、

この試合は当時の

パウンドフォーパウンド最強決定戦

くらいの勢いがありました。

 

蓋を開けてみたら

ここまで一方的な試合

となってしまいましたが(^_^;)

戦術や戦略などが

入る余地もないくらい

両者のスピードの差が

歴然としてました。

新幹線と各駅停車の

ようなスピードの差です。

 

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これでは

もう全然

追いつけない

笑)

 

ほとんど誰にも触れさせない頃の

ロイジョーンズに、

単発ではあるものの、

数回クリーンヒットさせた

トニーの当て勘は

逆にすごいですけど。

もう少しロイが

打ち合ってくれたらなぁー

な感じですけど、

こればっかりは勝負の世界なので

仕方ありません。

 

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ここからロイジョーンズは

最強伝説を作り、

押しも押されもせぬ存在になりました。

トニーは一時的に

低迷はしましたが、

ヘビーまであげて

あのホリフィールドを撃破したり、

4階級獲りをしてみたりと

さすがのキャリアを歩みました。

歴史が動いた名勝負なので

まだ未見の方は

ぜひぜひ見てみてください

( ´ ▽ ` )ノ

Roy Jones Jr. vs. James "Lights Out" Toney

マニーパッキャオVSマルコアントニオバレラ①歴史を変える戦い!THIS IS大番狂わせ

www.youtube.com

 

 

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今さらですが、

この試合は番狂わせだったんです。

今のマニーパッキャオを知っていると

「え?そう?」

くらいですが、

当時のマルコアントニオバレラは、

めっちゃ強く、そして評価も

めちゃ高い選手でした。

勢いはあるとはいえ、

当時のパッキャオはアメリカでは

まだ無名の選手でしたし、

この試合でパッキャオは

一躍スターダムにのし上がった

と言っても、

過言ではありません。

初回から激しい打ち合いで、

それがKOラウンドまで続く

激闘でしたが、

パッキャオのパンチが的確で、

バレラのパンチは

ほとんどクリーンヒットしません。

 

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ここまで打ち込まれた

バレラを見たのも初めてでした。

(((゜Д゜;)))

パッキャオを

研究してなかったのかな?とか、

サウスポーは苦手なのか?

などの疑問も持ち上がるとこですが、

バレラは最後まで

パッキャオのパンチの軌道を

読めてなかったように見えます。

中盤でパッキャオの

バッティングがあり、

バレラの左目の上が切れて、

ドクターチェックが入った時に、

心なしかバレラは

もう止めて欲しい

オーラがありました。

そうなるのも無理がないくらい

パッキャオの波状攻撃が

きつかったんだと思います。

 

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この頃のパッキャオの

スピードと踏み込み力は、

もう、うっとりしますね。

(*´∀`*)

こりゃ人気もでるわ!

と納得の試合でした。

バレラファンだった私は

かなりショックでしたけど(^_^;)

パッキャオ伝説は

ここから始まった的な

記念すべき一戦です。

 

余談ですが、

8R終了のインターバル中に

デラホーヤが映像で抜かれてましたが、

数年後にデラホーヤがパッキャオと

対戦することになろうとは

誰も想像できなかったですね^^

Manny Pacquiao v Marco Antonio Barrera 1

ジュリアンジャクソンVSジェラルドマクラレン②再戦はより残酷に。初回KOで完全決着

 

www.youtube.com

 

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リマッチは勢いの差も出て。

あっけない幕切れとなりました。

マクラレンは初回KOが

めちゃめちゃ多いとはいえ、

あのジュリアンジャクソンを

ここまで一方的にKOするとは、

正直言って予想外でした

(((゜Д゜;)))

 

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この試合を見終わったあと、

マクラレンの時代が到来したと

誰もが思ったと思います。

それこそパウンドフォーパウンド

最強レベルの話です。

それが、あの悪夢の

ナイジェルベン戦で

マクラレンは廃人に

なってしまうのです。

ベンに悪気はなかったとはいえ、

後頭部へのラビットパンチを

繰り返したこと。

それを注意しなかった

レフェリーの裁定。

私はあの試合が大嫌いです(`・ω・´)

ナイジェルベン戦がもしなかったら、

マクラレンは

歴史に残る名ボクサーとして

もっともっと語り継がれるような

ボクサーだったに違いありません。

名トレーナーの

エマニュエルスチュワートも

「マクラレンは今まで見てきた

ボクサーの中で一番才能がある」

と言ってましたし。

またあしたのジョー

ネタで恐縮ですが、

カーロスリベラが

ホセメンドーサにKOされて

廃人になってしまった

あの姿を思い出してしまいます。

 

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特に矢吹VSハリマオ戦の

試合後の控え室での矢吹と

カーロスのやり取りには

涙を禁じえません(´;ω;`)

 

www.youtube.com

(速攻で泣ける)

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強かった日のマクラレンをみると

いつも切なくなってしまいます。

一ファンとしては悲しい事故が

起こらないことを願うばかりです。

とは言え、ストップが早すぎると

まっ先にブーブー言うんですが(;´∀`)。

そんな自分を反省したくなる

マクラレンへの想い。

(やかましいわ!)

Gerald McClellan vs Julian Jackson II

 

倒し屋VS倒し屋。ジュリアンジャクソンVSジェラルドマクラレン①壮絶なKO決着。

 

www.youtube.com

 

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ジャクソンかわいい(*´`)

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マクラレンさまぁ~(*´`)

 

この日メインはタイソンでしたっけ?

この好カードで客席が

ガラガラはほんとありえない(笑)

 

WBCミドル級チャンピオンの

ジュリアンジャクソンに、

ジェラルドマクラレンが

挑戦した試合です。

ジャクソンもマクラレンも

共に倒し屋の異名を

欲しいままにしていた

二人だったので、

試合前からジャッジは

いらないんじゃ?

という声も聞こえてきそうな

試合でした。

ジャクソンは対戦相手を

いつも失神させてますし(笑)

マクラレンはほとんどが

初回KOっていう

タイソンみたいな選手で。

改めて試合を

見直したわけなんですが、、、

エロ動画でもみながら、

試合も見てみようと

「ながら」観戦を

決め込もうと思ったんですが、

初回から緊張感と緊迫感のある

パンチの交換で、

速攻で、エロ動画を

見てる場合じゃなくなりました

(((゜Д゜;)))

 

矢吹丈が金龍飛戦の

インターバル中の青コーナーで、

白木葉子の

「もうやめなさい」という助言に対して

「女はすっこんでろ!」

と水を上から浴びせるという

大好きな場面を思い出し、

 

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このずっしりと身が詰まった

ミカンを握りつぶしながら、

バンタムへのこだわりを

語る矢吹はまさに神。

私も矢吹に影響を受けて、

やらなくてもいい減量を

したことがありました。

「ほんとバカなんだから」

と母に言われましたね( ̄▽ ̄)

 

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好きなのよ矢吹くんあなたが!

(これはホセ戦直前)

 

ということを踏まえまして、

 

動画内の女に言ってやりましたよ。

「女はすっこんでろ!」

とね。

 

 

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ジャクソンもマクラレンも

パンチャーですが、

少し質が違う感じです。

ジャクソンはドスンドスンと

重たそうなパンチに対して、

マクラレンのパンチは

カミソリのようにソリッドで

キレのあるパンチといった印象です。

お互いの凶器が中間距離で

ビュンビュン飛び交う

銃撃戦のような打撃戦ですね!

興奮します。

(そっちの意味ではなくて)

 

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互いのパンチが届く距離が

ほぼ同じということもあって、

二人とも効いてる場面が

たびたびありました。

KOにつながった5Rの

ローブローで休憩空けからの

マクラレンの右は、

まさに稲妻のような鋭さでした。

当時リアルタイムで

観ていたのですが、

あまりにも速すぎて。

気づいたらジャクソンが

大の字になっていたことに

衝撃を覚えました。

倒し屋のマクラレンが

チャンスを逃すわけもなく、

ローブローで股間が痛かった

怒りも乗せたのか、

どーなのか(笑)

容赦ない詰めで

ジャクソンをKOしました。

センセーショナルな王座交代劇。

両者共に持ち味を発揮する、

噛み合う、噛み合いすぎる試合で

大満足間違いなしです。

 

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満足したところでエロ動画に

戻ろうと思います(しつこいですね(笑)

名勝負とはこのことだ。

といった内容ですので、

見たことない方は

ぜひぜひ見てみてくださいね

( ´ ▽ ` )ノ

 

Julian Jackson vs Gerald McClellan 1

薬師寺保栄VS辺丁一②。因縁の再戦はKOで完全決着。

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リマッチです。

この日の薬師寺さん

強かったっすね(*゚▽゚*)

前回、あれだけ大苦戦した

辺に完勝です。

改めて見直すと

色々な発見があります。

もちろんこのブログの記事を

書くために集中して見ちゃう(゚∀゚)

みたいな部分は多分に

影響しておりますが。(笑)

 

今回は薬師寺

チャンピオンとしての自信。

風格みたいなものが滲み出てます。

薬師寺にとって

2度目の防衛戦だったわけですが、

一回目の対戦からそんなに

時間が経ったわけでもないのに、

薬師寺さん急成長してます

(((゜Д゜;)))

辺も面食らったでしょうね。

 

マジかよ!?

ハムニダ!!

ですよ。

 

前回の試合では薬師寺

直線的な動きが、

辺にとっては読みやすかったのか、

中盤以降は辺が主導権を

握りっぱなしだったのに対して、

今回は1R、

薬師寺が辺からダウンを奪い

(事実上ここで決着だったと思います。)

そのまま最後まで

主導権を渡しませんでした。

薬師寺はサイドステップや、

前回よりスピードが増していた。

というよりも、

踏み込みの鋭さ。

積極性が前回と比べ物にな

らなかったです。

辺は前回の薬師寺

想定していたでしょうから、

同じ戦法というか、

前回と同じように距離感で

ごまかすボクシングを

したかったんだと思います。

この距離感の作り方の

巧さこそが辺の生命線、

辺が世界チャンピオンになった

所以のような部分であります

(*´∀`*)

思いのほか踏み込んでくる

薬師寺に戸惑い、

1Rにいいパンチをもらってしまい、

そのダメージを引きずったまま

試合を進めなくては

ならなくなった感じです。

 

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薬師寺の3Rの狙いすましたストレートは

ずっと練習してた

パンチっぽいですね^^

辺は基本的に待ちのボクサーなので

ゆっくり雰囲気を作りながら、

じわじわといやらしいボクシングで

いつのまにか自分のペースになっている。

試合巧者な強みをもっていると思います。

しかし、今回は序盤に立て続けに

ダウンを食ってしまったこともあり、

中盤からはファイタータイプで

自分から攻めなければならない状況となり、

5R6Rあたりでは薬師寺

パンチをクリーンヒットして

見せ場は作れたものの、

本来の辺の持ち味である、

強か(したたか)で

ずるいボクシングからは

かけ離れていきました。

こういう部分に勝負の「あや」が

あるのでしょうか、、

攻め込まれて、

薬師寺はポイントは

失ったかもしれないけれど、

主導権、リングジェネラルシップは

決して渡すことはなかったように見えます。

もちろん薬師寺も苦しい場面は

ありましたが文句なしの

完勝だったと思います。

これだけいい勝ち方をしたけれど、

この次の試合、

あの辰吉丈一郎との伝説の統一戦では、

ほぼ全員、辰吉が勝つと思っていました

(笑)

やっくんもやってらんないですよ

・゜・(ノД`)・゜・

そんな伝説前夜の名勝負でした( ´ ▽ ` )ノ

そして今回も地味すぎる昔の試合の

しかも再戦ということで(*゚∀゚*)

当然画像検索しても、

薬師寺さんのキメ顔しか

出てこないので、

 

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オリンピックの辺さまをどうぞ。

Byun Jung-il vs Yakushiji Yasuei II (邊丁一 vs 薬師寺保栄)

薬師寺VS辺丁一①疑惑の判定?再検証

www.youtube.com

「新チャンピオン薬師寺!」

のコールに、

正直に言うと「え?マジで?」

というのが率直な感想でした

(((゜Д゜;)))

もちろん日本人選手が

勝ったのは嬉しいんですけど、、

自分の採点では、

辺丁一が取ったラウンドが、

②③⑤⑥⑧⑨⑩⑪

薬師寺が取ったラウンドが

①④⑦⑫

116-112で辺丁一の

勝ちと思いました。

1R目から激しい主導権争いがあり、

序盤のペースは

どちらのものでもない感じでしたが

中盤に入ると辺丁一が

リングジェネラルシップを

握りはじめます。

薬師寺の方が長身でリーチもあり、

体格差もスピードも

優っているように見えるのに、

なかなかリードジャブが

当たらなかったり、

辺の巧みなボディーワークと

クリンチで

空転させられてる印象でした。

アウトボクサーに対して

ファイターが空転するのは

よく見ますが、

ボクサータイプの選手が

なかなかパンチ当たらないという

珍しい光景でした。

それだけ辺は技巧派だった

ということで間違いありません。

韓国の選手は

ブルファイターが多かったですが、

辺は独特の

ボクサーファイタータイプで、

しかもサウスポーという(笑)

いかにもやりにくそうです(ーー;)

薬師寺の戸惑いも

仕方なかったと思います。

この試合以降、

薬師寺は強いチャンピオンに

なっていきますが、

この時はまだボクシングが

直線的すぎて辺にうまく

ごまかされてしまった。

という感じでしょうか、

薬師寺は最後まで距離感を

掴めないでもどかしそうです。

それでも薬師寺は堅実な

ボクシングに終始して、

最後まで闘志が衰えることなく

果敢に攻めて勝利をもぎ取りました。

微妙な判定とはいえ

勝ちは勝ちですからね。

ボクシングは乱暴な言い方をすると、

どこか

 

勝ちゃあ

いいんだよ、

勝ちゃあ。

 

みたいな要素があることは

否定できません。

苦しい試合で勝利をする

薬師寺の勝負強さみたいなものが

やっぱりチャンピオンになる

人間のいわゆる持っているもの

なのでしょう。

運を味方につけることも

必須条件なわけですから。

どの世界でも。

もちろんそんな理屈を

辺からすればふざけんな!

でしょうけどね。(笑)

辺丁一はオリンピックの

判定が納得いかなくて

座り込みをしたとかありましたね。

なんか、

ツイてないですね( ̄▽ ̄;)

判定の結果はともかくとして

両者の駆け引きや手数の多さ、

12回まで全然飽きずに

見れる好試合でしたね( ´ ▽ ` )ノ

でも地味な対決だし、

昔の試合すぎて

画像検索したら

写真が全然ない!!

(笑)

しょうがないから、

そのオリンピックの辺丁一の

座り込みの画像三連発。

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この薬師寺戦でも

やってほしかったですね

(*゚▽゚*)

これがの的なやつを。

Byun Jung-il vs Yakushiji Yasuei I (邊丁一 vs 薬師寺保栄)

トーマスハーンズVSピピノクエバス。殺し屋戴冠!絶対王者リングに沈む

www.youtube.com

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トーマスハーンズが

大好きでした

(*´ω`*)

 

と、

唐突な告白ε-(´∀`; )

ハーンズは

やっぱファイトスタイルが

かっこいいですよね(●´ω`●)

長身でジャブが強くて

チョッピングライトが強烈で、

アウトボクシングに

徹すこともできたはずなのに、

好戦的でハートが強く。

アゴの脆さなど

気にもせずに(笑)

勝ちにいく姿勢

というのでしょうか。

素直にかっこいいなと

思わせてくれる、

そんなハーンズさんが、

初めて世界チャンピオンに

なった試合であります。

チャンピオンはピピノクエバス、

当時めちゃめちゃ強くて

11度防衛中の絶対王者でした。

 

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きっちり横分けのクエバスさん。

 

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中井さんとは分け目が逆みたいです。

 

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しかも11回中10回はKOっていう。

今の山中チャンピオンみたいな

ノリですか。

リーチの差とハーンズの

独特の速いジャブに対応する前に

右を思い切りもらってしまった

感じでしたが、

あのクエバスに何もさせないで

KOしてしまうという、

センセーショナルな

戴冠劇となりました。

ハーンズは言うまでもなく

ここからスター街道を

爆進していくこととなり

レナード、デュラン、ハグラー達

黄金の中量級

言われる時代を作り、

5階級制覇の名チャンピオンに

なっていくわけです。

 

後々スーパーチャンピオンに

なるような選手は、

初戴冠の試合が

センセーショナルなことが多いと

以前トリニダードの記事で

触れましたが、

 

gokanno.hatenablog.com

 

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この試合もまさにこの理論に

当てはまる試合だったと言えます。

クエバス落日に

切なくはなりつつも、

新しい時代の幕開けの

ワクワク感もある

そんな複雑な心境になる

名勝負でした( ´ ▽ ` )ノ

 

そして、

故エマニュエルスチュワートが

若い!っていう(笑)

わかる人だけわかってください。

Pipino Cuevas vs Thomas Hearns

小林光二。王座奪取と壮絶な陥落。

www.youtube.com

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1984年の世界タイトルマッチなので、

ずいぶんと昔の試合です。

小林光二

チャンピオンになってから

在位期間がなんと、

3ヶ月くらいの

短命チャンピオンでした。

短命だったせいもあり、

歴代の日本人

世界チャンピオンの中でも

少々存在感が薄い

印象がありますが、

小林の2度の世界戦は、

すごく興奮します。

セデニョに浴びせた左ストレート、

ダウンを取ってからの詰め。

もし防衛を伸ばせていたら、

人気あるチャンピオン

になってたんだと思います。

80年代のイケメンって

感じもしますしね^^

 

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Koji Kobayashi KO2 Frank Cedeno

 

んで、こちらが陥落した初防衛戦です。

www.youtube.com

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ガブリエルベルナル

というメキシコの挑戦者で、

当時の1位ですので、

指名挑戦だったんですかね。

ちなみにベルナルは、

チャンピオンになった後の

防衛戦で、

タイのソットチタラダに

敗れて陥落しています。

「あのチタラダの時代なのね」

と、なんとなく背景も

浮かび上がってきますね(*゚∀゚*)

ソットチタラダは

長期政権を築きますが、

同じタイの

ムアンチャイキティカセム

KOされてタイトルを失います。

そのムアンチャイも

長く防衛しましたが、

勇利アルバチャコフ

(当時はユーリ海老原

にKOされてタイトルを失い、

その後勇利は防衛を重ねましたが、

またタイの

チャッチャイダッチボーイジムに

判定で敗れて引退します。

そのチャッチャイから

タイトルを奪ったのが

あの

マニーパッキャオです。

と完全に話脱線しましたが、

チャンピオンの推移を

紐解いていくのが

ボクシング好きには

たまらないわけです(笑)

そのチャッチャイと

パッキャオの試合はこれ。

 

gokanno.hatenablog.com

 

話を小林光二に戻します。

最後のKOシーンは強烈でした。

マットに沈むとはこのことだ。

という感じです。

 

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昔、何かのボクシング雑誌

に書いてありましたが、

この試合が原因なのか、

小林選手はパンチアイに

なってしまった。

と書かれていた記憶があります。

(真偽のほどは

定かではありませんが)

2回KOでチャンピオンになり、

2回KOで陥落。

とても印象に残る試合と

思いますので

ぜひ見てみてください( ´ ▽ ` )ノ

Gabriel Bernal KO2 Koji Kobayashi

徳山昌守VS曹仁柱。海外防衛、衝撃の右ストレート

 

www.youtube.com

 

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絶妙に懐かしいところを

ついていく感じの

当ブログですが(笑)

今日も懐かしの名勝負です。

徳山昌守VS曹仁柱のリマッチ、

第2戦です。

初戦はチャンピオンの

曹仁柱に徳山が挑戦して

判定勝ちを収め、

再戦という形となり

チャンピオンの徳山に

曹仁柱が挑戦した試合ですね。

曹仁柱はジェリーペニャロサから

タイトルを奪った

テクニシャンです。

ジェリーペニャロサと言えば

この日の解説席にもいる、

 

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ペニャロサでか!

 

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川島元チャンピオン

 

川島郭志からタイトルを奪った

テクニシャンです。

そして徳山は歴代の日本の

世界チャンピオンの中でも屈指の

テクニシャンということで

テクニシャンだらけの一戦

ということになります。

いや、違うかε-(´∀`; )

徳山と曹仁柱はタイプも

体格も似ていて、

戦い方まで似ている

珍しい組み合わせです。

お互いボクサータイプで

脚を使って距離を取り、

ジャブジャブ。と

世界レベルのいわゆる

「ボクシング」を身上とした

スマートなボクサー同士です。

ジャブ好きの私には

たまらない戦いだったわけですが

(*´ω`*)

徳山はデビュー当時から

フェイントがすごく上手いと

言われてました。

特に目のフェイントが

凄いという話を何かの

記事で読んでから

目にも注目するようになりました。

そうやって見てみると、

徳山のパンチはよく当たるなぁ、

と思っていた謎が解けた

感じもありました。

まぁこれは、焼き肉などを食べる前に

「これは○○産の名門牛で、

一頭で3キロしか取れない

希少部位なんです」

なんて説明されたら

余計に美味く感じるわ!

という類の話ですけど。

実際、徳山のジャブを

完全に攻略した選手は

いませんでしたから、

相当な技術なのだと思います。

 

それにしても。

し最後の右ストレートは

凄いですね。

まさに戦慄です。

 

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よっぽど手応えがあったのか、

曹が立ってこないことを

確信しているようです。

全盛期の中日の今中投手が

キャッチャーミットに

ボールが届く前に

もうセンターの方を

振り返ってる的な動きです!

(古いか)

 

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今中投手です。

 

徳山選手は

アウトボクシングというか、

負けないボクシングを

することが多かったせいもあり、

KOは比較的少ないのですが

実はパンチ力があるんだね!

と思い知らされました。

巧さもさることながら

徳山の強(したたか)さは

日本の歴代チャンピオンの中でも

随一だと思います。

またこういうアウトボクシング

上手い選手に

出てきて欲しいですね( ´ ▽ ` )ノ

徳山昌守VS曹仁柱 2戦目

 

テリーノリスVSメルドリックテーラー。速すぎるだろ!全盛期のテリーノリス

 

www.youtube.com

 

 

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2016年10月現在の

パウンドフォーパウンド最強は

(全階級通じて一番強い選手)

GGGのゴロフキン、

ローマンゴンザレスの

どちらかな?と、

言われていますが、

1990年代の前半は

スーパーウェルター級

チャンピオンのテリーノリスが

パウンドフォーパウンド最強

と言われていました。

特にこの

メルドリックテーラー戦の

ノリスが強すぎて

印象深いです^^

 

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テーラーは挑戦者ではありますが、

ウェルター級の現チャンピオンで、

あのフリオセサールチャベスに

最終回あと2秒で逆転負けを

してしまった選手です。

あの試合はレフェリーが

違っていたらおそらく

テーラーがチャベスに

初黒星をつけていたと思います。

テーラー立ってましたしね

ε-(´∀`; )

 

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この日まで

テーラーはチャベス以外には

負け知らずで、さすがのノリスも

多少苦戦するのではないか?

というのが大方の予想でした。

それが試合が始まってみたら

テーラーがまともに戦えたのは

1Rだけだった気がします。

ノリスのパワーとスピードに

ついていくことができずに

ほとんど「的」に

なってしまいました。

 

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あえて付け加えるまでもないですが、

テーラーは速い選手です。

しかもめっちゃ速い選手でした。

なので、

そんなテーラーが

スピード負けしているのも

衝撃でした。

試合後のインタビューでも

テーラーは

「ノリスは速くて強くて

何もできなかった」と

完敗を認める発言もしていました。

ここまで潔く負けを認める

発言を聞くことは、

世界のトップレベルでの試合では

非常に珍しいことで。

そこまでの力量に差があった、

と言えます(●´ω`●)

最近はフロイドメイウェザーの

試合もよく観ていたので、

今見るとさすがなノリスも

遅く感じるかな?

なんて思ってたら

全然速いです(((゜Д゜;)))

やっぱりパウンドフォーパウンド

最強とまで言われたノリスの

絶頂期は桁が違いますね。

ノリスは脚のスピード

というよりもやはり

ハンドスピードが凄いです。

軽いパンチを速くというより、

強くて相手を倒せるパンチを

高速で連打できる、

希な選手だったと思います。

当時ノリスは

ライバルに恵まれずに

ビッグファイトが

少なかったことが残念です(;∀;)

これが90年代前半の

最強のボクサーの試合ですので、

テリーノリス?知らないよ。

みたいな人はぜひ

見てみてくださいね( ´ ▽ ` )ノ

Terry Norris vs Meldrick Taylor

マイクタイソンのベストKO。番外編

www.youtube.com

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タイソンが刑務所から出所後

初めての復帰戦となった、

ピーターマクニーリ戦です。

ノンタイトル戦とはいえ、

歴史に残る一戦になりました。

みんなが待ち望んでいた

タイソンの復帰戦。

エキサイトマッチでも当時

もちろん生中継で、

浜田さんは今でも、

「この試合以上の歓声を

聞いたことがない」

とおっしゃられるくらい、

ものすごい歓声の中、

タイソンが入場してきます。

ジミーレノンjrに

タイソンがコールされた時は

私も涙が出そうになりました。

 

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ファンはもちろん、

アンチタイソンファンの人も

この日の夜だけは

おかえりムードでしたね

(●´ω`●)

試合は1Rで

決着がついてしまいますが、

タイソンのパンチのキレ、

スピード、パワー。

 

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ブランクの長さを

感じさせない変わらぬ強さを見て、

ホっとしたのを覚えてます。

3年以上のブランクって

ボクシングの世界では

尋常じゃないですからね

(((゜Д゜;)))


この試合を含めた復帰後の

タイソンの精神面の安定、

落ち着き、集中力は

タイソンのキャリアを通して

一番充実していた時期

だったんじゃないかな?

と思います。

 

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キャリア晩年の

表情と比べると、

まるで別人のような

表情をしています。

 

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これが今回の顔。

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これがキャリア終盤。

 

内面が表層化して

外見にでるというのは

本当だとタイソンが

証明してくれてます(笑)

それにしても、、、

ピーターマクニーリのキャラは

秀逸です。

格闘漫画などに出てくる

噛ませキャラを具現化したような、

自分のおいしさを自覚している感じ。

このマッチメークを仕掛けた人は

「わかっているな」

と言わざるを得ませんw

この試合もぜひ入場から

選手コールまでフルで

見て欲しいです^^

 

 

www.xn--pckcu0mrev87t1zbp37q.com

 

Mike Tyson vs Peter McNeeley

マイクタイソンのKOマイベスト5。私のベスト1

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マイクタイソンの

ベストノックアウト。

マイベストの、

いよいよ1位の試合です。

この試合がなぜベストなのかは、

試合内容や

フィニッシュシーンの

凄さだけではなくて、

この試合までのプロセスにあります。

 

www.youtube.com

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フランクブルーノとの第2戦。

いわゆるリマッチです^^

前回はチャンピオンの

タイソンにブルーノが

挑戦する形でしたが、

2戦目では立場を逆にして、

タイソンがブルーノの持つWBCの

タイトルに挑戦するという形でした。

タイソンは、1991年に

ホテルの一室で強姦事件を起こし、

1992年に刑務所へと

収監されました。

6年の懲役刑を

言い渡されてたみたいですが、

3年間服役後の

1995年に仮釈放され、

再起戦をこなして、

約4年ぶりの

世界タイトルマッチへとこぎつけた、

感慨深い試合であります。

 

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そして、これが本当に強い

タイソンを見る最後の試合に

なったと言っても

過言ではありません。

(ブルースセルドン戦かもw)

刑務所に入ってる時の

タイソンはよく読書を

していたみたいで、

服役中にイスラム教に

改宗したりもあったみたいです。

刑務所内では変な取り巻きや

人間関係に悩まされたり、

トラブルもなかったみたいで

表情からも静けさや落ち着き、

どこか穏やかな雰囲気で

心身ともに充実しているようで。

対戦相手に対する敬意や

ボクシングに対する愛をも感じさせる、

そんな雰囲気のタイソンです。

ほんといい表情してます。

このメンタルを継続させれてたら、

取り巻きの人間の中で

もっとタイソンに意見を

言えるような人物がいたら、

(いたとしてもタイソンは

拒絶してたかもですが( ̄▽ ̄;)

もう少し長く強いタイソンを

見れていたのかもしれません。

 

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この日のタイソンはスピード、

パンチのキレ。

どれも全盛期に近いものでしたし、

そこに持ってきて精神面の

落ち着きまで加わると(笑)

この日のタイソンには

誰もかなわないんじゃないか?

とまで思わせてくれます。

ブルーノは決して

弱い選手ではありませんし、

臆病な選手でもないですが、

クリンチしかやることが

なくなってしまった感は

否めません。(^_^;)

でも、このタイソン相手に

どうしろっていうんだ!

と言われたら、

返す言葉もありませんが(笑)

余談ですが、

ブルーノとの1戦目の

次の次の試合でタイソンは

ダグラスに初黒星を喫し

今回のリマッチも、

次の次の試合でホリフィールドに

敗れています。

もちろん偶然ではありますが、

何か因果関係を勝手に感じています。

この鮮やかなKO勝ちで、

またタイソンが一つずつ

他団体のタイトルを統一して、

絶対王者として再び

君臨するんだろうなぁという

シナリオやドラマを

ファンは期待していたと思います。

 

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そんな夢のかけらと言いますか、

わくわく感が凝縮された試合でした。

その後のタイソンの

結末知っている今だからこそ、

この日のタイソンの輝いてる姿が

とてもとても大切に思えたりします。

試合もそうですが、

ぜひ入場から選手コール、

レフェリーのミルズレーンの

「レッツゲットオン!!!」

も見て欲しいです。

ビッグマッチの試合前は

いつ見ても鳥肌ものですね( ´ ▽ ` )

 

5位と4位はこちら

gokanno.hatenablog.com

3位と2位はこちら

gokanno.hatenablog.com

Mike Tyson vs. Frank Bruno-2

マイクタイソンのKOマイベスト5。3位と2位

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前回に引き続きまして、

アイアン(鉄人)

マイクタイソンの

ベストノックアウト集です。

改めてタイソンの試合を

まじまじと見返してみると、

「おぉー」とか「ヤバい」とか

「すげー」とか

無意識に声が出ちゃいます

(笑)

やっぱタイソンの試合は

興奮しますね!!(*゚∀゚*)

 

 

では早速、マイベストの3位の試合です。

 

www.youtube.com

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WBAWBCIBF

統一世界ライトヘビー級王者。

IBF世界ヘビー級王者の

マイケルスピンクス戦です。

 

私の友人のお兄さんが

試合開始直前に、「

ちょっとトイレに行ってくる」

とテレビから離れ、

トイレから戻って来たら、

もう終わってた。

なんてひとつ話が

学校で流行ってた

記憶もありますが、

そんな逸話ができるほどの

タイソンらしい速攻劇でした。

 

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この試合のスピンクスが

色んな媒体で繰り返し

リピートされるので、

スピンクスって弱かったよね、

みたいな感じの印象はありますが、

スピンクスは強かったです

(笑)

何はともあれオリンピックの

金メダリストですし、

この日まで無敗ですし、

ホームズにも勝って

ヘビーのタイトルも獲って

2階級制覇まで達成してますし、

ライトヘビーの

統一チャンピオン時代は

ほぼ無敵の強さを誇ってましたし、

と、弁護すればするほど

切なくなってくるほどの

白目剥きノックアウトでした。

 

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立ち上がろうと頑張ったのですが、

半身のまま崩れ去っていく姿は、

映画やアニメでも

あそこまで美味しくKOされる

選手の演出はできないくらい

見事な散りっぷりです(゚∀゚)

逆にヤらせなんじゃ?

くらいの勢いあります。

 

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スピンクスの調子が悪そう

だったというのを考慮しても、

この時のタイソンを観て、

ずーーーっとタイソンは

負けないんだろうなと

子供心に思っていました

(*´ω`*)

Michael Spinks V Mike Tyson

続きまして第2位です。

 

www.youtube.com

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史上最年少20歳と5ヶ月で

タイソンが初めて獲得した

ヘビー級のタイトルマッチ。

チャンピオンの

トレバーバービック戦です。

これは、絶対に外せない

試合ですよね(*゚∀゚*)

個人的にKOシーンだけなら、

これ以上のは無いんじゃ?

くらいです^^

 

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エキサイトマッチでも

ジョーさんがこのKOシーンを

振り返って、

「一粒で二度おいしい、

ではないですけど、

一発で2度も3度も美味しい」

と、

例え話的な解説もしてました。

スーパースターの誕生は

いつもセンセーショナルです。

バービックもチャンピオンらしく

真っ向から迎え撃つ姿勢で、

モチベーションの高さが

この劇的なフィニッシュシーンに

結びついたと思います。

 

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昔は正直、何度もリングに這う

バービックをみて、

みっともないとか

恥ずかしいとか思っていた

ような気がします。

でも、いまは何度も

立ち上がろうとしている

バービック

めちゃくちゃかっこよく見えます。

・゜・(ノД`)・゜・

カッコ悪いとか思ってた自分が

恥ずかしいです。

 

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最後のタイソンの左フック、

こするというか、

かすめたような当たり方で

あれだけ効かせるって

完全に凶器のレベルです

(笑)

タイソンは左右共に

強いパンチを打ち込める

選手でしたが、

左フックが特に強かった

印象がありますね( ´ ▽ ` )

次回はいよいよ1位の記事を

書いていこうと思います。

 

Mike Tyson  Vs Trevor Berbick