徳山昌守VS曹仁柱。海外防衛、衝撃の右ストレート
絶妙に懐かしいところを
ついていく感じの
当ブログですが(笑)
今日も懐かしの名勝負です。
第2戦です。
初戦はチャンピオンの
曹仁柱に徳山が挑戦して
判定勝ちを収め、
再戦という形となり
チャンピオンの徳山に
曹仁柱が挑戦した試合ですね。
曹仁柱はジェリーペニャロサから
タイトルを奪った
テクニシャンです。
ジェリーペニャロサと言えば
この日の解説席にもいる、
ペニャロサでか!
川島元チャンピオン
川島郭志からタイトルを奪った
テクニシャンです。
そして徳山は歴代の日本の
世界チャンピオンの中でも屈指の
テクニシャンということで
テクニシャンだらけの一戦
ということになります。
いや、違うかε-(´∀`; )
徳山と曹仁柱はタイプも
体格も似ていて、
戦い方まで似ている
珍しい組み合わせです。
お互いボクサータイプで
脚を使って距離を取り、
ジャブジャブ。と
世界レベルのいわゆる
「ボクシング」を身上とした
スマートなボクサー同士です。
ジャブ好きの私には
たまらない戦いだったわけですが
(*´ω`*)
徳山はデビュー当時から
フェイントがすごく上手いと
言われてました。
特に目のフェイントが
凄いという話を何かの
記事で読んでから
目にも注目するようになりました。
そうやって見てみると、
徳山のパンチはよく当たるなぁ、
と思っていた謎が解けた
感じもありました。
まぁこれは、焼き肉などを食べる前に
「これは○○産の名門牛で、
一頭で3キロしか取れない
希少部位なんです」
なんて説明されたら
余計に美味く感じるわ!
という類の話ですけど。
実際、徳山のジャブを
完全に攻略した選手は
いませんでしたから、
相当な技術なのだと思います。
それにしても。
し最後の右ストレートは
凄いですね。
まさに戦慄です。
よっぽど手応えがあったのか、
曹が立ってこないことを
確信しているようです。
全盛期の中日の今中投手が
キャッチャーミットに
ボールが届く前に
もうセンターの方を
振り返ってる的な動きです!
(古いか)
今中投手です。
徳山選手は
アウトボクシングというか、
負けないボクシングを
することが多かったせいもあり、
KOは比較的少ないのですが
実はパンチ力があるんだね!
と思い知らされました。
巧さもさることながら
徳山の強(したたか)さは
日本の歴代チャンピオンの中でも
随一だと思います。
またこういうアウトボクシングの
上手い選手に
出てきて欲しいですね( ´ ▽ ` )ノ
徳山昌守VS曹仁柱 2戦目
テリーノリスVSメルドリックテーラー。速すぎるだろ!全盛期のテリーノリス
2016年10月現在の
パウンドフォーパウンド最強は
(全階級通じて一番強い選手)
GGGのゴロフキン、
ローマンゴンザレスの
どちらかな?と、
言われていますが、
1990年代の前半は
スーパーウェルター級
チャンピオンのテリーノリスが
パウンドフォーパウンド最強
と言われていました。
特にこの
メルドリックテーラー戦の
ノリスが強すぎて
印象深いです^^
テーラーは挑戦者ではありますが、
ウェルター級の現チャンピオンで、
あのフリオセサールチャベスに
最終回あと2秒で逆転負けを
してしまった選手です。
あの試合はレフェリーが
違っていたらおそらく
テーラーがチャベスに
初黒星をつけていたと思います。
テーラー立ってましたしね
ε-(´∀`; )
この日まで
テーラーはチャベス以外には
負け知らずで、さすがのノリスも
多少苦戦するのではないか?
というのが大方の予想でした。
それが試合が始まってみたら
テーラーがまともに戦えたのは
1Rだけだった気がします。
ノリスのパワーとスピードに
ついていくことができずに
ほとんど「的」に
なってしまいました。
あえて付け加えるまでもないですが、
テーラーは速い選手です。
しかもめっちゃ速い選手でした。
なので、
そんなテーラーが
スピード負けしているのも
衝撃でした。
試合後のインタビューでも
テーラーは
「ノリスは速くて強くて
何もできなかった」と
完敗を認める発言もしていました。
ここまで潔く負けを認める
発言を聞くことは、
世界のトップレベルでの試合では
非常に珍しいことで。
そこまでの力量に差があった、
と言えます(●´ω`●)
最近はフロイドメイウェザーの
試合もよく観ていたので、
今見るとさすがなノリスも
遅く感じるかな?
なんて思ってたら
全然速いです(((゜Д゜;)))
やっぱりパウンドフォーパウンド
最強とまで言われたノリスの
絶頂期は桁が違いますね。
ノリスは脚のスピード
というよりもやはり
ハンドスピードが凄いです。
軽いパンチを速くというより、
強くて相手を倒せるパンチを
高速で連打できる、
希な選手だったと思います。
当時ノリスは
ライバルに恵まれずに
ビッグファイトが
少なかったことが残念です(;∀;)
これが90年代前半の
最強のボクサーの試合ですので、
テリーノリス?知らないよ。
みたいな人はぜひ
見てみてくださいね( ´ ▽ ` )ノ
Terry Norris vs Meldrick Taylor
マイクタイソンのベストKO。番外編
タイソンが刑務所から出所後
初めての復帰戦となった、
ピーターマクニーリ戦です。
ノンタイトル戦とはいえ、
歴史に残る一戦になりました。
みんなが待ち望んでいた
タイソンの復帰戦。
エキサイトマッチでも当時
もちろん生中継で、
浜田さんは今でも、
「この試合以上の歓声を
聞いたことがない」
とおっしゃられるくらい、
ものすごい歓声の中、
タイソンが入場してきます。
ジミーレノンjrに
タイソンがコールされた時は
私も涙が出そうになりました。
ファンはもちろん、
アンチタイソンファンの人も
この日の夜だけは
おかえりムードでしたね
(●´ω`●)
試合は1Rで
決着がついてしまいますが、
タイソンのパンチのキレ、
スピード、パワー。
ブランクの長さを
感じさせない変わらぬ強さを見て、
ホっとしたのを覚えてます。
3年以上のブランクって
ボクシングの世界では
尋常じゃないですからね
(((゜Д゜;)))
この試合を含めた復帰後の
タイソンの精神面の安定、
落ち着き、集中力は
タイソンのキャリアを通して
一番充実していた時期
だったんじゃないかな?
と思います。
キャリア晩年の
表情と比べると、
まるで別人のような
表情をしています。
これが今回の顔。
これがキャリア終盤。
内面が表層化して
外見にでるというのは
本当だとタイソンが
証明してくれてます(笑)
それにしても、、、
ピーターマクニーリのキャラは
秀逸です。
格闘漫画などに出てくる
噛ませキャラを具現化したような、
自分のおいしさを自覚している感じ。
このマッチメークを仕掛けた人は
「わかっているな」
と言わざるを得ませんw
この試合もぜひ入場から
選手コールまでフルで
見て欲しいです^^
www.xn--pckcu0mrev87t1zbp37q.com
Mike Tyson vs Peter McNeeley
マイクタイソンのKOマイベスト5。私のベスト1
マイクタイソンの
ベストノックアウト。
マイベストの、
いよいよ1位の試合です。
この試合がなぜベストなのかは、
試合内容や
フィニッシュシーンの
凄さだけではなくて、
この試合までのプロセスにあります。
フランクブルーノとの第2戦。
いわゆるリマッチです^^
前回はチャンピオンの
タイソンにブルーノが
挑戦する形でしたが、
2戦目では立場を逆にして、
タイソンがブルーノの持つWBCの
タイトルに挑戦するという形でした。
タイソンは、1991年に
ホテルの一室で強姦事件を起こし、
1992年に刑務所へと
収監されました。
6年の懲役刑を
言い渡されてたみたいですが、
3年間服役後の
1995年に仮釈放され、
再起戦をこなして、
約4年ぶりの
世界タイトルマッチへとこぎつけた、
感慨深い試合であります。
そして、これが本当に強い
タイソンを見る最後の試合に
なったと言っても
過言ではありません。
(ブルースセルドン戦かもw)
刑務所に入ってる時の
タイソンはよく読書を
していたみたいで、
服役中にイスラム教に
改宗したりもあったみたいです。
刑務所内では変な取り巻きや
人間関係に悩まされたり、
トラブルもなかったみたいで
表情からも静けさや落ち着き、
どこか穏やかな雰囲気で
心身ともに充実しているようで。
対戦相手に対する敬意や
ボクシングに対する愛をも感じさせる、
そんな雰囲気のタイソンです。
ほんといい表情してます。
このメンタルを継続させれてたら、
取り巻きの人間の中で
もっとタイソンに意見を
言えるような人物がいたら、
(いたとしてもタイソンは
拒絶してたかもですが( ̄▽ ̄;)
もう少し長く強いタイソンを
見れていたのかもしれません。
この日のタイソンはスピード、
パンチのキレ。
どれも全盛期に近いものでしたし、
そこに持ってきて精神面の
落ち着きまで加わると(笑)
この日のタイソンには
誰もかなわないんじゃないか?
とまで思わせてくれます。
ブルーノは決して
弱い選手ではありませんし、
臆病な選手でもないですが、
クリンチしかやることが
なくなってしまった感は
否めません。(^_^;)
でも、このタイソン相手に
どうしろっていうんだ!
と言われたら、
返す言葉もありませんが(笑)
余談ですが、
ブルーノとの1戦目の
次の次の試合でタイソンは
ダグラスに初黒星を喫し
今回のリマッチも、
次の次の試合でホリフィールドに
敗れています。
もちろん偶然ではありますが、
何か因果関係を勝手に感じています。
この鮮やかなKO勝ちで、
またタイソンが一つずつ
他団体のタイトルを統一して、
絶対王者として再び
君臨するんだろうなぁという
シナリオやドラマを
ファンは期待していたと思います。
そんな夢のかけらと言いますか、
わくわく感が凝縮された試合でした。
その後のタイソンの
結末知っている今だからこそ、
この日のタイソンの輝いてる姿が
とてもとても大切に思えたりします。
試合もそうですが、
ぜひ入場から選手コール、
レフェリーのミルズレーンの
「レッツゲットオン!!!」
も見て欲しいです。
ビッグマッチの試合前は
いつ見ても鳥肌ものですね( ´ ▽ ` )
5位と4位はこちら
3位と2位はこちら
Mike Tyson vs. Frank Bruno-2
マイクタイソンのKOマイベスト5。3位と2位
前回に引き続きまして、
アイアン(鉄人)
マイクタイソンの
ベストノックアウト集です。
改めてタイソンの試合を
まじまじと見返してみると、
「おぉー」とか「ヤバい」とか
「すげー」とか
無意識に声が出ちゃいます
(笑)
やっぱタイソンの試合は
興奮しますね!!(*゚∀゚*)
では早速、マイベストの3位の試合です。
統一世界ライトヘビー級王者。
元IBF世界ヘビー級王者の
マイケルスピンクス戦です。
私の友人のお兄さんが
試合開始直前に、「
ちょっとトイレに行ってくる」
とテレビから離れ、
トイレから戻って来たら、
もう終わってた。
なんてひとつ話が
学校で流行ってた
記憶もありますが、
そんな逸話ができるほどの
タイソンらしい速攻劇でした。
この試合のスピンクスが
色んな媒体で繰り返し
リピートされるので、
スピンクスって弱かったよね、
みたいな感じの印象はありますが、
スピンクスは強かったです
(笑)
何はともあれオリンピックの
金メダリストですし、
この日まで無敗ですし、
ホームズにも勝って
ヘビーのタイトルも獲って
2階級制覇まで達成してますし、
ライトヘビーの
統一チャンピオン時代は
ほぼ無敵の強さを誇ってましたし、
と、弁護すればするほど
切なくなってくるほどの
白目剥きノックアウトでした。
立ち上がろうと頑張ったのですが、
半身のまま崩れ去っていく姿は、
映画やアニメでも
あそこまで美味しくKOされる
選手の演出はできないくらい
見事な散りっぷりです(゚∀゚)
逆にヤらせなんじゃ?
くらいの勢いあります。
スピンクスの調子が悪そう
だったというのを考慮しても、
この時のタイソンを観て、
ずーーーっとタイソンは
負けないんだろうなと
子供心に思っていました
(*´ω`*)
Michael Spinks V Mike Tyson
続きまして第2位です。
史上最年少20歳と5ヶ月で
タイソンが初めて獲得した
ヘビー級のタイトルマッチ。
チャンピオンの
トレバーバービック戦です。
これは、絶対に外せない
試合ですよね(*゚∀゚*)
個人的にKOシーンだけなら、
これ以上のは無いんじゃ?
くらいです^^
エキサイトマッチでも
ジョーさんがこのKOシーンを
振り返って、
「一粒で二度おいしい、
ではないですけど、
一発で2度も3度も美味しい」
と、
例え話的な解説もしてました。
スーパースターの誕生は
いつもセンセーショナルです。
バービックもチャンピオンらしく
真っ向から迎え撃つ姿勢で、
モチベーションの高さが
この劇的なフィニッシュシーンに
結びついたと思います。
昔は正直、何度もリングに這う
バービックをみて、
みっともないとか
恥ずかしいとか思っていた
ような気がします。
でも、いまは何度も
立ち上がろうとしている
めちゃくちゃかっこよく見えます。
・゜・(ノД`)・゜・
カッコ悪いとか思ってた自分が
恥ずかしいです。
最後のタイソンの左フック、
こするというか、
かすめたような当たり方で
あれだけ効かせるって
完全に凶器のレベルです
(笑)
タイソンは左右共に
強いパンチを打ち込める
選手でしたが、
左フックが特に強かった
印象がありますね( ´ ▽ ` )
次回はいよいよ1位の記事を
書いていこうと思います。
Mike Tyson Vs Trevor Berbick
マイクタイソンのKOマイベスト5。5位と4位
アイアン(鉄人)
マイクタイソンの
ベストノックアウト集です。
ランク付けするなんて何様だ。
という感じで恐縮ですが、
私の少年時代のヒーローの
マイクタイソンの強さ凄さを
再確認したかったことと、
間違いなく地球上のボクサーで
最強だったのに、
様々なスキャンダルや、
キャリア晩年の精彩を欠く
試合が続いたせいか?
2016年現在ではあまり正当に
評価されていない感覚や
寂しさなどがありまして、
改めてタイソンは
めちゃくちゃ強かったんだ
ということを(笑)
このブログにも残しておきたい。
そんな気持ちが
強くなりました( ´ ▽ ` )ノ
選考基準は、
・派手なノックアウトである。
・世界タイトルマッチである。
・思い入れの強い試合である。
・タイソンの強さが際立っている。
などを踏まえてベスト5
を作りました。
第5位
ピンクロントーマス戦です^^
懐かしいですね~
まず気になるのは、
タイソンの髪が長い
ということです。(笑)
トーマスは噛ませっぽい
雰囲気ですが、
少し前まで世界チャンピオン
だった人です。
元チャンピオンだけに、
さすがに上手く戦っていたと
思います。
当時のタイソン対策として、
多くの挑戦者が
タイソンと距離を取って戦う
作戦が多く見受けられましたが、
その多くはタイソンの
プレッシャーが強すぎて、
脚を使わざるを得ない
状況に追い込まれていた
ように感じます。
トーマスの場合は
ただ脚を使うだけではなくて、
くっついたらクリンチ、
離れてジャブ、
ワンツーを徹底してディフェンスの
集中力も切らさずに、
KOラウンドまで
決定打を喰うことなく、
まさに大善戦だったと言えます。
ただ、トランクスが
ピンクロンだけに
ピンクだったことが
引っかかります。
やっぱピンクじゃ勝てねぇだろ。
と感じてしまいますね(*゚∀゚*)
最後のタイソンの
コンビネーションの詰めは
まさに鬼です。
全盛期のタイソンの詰めは
ライオンや虎を彷彿とさせるものが
ありました^^
Mike Tyson VS Pinklon Thomas
第4位はラリーホームズ戦です^^
試合前のリングに
モハメドアリがいるのが
テンション上がります(*´ω`*)
どうでもいいですけど、
この頃からリングアナの
マイケルバッファは
「レッツゲディトゥランボー!!」
と叫んでるんですね^^
今だにラスベガスでは
ジミーレノンJr.と
マイケルバッファが
リングアナを務めることが
多いので息が長いなぁと思います。
息が長いと言えば、
挑戦者のラリーホームズも
息の長い選手でした。
50歳近くまで戦っていた
記憶があります。
人気はそれほどなかったですが、
ヘビー級の王座を
20度近く防衛して絶対王者として
君臨していた時代も長かった
名チャンピオンでもありました。
キャリアの最初の方は
モハメドアリの
スパーリングパートナー
だったことや
ファイトスタイルも
アリによく似ていたことから、
アリのコピーと
呼ばれていたみたいです。(
不本意だったと思います(>_<)
タイソンとの試合でも、
ホームズはチャンピオン時代が
長かったこともあるのか、
チャンピオンのような風格を
感じさせる試合運びに見えました。
全盛期の動きとは言えないにしろ、
フットワーク、速いジャブ。
タイソンが入ってくる
タイミングに合わせて打つ
ストレートやアッパーは
さすが一級品という感じです^^
最初のダウンとなった、
タイソンの右ストレートは
鬼すぎなのですが(笑)
その後歯を食いしばって
タイソンの猛攻を凌ごうとする
ホームズの姿には
チャンピオンだった意地を感じ、
素直に「かっこいい」
と思いましたヽ(;▽;)ノ
最後、タイソンのフックで
沈んでいくホームズ。。。
記念すべき新旧交代劇
だったと思います。
Mike Tyson VS Larry Holmes
ナジームハメドのベストバウト③ベストワンパンKO
先に断っておきますと、
ブヤニブングは
すごく強い選手でした。
以下、ウィキペをコピペです↓↓↓
IBF世界スーパーバンタム級歴代王者、南アフリカのプロボクシング世界王者最多となる13度の防衛に成功し(同じ階級での防衛回数では2位、最多はウイルフレド・ゴメスの17度)、南アフリカの軽量級屈指の人気ボクサーで同国のボクシング界の英雄で高い人気を誇る。The Beast(獣)またはCarousel Kid(回転木馬)の異名を持ち打たせない防御の高さとスピードと手数で圧倒し打ち合いも備えている選手。
13回も防衛して、
二階級制覇を目指してハメドに
挑戦という形でした。
13回防衛といえば、
具志堅用高の防衛記録と
同じですからね!(゚o゚;;
具志堅が2階級目を獲りに、
階級を上げて挑戦と
思っていただけたら、
もっとシンパシーを
感じるのではないでしょうか。
(全く感じない気もします)
そんなブングさんですから、
ハメド有利とはいえ、
かなり苦戦するのではないか?
というのが大方の
予想だったわけです。
KOシーンも当然
ショッキングだったのですが、
何が驚いたかといえば、
開始から終わりまで
終始ハメドがブングを
圧倒してしまい、
あのブヤニブングが
何もできなかったということに
ファンは驚いたわけです。
当時、エキサイトマッチの
解説の浜田さんも
かなり驚いてました(笑)
「いやぁーここまで
一方的になるとは
思わなかったですねぇー」
いや、ほんとですよ(笑)
ただ、ブングがかなり動きが
硬かったというのはありますが、
アンチのハメドファンを
沈黙させるには充分な内容でした。
ハメド強し!
を決定づけたような
試合でしたね^^
これぞナジームハメドの
ベストバウトだったと
思います( ´ ▽ ` )ノ
そして、この試合の
ハメドの入場シーンが
歴代のハメドの入場の中でも
ベストな入場だったことは
言うまでもありません(笑)
Prince Naseem Hamed vs Vuyani Bungu
ナジームハメドのベストバウト②事実上の王座統一。あのウィフレドバスケスが何もできず。
あのウィフレドバスケスが
こんな負け方をしてしまうくらい、
この頃の
ハメドは強かったです。
バスケスは前にも
ブログで書きましたけど、
日本人キラーで、
何人もの日本人ボクサーたちが
挑んでは撃退されてきた
歴史もあり、
バスケスが強いことは
誰しもが認めている中での、
このハメドの圧勝劇。
世界って広いな。と、
使い古された言葉ですが、
しみじみ感じます。
バスケスはWBAの
チャンピオンだったのですが、
ハメドに挑戦をすることが決まり、
WBAのベルトを
剥奪されてしまった
経緯がありますが、
事実上WBA、WBOの
統一戦だったと言って
過言ではありません。
ビッグマッチだったこともあり、
バスケスはやや
緊張気味に見えます。
ハメドはリラックスしすぎです
(笑)
試合前のパフォーマンスでも
バスケスは後手後手に
回っていた感じです。
リングイン後のハメドに
挑発されてから睨み返すとか、
名前のコールの時に、
ハメドが両手を挙げてから
遅れて挙げるとか、
この時点でハメドの術中にはまり、
冷静さが欠けてるように
見えました。
ここら辺の心理戦も
さることながら、
この試合を決定づけたのは、
やはり、
「スピードの差」
脚のスピード、
パンチのスピード
とにもかくにも、
このスピードの差が
どうにもならなかった感じです。
バスケスが遅く見えるのは
ハメドが速すぎたんだと思います。
バスケスのクリーンヒットは
一発だけだったですかね?(>_<)
あれだけ当て勘のいい
バスケスが一発くらいしか
当てられないほどの
深刻なスピードの差でした。
この試合を最後に
バスケスは世界戦線から離脱。
引退へと進みます。
最後の世界戦となりました。
ハメドの強さだけが目立つ、
まさにハメドの
ハメドによるハメドの為の
(笑)
悪魔王子のベストバウトでした^^
Naseem Hamed vs Wilfredo Vazquez
ナジームハメドのベストバウト①ベスト逆転KO
最近、昔のハメドの試合を
振り返って見ていた。
ということもありまして、
ハメドさんの快勝、
ベストバウトを
何回に分けて
書いていこうと思います。
まずは、ハメドの
ベスト逆転KOの、
オーギーサンチェス戦です^^
それはケビンケリー戦
では?
という声も聞こえてきそうですが、
ケリー戦は有名すぎて、、、
というのもあり少しマイナーな
この試合の方が
なんか玄人っぽいかな?
とか思いまして、こちらを
チョイスです(*゚∀゚*)
こいつ知ってるな感を
出したいんで笑
KOされた後、
担架で運ばれるサンチェスの
姿を見るまでもなく、
改めてハメドは
ハードパンチャーだったんだなと
再確認できる試合です。
サンチェスは
オーソドックススタイルで
スピードもパンチもある、
強い選手でした。
スリップと判定されたとはいえ、
ハメドからダウンを
取ってますし、
何回か効かせたパンチも
打ち込んでいます。
以前のブログにも書きました
マルコアントニオバレラ戦、
バレラもきっと、
この試合のサンチェスの戦い方を
参考にしたのでは?
と思えるくらいサンチェスは
うまく距離をとって、
戦っていたと思います。
ほんとに
惜しかったなぁという感じです。
最後のダウンシーンは
ハメドの
コンビネーションが
速すぎて、
倒れた瞬間にレフェリーが
ストップしたのを、
「ストップ早くね?」なんて
思ったのですが、
スローモーション映像を観ると
「そりゃ止めるよね( ̄▽ ̄;)」
という感じでした、、、
この試合のレフェリーは、
正直うまくないというか、、、
むしろ下手(*゚∀゚*)な
レフェリーだったと思いますが、
ストップのタイミングは
完璧でしたね。
オーギーサンチェスの
その後はわからないですが、
引退だったのでしょうか、
才能がすごくありそうで、
人気も出そうな選手だったので
残念ですね。
それはさておき、
華のあるハメドらしい
逆転ノックアウトの試合なので、
まだ観たことないよという人は
是非みてみてくださいね^^
Prince Naseem Hamed vs Augie Sanchez
レノックスルイスVSドノバンラドック。ラドックが壊された日。
前回の記事で、
ホリフィールドVSボウの
3試合を書いてきましたが、
ちょうど同じ時期に
レノックスルイスVS
ドノバンラドックの
忘れがたい試合もありました。
タイソンが刑務所に収監され、
ヘビー級はまさに
戦国時代
と言われた時期でも
ありました^^
ホリフィールド、
フォアマン、
マイケルモーラー、
リディックボウ、
トミーモリソン
そして今日の試合の二人、
レノックスルイスと
ドノバンラドック。
主役のタイソンは不在とはいえ、
スター性のある役者が
揃っている時代でした。
2016年現在では
この試合は
レノックスルイスが勝つでしょ、
という感覚ですが、
当時はドノバンラドックが
実力では最強と思われていて、
ホリフィールドやボウ、
そしてレノックスルイスよりも
評価されてました。
あのタイソンと20R近く戦って
ノックアウトされずに、
大善戦だったことも
評価を上げた要因でした。
なので、ルイスとの試合も
ルイスの地元イギリスでの
試合にも関わらず
ラドック有利というのが
大方の予想でした。
リングに上がってからの
ラドックの表情を見ても、
自信満々です。
www
「オレはタイソンにも
善戦したから、
オマエには負けるわけない」
的な、
もはや自信満々を通り越して
ルイスをおちょくり気味に
振舞ってますね( ̄▽ ̄;)
この姿がこの後の
悲劇のわかりやすいフラグというか、
伏線になっております(笑)
1R終了間際、
ルイスの強烈な右ストレートが
ラドックのテンプルに命中します。
試合はこの一撃で決まったと
言っていいですが、
ラドックの選手生命も
ここで終わった
と言えます。
このKO負けの後、
あのタイソンにも
KOされなかった打たれ強い、
タフなラドックを見ることは
もうありませんでした。
この試合のダメージなのか、
急激に打たれもろくなり、
ヘビー級の世界チャンピオン
間違いなしと言われていた
ラドックは結局無冠のまま
キャリアを終えることになります。
(去年50歳を過ぎて
カムバックしましたが(^_^;)
レノックスルイスはその後、
絶対王者の地位を獲得し、
チャンピオンのまま
引退するなど、
華やかなキャリアを歩みました。
ラドックはすごく好きな選手
だっただけに
本当に残念です。
ジョー小泉さんの
エキサイトマッチの解説でも、
「もしあの右ストレートを
あそこまでまともに
食わなければ、、、」
といった解説がありましたが、
ボクシングに「もし」
は禁物なのですが、
もしラドックが勝って
リディックボウや
ホリフィールドと戦ったら?
とか想像すると、
観てみたかったなぁ
というのが本音ではあります。
明と暗が
はっきりくっきりと交錯した、
ヘビー級の歴史に残る
名勝負でしたね(*´ω`*)
Lennox Lewis vs Donovan Ruddock
イベンダーホリフィールドVSリディックボウ③いよいよ最終章、壮絶KO決着
イベンダーホリフィールドVS
リディックボウの3戦目です。
一勝一敗で迎えた3戦目なので、
いわゆるラバーマッチです。
ホリフィールドとボウの試合は
どれも激闘なのですが、
その中でもこの3戦目は
ダウンの応酬の
激しい打ち合いとなり、
文字通り「死闘」
だったと言えます。
しかもノンタイトルって
いうのも熱いんですよね(笑)
ノンタイトルなんかい!
っていうね^^
アリVSフレージャーの3戦目の
スリラインマニラにも、
勝るとも劣らない
素晴らしい試合でした。
6Rにホリフィールドの
左フックでボウが
ダウンしたシーンは、
テレビを観ながら
思わず立ち上がってしまった
思い出もあります。
この場面は俳優の香川照之さんも
立ち上がって、
「ホリフィールド行け!!」
と叫んでしまったという
話もありました(笑)
この試合前にホリフィールドは
心臓疾患がどうのこうの、、、
みたいな話もあり、
前回ボウに勝っているとはいえ、
年齢的な問題もあったりで、
賭け率ではホリフィールド不利の
予想だったことなどが加味されて、
このダウンシーンの衝撃は
ハンパありませんでした。
ボウがあんなにキレイに
効かされて倒れたのは
最初で最後だったと思います。
ボウの身体は1戦目2戦目3戦目と、
どんどん大きくなって、
ホリフィールドの髪の毛は
どんどん薄くなって、
この3戦目では全く無い状態も
衝撃的ではありましたが
(*゚∀゚*)
最後の打ち合いで
ボウの右クロスでばったりと
倒れたホリフィールドの
死ぬときは前のめりという
かっこよさ(*´ω`*)
結局ホリフィールドが
好きということで
ホリフィールド目線に
なってしまいますが。
このKO負けのあと、
ホリフィールドはタイソンに
勝つというまさかの
(((゜Д゜;)))
王座返り咲きという
シナリオが用意されているとは、
この試合を観た誰もが
予想だにしなかったと思います。
ホリフィールドVSボウは
3試合でワンセットという
意味が伝わってくれたら幸いです。
語り継がれる
名勝負だったと思います。
Evander Holyfield vs Riddick Bowe 3
イベンダーホリフィールドVSリディックボウ②OnceAgain!!に鳥肌。
私の生涯ベスト級の試合。
イベンダーホリフィールドVS
リディックボウの2戦目です
(´∀`*)
やはり、
ホリフィールドのボクシングは
かっこいいなと
改めて思いました。
そう感じさせてくれる
ボクサーの1人です。
ジョー小泉さんも
ホリフィールドが好きって
言っていましたが、
ボクシング好きで
ホリフィード嫌いな人は
少ないと思います。
さて、
第一戦は激闘だったとはいえ、
内容的には完敗だった
ホリフィールドだったので、
この試合の賭け率は
ボウ有利に傾いていました。
試合開始すぐにボウは
積極的に打って出てきた。
あたりにも自信がうかがえます。
序盤はアウトボクシング気味に
足を使って、ホリフィールドは
ボクシングをしようとしていた
と思います。
というか、アウトボックスする
作戦だったんだと思います。
しかし、前回よりも
体重も重くなっていそうな
ボウの圧力に押されて
うまく捌くことができないまま、
序盤はボウ優勢に
進む形になりました。
流れが変わったのは、
4Rの終了直前から
ゴングの後まで(笑)
繰り広げられた打ち合いで、
ホリフィールドらしい
鬼気迫るパンチで
流れを強引に手繰り寄せました。
(次のラウンド、ボウは少し
弱気な表情に見えます)
ホリフィールドの心臓の強さには
逆に呆れます(笑)
と、ホリフィールドには
いい流れで来たところに
有名なパラシュート男の
乱入がありました(((゜Д゜;)))
この試合、
このパラシュート男のせいで
普段ボクシングを
見ない人達にまで
知れ渡った試合だったことを
思い出しました。
普通のニュースで
流れてましたよね^^
動画ではカットされてましたが、
20分くらいの中断があって、
水を差された感じには
なっちゃったんですが、
再開後、両者にそれほど
影響があったようには
見えなかったことが
唯一の救いでしたね。
判定の結果は2-0で、
圧倒的不利の予想を覆して、
ホリフィールドの
勝ちになりました!
マイケルバッファの
「ワンスアゲイン!」
のコールに大歓声が上がって、
ホリフィールド以上に
セコンドや身内が
歓喜している絵がすごく素敵です。
喜びを爆発させるよりも
淡々と勝利を
受け止めている姿のほうが
僕はけっこう好きで、
感動しちゃいます(●´ω`●)
余談ですが、
ホームランを打った
松井秀喜選手が
無表情でベースを
駆けていく姿も好きです。
これは個人的な趣味なので、
爆発系がダメとか
じゃないんですけど、
当事者が感情的になっていないと、
周りがもっと喜べるんじゃないかな、
と思うんです。
(ホリフィールドは単純に
疲れすぎていただけ感も
ありますがw)
ホリフィールドの
魅力が詰まった試合ですので
是非ぜひ観てほしいです
(*´ω`*)
RIDDICK BOWE vs EVANDER HOLYFIELD 2
イベンダーホリフィールドVSリディックボウ①伝説の戦いの幕開け。ホリフィールドの男気!
前に書いた記事で、
タイソンのライバルは
ホリフィールドではなく、
ラドックだったと思う。と
ブログに書いたのですが、
ではホリフィールドの
ライバルは誰だったかと考えると、
こちらのリディックボウだった
と思います^^
二人は3回戦って、
そのどれもが激闘でした。
今日はそんな
イベンダー”リアルディール”
ホリフィールドVS
リディック”ビッグダディ”ボウの
第一戦の
世界ヘビー級タイトルマッチです。
タイソンが統一していた
タイトルだったので、
WBA,WBC,IBFの3つの団体の
統一タイトルマッチでした^^
ちなみに、ホリフィールドは
ひとつ下のクラスの
クルーザー級でも
統一チャンピオンだったので
2階級で統一王者に
なったことになります(((゜Д゜;)))
しかもホリフィールドは
ヘビー級のチャンピオンに
4回も返り咲くという
凄すぎて逆に引くくらいの
レジェンドになるのですが、
この日までのホリフィールドは、
そこまで世間の評価が
高かった感じではありませんでした。
タイソンに勝ってタイトルを
獲ったわけではなかったことや、
元々クルーザー級だったくらいで、
ヘビー級にしては小柄だったこと、
これまでの防衛戦も
フォアマンやホームズなど、
昔のビッグネームばかりで
本当に強い挑戦者と
戦っていなかった
(と思われていた)
過小評価されまくっていたわけです。
ホリフィールドの性格を鑑みると、
相当悔しかったんじゃないかな?
と思います。
当時無敗の最強の挑戦者である
リディックボウ戦を迎えて、
接っているとはいえ、
ホリフィールド不利の予想が
立っていたと記憶しています。
プライドが傷ついて、
闘争心に火がついているのも
あるんでしょうか?
ホリフィールドの
燃えるような闘志で
果敢に打ち合う姿、
ダウンを取られても諦めずに
ファイトする姿。。。
勇気がありすぎの
前に常に出続ける姿勢。
少し分けてほしいその精神力
(笑)
結果的にこの試合は
ボウの判定勝ちに終わるのですが
皮肉なことにホリフィールドの株は
負けてから急上昇!!
という形になりました。
「あれ?ホリフィールドって
こんなに強かったの?
(((゜Д゜;)))?」
みたいな感じだったんですかね。
そんな自分も、この試合から
ホリフィールドが好きになった
人間なので、
完全に大衆側でした(笑)
2Rの打ち合いや、
10Rのダウン寸前まで
追い込まれた後の壮絶な打ち合い、
最終回のゴングが鳴ったあとの
立ち尽くすホリフィールドの姿は
たくさんの人に勇気と
感動を与えたと思います。
心情的にはホリフィールド
頑張れでしたが、
この日のリディックボウは
すごく調子もよく、的確で、
左右のコンビネーションも
非常にキレてたと思います。
そもそも身体もシャープでしたね。
ホリフィールドの
誤算があったとすると、
くっついた後の接近戦の打ち合いで
ボウのパンチがあれほど
インサイドから来ると
思っていなかったように思います。
大振りがほとんどなく、
内側内側に狙って打つことで、
ホリフィールドのフックより早く
ボウのパンチが的確に
ホリフィールドを捉えました。
右のアッパーも接近戦で
効果的にホリフィールドを苦しめて、
10Rのふらつかせたパンチも
このアッパーでした。
ホリフィールドだったから
判定までいきましたが、
並の選手だったら間違いなく、
KO決着だった思います。
ホリフィールドの頑張りによって、
熱い名勝負になりました。
ホリフィールドVSボウは
1.2.3戦で一つのパッケージですので
(勝手にそう思ってる)
次回は2戦目、3戦目を
レビューしていこうと思います
( ´ ▽ ` )ノ
Evander Holyfield - Riddick Bowe 1
ナジームハメドVSマルコアントニオバレラ。悪魔王子、陥落。【動画あり】
www.xn--pckcu0mrev87t1zbp37q.com
バレラ悪魔を討伐!!
ナジームハメドVS
マルコアントニオバレラの
ビッグファイトです。
バレラには申し訳ありませんが、
この試合は番狂わせだったと
言わせてもらいます。
当時、バレラも人気実力共に
申し分なしの世界の
トップファイターでしたが、
無敗でスターのハメドが
バレラに勝つという予想が
圧倒的に多かったと思います。
また、
ハメドはオーソドックススタイルの
選手を得意にしていたことや、
バレラがそこまでスピードのある選手
ではなかったことも、
ハメド有利の予想に
傾いた原因かもしれません。
ただ、入場時からハメドには
不穏な空気が
漂ってました。
(゚∀゚)
いつもはリングインする時に、
トップロープに両手をかけて、
クルッと一回転して
リングに降り立つパフォーマンスも、
この日はやろうとして躊躇して、
結局やらず(笑)
こんなハメドは初めてでした。
問題の入場の動画です。
試合がはじまってみると
いつものハメドという感じでしたが、
1Rにいきなりバレラの
左のカウンターを浴びて
のけぞります。
この一発で、
ハメドはいつものボクシングが
できなくなった感じでした。
というか、
バレラがさせなかった。
というのが正しいかもしれません。
それにしても、
バレラの戦略、
戦術は見事でした(*´ω`*)
ハメドとはこうやって戦うんだよ。
と、さすがは弁護士を
志していただけのことはあるバレラ。
超頭脳的なボクシングで
ハメドを翻弄します。
ポイントでは中盤まで
ほぼイーブンでしたが、
リングジェネラルシップ、
主導権は終始バレラが握って、
試合をコントロールしていました。
離れた距離でのジャブの突き合いで、
ハメドは突き負けてしまったのも
痛かったです。
ハメドが中に飛び込むと
バレラはカウンター。
離れたらジャブ。
カウンターを打ち込めなかったら
クリンチ。
ほとんどルーティン作業のように
淡々と作業をこなすようなバレラ。
途中エキサイトする
シーンもありましたが、
ずっと同じ距離を保つことに
ものすごく神経を使って、
すぐに冷静になって
頭を切り替えていたように感じます。
ここら辺にもバレラの
強さ(したたか)
をうかがい知ることができますね。
アウトボクシング、
ヒットアンドアウェイ、
などありますが、
この日のバレラは
徹底した距離の管理
という感じでした。
ハメドを研究し尽くして
臨んだことが
観ている方にも伝わってきます。
ハメドは事実上、
この試合を最後に
引退してしまいましたが、
もっとハメドの試合を
見たかったなと。
いまだに思います。
いちファンとして残念です(;_;)
バレラの素晴らしい
ボクシングが冴える
まさに名勝負でした( ´ ▽ ` )ノ
www.xn--pckcu0mrev87t1zbp37q.com
Marco Antonio Barrera vs Prince Naseem Hamed
オスカーデラホーヤVSフェルナンドバルガス。ライバル対決!これぞ世界の中間距離。
オスカーデラホーヤと
フェルナンドバルガスの
スーパーウェルター級
WBC,WBAの王座統一戦です。
いい試合だった
記憶はあったのですが、
見直しても、
やはりいい試合でしたね。
(●´ω`●)
名勝負は色褪せません。
バルガスはデラホーヤに対して
ライバル心があったのか、
生理的に嫌いだったのか(^_^;)
試合前から挑発行為が
すごかったと記憶してます。
戦前の予想も接っていて、
バルガスが勝つと
予想しているファンも多かったです。
試合が始まってみると
中間距離での
レベルの高い打ち合い、
ほぼクリンチもない状態で
デラホーヤもバルガスも手数が多く、
お互いを痛めつける系の試合でした。
ポイントもほとんど
イーブンのまま、10Rを迎えます。
残り10秒での打ち合いの
最後にデラホーヤの左フックが
バルガスの顔面を捉えます。
この一発が試合を決めました。
この一発がなければ、
判定までもつれ込んで
あるいはバルガスが
勝利していたかも?
という可能性もありますが、
ボクシングにはタラレバは
厳禁なので^^
こういう接戦をきっちりと
モノにしてしまうデラホーヤが
やはり強かった。
ということだと思います。
試合の後日、
デラホーヤはバルガスを
食事に誘ってレストランで
待ち合わせをしたみたいですが、
レストランに着くなりバルガスは
「オレは負けてない」
とデラホーヤに対して
変わらぬ敵対心を
剥きだしだったようで
これでデラホーヤも
バルガスと仲良くすることを
諦めたという逸話がありました。
デラホーヤの
人懐っこさも素敵ですが、
バルガスの負けても迎合せずに
意地を貫く姿勢も、
それはそれでかっこいいなと
思います(*´ω`*)
チャンピオン同士の意地と
プライドが交錯した
名勝負でしたね( ´ ▽ ` )ノ
Oscar De La Hoya vs. Fernando Vargas